ヨッシンと地学の散歩 > 旅行記
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2014/6/25-7/1 小笠原諸島


01    計画立案

 6月7月は梅雨に入るので、旅行をするにしても雨にあいそうです。国内では北海道と小笠原は梅雨がないので、このどちらかにすると雨にかからなくてすみそうです。小笠原はいってみたいところの上位に入っていますから、ここに行くことで計画を立ててみることにしました。
 小笠原でみたいものはいくつかあります。独特の生物群、貨幣石や無人岩、それと星です。星のことを考えると月明かりのないときに限ります。6月7月ともに新月は27日です。この前後になるでしょう。7月27日前後だと国内でも梅雨が明けているところがありますから、小笠原でなくてもよさそうです。6月頃なら、小笠原高気圧が勢力を伸ばしてくる頃なので天気もよさそうです。6月にします。

02 06/25 竹芝出航

 出発日の朝です。早い新幹線に間に合うように自宅を出発する事ができました。新大阪経由で行きます。東京で乗り換えたのが品川で乗り換えたのかはっきりしません。朝のラッシュの終わりかけた頃です。大きな荷物を抱えて乗り込むのは大変だったような気がします。
 浜松町駅から竹芝桟橋までのコースも昔とだいぶようすが変わっています。芝離宮の庭園が整備されて公園になっています。帰りに見ることにして先を急ぎます。船の乗船手続きが待っています。

03 06/26 聟島列島沖 カツオドリ

 夕陽や朝日、夜の星の記録がありません。星は船で揺れるので撮影は無理としても、夕陽とかはどうしてないのか気になります。出発前は、梅雨前線が日本列島の南側で停滞していたような気がします。その影響で、夜中は雨だったのかも知れません。朝デッキにでたときは水浸しになっていたような気が何となくしてきています。記事作成のために天気図を見直してみたら、前線は北緯30度付近にあって、低気圧が通過しています。雨の中心は鳥島沖を通過していた頃になりそうです。

04 06/26 父島到着

 聟島列島の写真はありませんでした。霧で見えなかったのか、太陽の方角だったから無理しなかったのか、カツオドリに見とれていたからなのか、どれなのでしょう。
 2時間ほどしたら、父島列島の北端に近づいて島影が見えるようになってきます。左側の小島が孫島、大きな島が弟島です。

05 06/26 父島 大神山公園お祭り広場

 父島に着いてから、いったん宿によったのかははっきりしません。GPSロガーの記録では正午ごろに宿のある場所にいたことになっています。宿によって荷物を置いた可能性は高そうです。となると、宿の人が迎えに来てくれていたのかな。
 最初にビジターセンターにいくことにしていましたから、センターには間違いなくよっているはずです。残っている資料を見ると、父島内の観光場所で見られる花を中心に書かれたパンフと、大神山公園の散策マップがあります。このような資料を入手したようです。

06 06/26 南島へ

 南島ツアーの集合時刻が近づいてきたので、ツアー会社に向かいます。お祭り広場から港側に少し戻ったところ、道路反対側にあります。手続きをしてから、シュノーケリングの説明と着替えがあります。泳げませんからこれはパスです。実際のところは浮かぶくらいはできます。めがねを取ると何も見えないのでわざわざそこまでする意味がないだけです。度付きの水中マスクもあるみたいですが、どれほど役に立つのか疑問です。

07 06/26 南島上陸

 南島の鮫池に入っていって、これから上陸となります。といっても、ここには桟橋がありません。上陸方法はかなりワイルドです。船の舳先を岩場につけ、エンジンを微速前進にして舳先を岩に押さえつけて離れないようにします。その状態で、舳先から岩に飛び移って上陸達成です。先行して入った船からこの方法で上陸しているようすがみえます。

08 06/26 南島 扇池

 峠からは道が2つあります。右側の尾根を登って高台に行く道とそのままますぐ行って正面の窪地に下りて行く道です。先のグループが高台の方に行きました。高台側はいっぱいになっているということで、先に窪地の方に下りて行くことになりました。
 窪地には砂がたまっています。周囲を取り囲む岩の一部に穴が開いていて、そこから海水が入りこんでいます。この部分は扇池といいます。

