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散歩道の風景  写真集(No.27)

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琵琶湖産貝類
琵琶湖産貝類
滋賀県大津市堅田港

 琵琶湖で見つかる貝類の殻です。上段左から、ナガタニシ、セタシジミ、マツカサガイ、下段はササノハガイです。
 琵琶湖は歴史が長いので、独特の生物がいるといわれています。ナガタニシ・セタシジミは琵琶湖とそれにつながっている淀川水系でのみみられます。 その他のものは全国的に見られるようです。このうちササノハガイは、他の地域のものと少し形が違っています。 種類によって、形の変化の程度が違っています。
 現在みられる琵琶湖独特の生物が現れてくるのは、長い琵琶湖の歴史の中でも最近になってからのようです。
トビイカ
トビイカ
伊豆大島沖

 船のデッキから海面を眺めていると、水中から勢いよく飛び出す生物がみられます。ほとんどがトビウオですが、たまにイカの姿もあります。
 イカは、漏斗から勢いよく水を噴射して飛び出した後、 エンペラ(耳)の部分を大きく広げているのと足を平たく並べ膜のようにして翼の代わりとしています。
 生物の種類によって、翼として使う器官は様々なようです。
オパキュリナ
オパキュリナ(大型有孔虫化石)
鹿児島県知名町(沖永良部島)沖泊海浜公園

 新生代新第三紀中新世の示準化石とされていますが、現在でも見られるようです。
 有孔虫とは、石灰質の殻を持ったアメーバのような生物です。いろいろな地質時代に、それぞれに違った特徴を持った有孔虫が大きくなりました。 この時期にも何種類かの有孔虫が大きくなっています。
 オパキュリナはカタツムリを押しつぶしたような形になるのが特徴です。 直径は5mmくらいですが1cm近くにになることもあります。広い面に沿って砥石で削っていくと渦巻き模様が見えてきます。

ハチノスサンゴ
ハチノスサンゴ
宮崎県五ヶ瀬町祇園山

 古生代シルル紀〜デボン紀の示準化石です。
 放射状に広がる筋がみえます。サンゴが成長するにつれて、だんだん横に広がっていってできたものです。 この方向と直角な断面(サンゴの表面)をみると、細かい蜂の巣のような模様がみられます。 この模様から、化石の名前がつけられています。
 これは五ヶ瀬町木地屋前に置かれていた石に入っていたものです。
クサリサンゴ
クサリサンゴ
宮崎県五ヶ瀬町祇園山

 古生代シルル紀の示準化石です。
石の表面に波うった筋がたくさん並んでいます。右側では、楕円形のコブのようなものに変わっていきます。 コブの間にある模様をみると、鎖が並んだようにみえるのでクサリサンゴの名前がつけられました。 縦(成長)方向の断面をみています。
 これは五ヶ瀬町木地屋前に置かれていた石に入っていたものです。
ライチョウ
ライチョウ
富山県立山室堂平

 ライチョウは氷河時代の生き残り(レリック)として日本アルプスの高山に生息しています。 冬と夏で羽の色が変わるということでも知られています。実際には、春に羽根が変わった後、もう一度変わります。 全部で3回変わることになります。写真のものは、夏から秋にかけての羽根になります。地面とよく似た模様になっています。
アマミヤマシギ
アマミヤマシギ
鹿児島県徳之島

 奄美地方にいるシギの仲間です。本州やユーラシアにいるヤマシギに比べて、足がずんぐりしている、額のところが灰色ではなく茶色であるなど、 いくつか違いがあります。
 分布域は、奄美大島のみと書かれているものから沖縄渡嘉敷島までと書かれているものまで色々あります。 特定の地域にのみ生息している生物はその地方の固有種とされます。これは、奄美(+沖縄)地方の固有種ということになります。
アマミノクロウサギ
アマミノクロウサギ
鹿児島県徳之島

 鹿児島県の奄美大島と徳之島に生息するウサギの仲間です。全体的に黒っぽい色をしていることからその名前がついています。
 普通のウサギに比べて、耳が短いこと、足(特に後足)が太く短いこと、爪が大きいことなどで区別できます。 これらの特徴は、原始的なウサギに見られるものとされていて、ウサギの祖先の生き残りではないかと考えられています。 土の中に穴を掘るのに適したからだのつくりをしています。




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