09 06/26 南島 扇池から展望台

 この後は高台にあがる予定です。先に登ったグループは高台から降り始めようとしているところです。我々のグループは扇池周辺に集まっています。高台のグループが降りてくるとすぐに出発になりますから、扇池の近くで待機です。降りてくるのを待ちながら、周辺を見直してみることにします。
 待機場所に戻る途中に見えた扇池です。右側の方向に穴が開いていて海とつながっています。海水はその周辺にだけ入ってきています。底が低くて海水がたまっていますから、穴から砂が少しずつ運び去られているのでしょう。手前を横切るようにウミガメの這い跡があります。

10 06/26 南島から兄島瀬戸へ

 南島上陸の後は、シュノーケリングとドルフィンスイムです。南島近辺でもイルカがいるということで、いそうなところをゆっくりまわっていきます。30分ほど探してやっと見つけることができました。今日は少ないようです。GPSの記録では、南島から二見港入口にある野羊山沖までの真ん中くらいのところにきていたようです。
 イルカがでる場所はもう一ヵ所あるということでそちらでドルフィンスイムをする事になりました。父島の西側を通って北端に向かいます。

11 06/26 兄島瀬戸 ドルフィンスイム

 次は、ドルフィンスイムです。シュノーケリングをした場所は狭く、沖合にでると潮流が早いのでドルフィンスイムには適していません。イルカもこのあたりでは少ないようです。よく出没するところに移動します。兄島瀬戸を元来た方向に引き返していきます。
 中通島の横を通ります。こちらから見ると二つの岩に見えます。

12 06/26 父島 ウェザーステーション展望台

 船が港に戻るとツアー店にいったん戻ります。船着き場まで車が迎えにきてくれていたのでしょう。ウェットスーツを着ている人は、シャワーを浴びてから着替えになります。ここで、バイクを借りられるよう手配していたので、借りて行きます。
 最初に、操作に慣れてくださいということなのでいろいろ触っていました、ライトがついているのに気がつきました・消そうとしたのですがスイッチがわかりません。聞いてみたところ、法律が変わって常時つけないといけなくなっていたようです。この前にバイクに乗ったのはいつだったのかな。2006年の屋久島かな。

13 06/26 父島 三日月山遊歩道

 日没は6時30分です。暗くなるまでまだ少し時間がありますので、ここから上にある三日月山の方まで行ってみることにしました。ここからは徒歩です。
 開けたところからの景色です。兄島瀬戸の西入口が見えています。瀬戸の向こうが兄島で、さらに向こうに弟島が見えます。瀬戸の入口にある島が人丸島、その左向こうがひょうたん島になります。

14 06/27 父島 大神山公園展望台

 父島2日目の朝です。大神山の方に散歩に行くことにしました。大神山公園散策マップにはどこにどんな植物があるか詳しく書かれています。宿からは一番近い入口は1本山側の通りに入っておがさわら丸のついた港の方に歩いて行ったところにある西入口です。こちらの方から入っていくことにします。
 西入口から坂を登っていくとその先に階段があります。階段を上り詰めたところが大神山神社になります。神社の社殿です。

15 06/27 父島大神山公園 植物

 大神山の山頂付近から、どのようにまわって宿に戻ったのか記録には残っていません。覚えているのは、ノヤシ橋へいったということくらいです。ここを写した写真はありませんが、北口にある旧管理事務所らしい建物が写っている写真があります。ノヤシ橋の近くにあります。こちらに行ったことは間違いないでしょう。
 山頂から先の行程で写真記録に残っている植物です。テリハハマボウです。つぼみがついています。

16 06/27 父島 釣浜

 昨晩の電気がつかない部屋があったという事件は、電気屋さんに見てもらうことができて、修理できたようです(修理にきてもらうという話だったかも)。この件は一件落着でしょう。
 朝ご飯を済ませて、父島見学に出発です。バイクでまわります。まずは、釣浜に行く予定です。ウグイス砂を見たいと思っています。町外れの清瀬というところから脇道を入っていくと駐車場に着きます。ここから下り坂を5分ちょっと下ると釣浜に到着です。

17 06/27 父島 小港から中山峠

 一つ目的を達成しました。次は、南西端にある遊歩道に行くことにします。小港海岸から中山峠、ブタ海岸、高山を通ってジョンビーチに抜けるコースの往復になります。歩く距離が長く、どれくらいかかるかわかりません。途中どこにもよらずに小港海岸に直行します。小港海岸までは海岸沿いの道を通ったのではないかと思われます。いくのが優先で記録を残していません。

18 06/27 父島 ブタ海岸

 中山峠に着いたときにはだいぶへばっていました。とにかく暑かったのが一番でしょう。そのわりには汗がでていません。登り始める前に水分を補給していますから汗をかいているのが普通です。状況としては暑い以外は長距離走でへばったときと同じ感覚です。息が切れているわけでもありません。気を引き締めないと脚が前に進みません。
 少し休憩してから道を降りていきます。日影になるところはなかったような。ブタ海岸に降り始めるとすぐに到着です。海岸から湾の入口方向の景色です。

19 06/27 父島 高山からジョンビーチ

 遊歩道は、まっすぐジョンビーチに行く道と、高山を経由していく道とに分かれています。へばっていて登れるか心配ですが、高山経由でいくことにしました。
 山頂に近づくにつれ霧が濃くなってきました。なんとか山頂と書かれたところに到着しました。かなり応えています。長めの休憩をとりました。  霧で景色は全く見えません。見えたのは、アオノリュウゼツランの花穗だけです。繊維をとるために持ち込まれたそうですが、野生化し大繁殖しています。花が咲くと枯れると書かれています。

20 06/27 父島 小港海岸

 ジョンビーチからジニービーチには陸路では行けなくなっています。いけたとしてもこれだけへばっていたので行ったかどうか疑問です。来た道を引き返していきます。
 高山に登る道との分岐点まで戻りました。ここで小休止します。周囲を見わたしてみると地面にキノコが生えていました。種類は不明です。横にマツの葉と松ぼっくりが落ちています。

21 06/27 父島 中央山

 小港海岸からは山の方の道を通って宿のある二見港まで戻ることにします。小港から山に入る手前に亜熱帯農業センターがあります。ここによっているはずです。写真には植物の名札が1枚だけ残されています。何もないのはどうしてなのでしょう。理由が思い出せません。
 山を縦断する道沿いからいくつかの場所にむけて遊歩道がつけられています。まずは、10分ほどで行けるみたいなので中央山にいってみました。道路に入ってすぐのところに入口があります。

22 06/27 父島 夜明道路

 山の中を通る道路は夜明け道路と名前がつけられています。夜明山の横を通っているからでしょうか。夜明山と書かれている標識の近くに初寝浦展望台と書かれた標識もあります。バイクで入っていけそうだったのでいってみました。
 展望所からの景色です。初寝浦が見えています。ここにもウグイス砂があるそうです。海の色が濃い青色をしています。下りて行っていたら戻ってくるのが大変そうです。

23 06/27 父島 小笠原海洋センター 境浦

 二見港の町にはだいぶ早くに戻ってきました。山の中は歩き回らなかった分時間を使わなかったようです。朝小港に向かうときは、いくことを優先していましたので、もう一度海岸沿いに境浦まで南下していくことにしました。
 二見港の防波堤を越えたところに小笠原海洋センターがあります。ここを見学していくことにします。ウミガメを飼育しています。記憶では入場料代わりにキャベツを買って与えてくださいというシステムだったような気がします。

24 06/27 父島 宮之浜 ウェザーステーション展望台

 境浦の次は宮之浜に行っています。そのまま進めば扇浦で亜熱帯農業センターのある所です。この付近は見ているということでしょうか、境浦で引き返しています。コペペ海岸にいくというのもあったようです。
 二見港のある町を通りぬけて反対側の海岸までいきます。道は海岸の近くまで続いています。道脇の広いところにバイクを置いて浜まで歩いて行きます。

25 06/28 母島へ出航

 小笠原3日目です。今日は母島に渡ることになっています。出航時刻は7時半で乗船手続きとかがありますから、7時には港に着いていないといけません。その分朝食時間も早くなります。朝の散歩には出かけていません。
 港まで送ってくれたのか歩いて行ったのか覚えていません。港にはははじま丸がついていました。

26 06/28 母島航路

 船は15分ほどすると南島が見えてくるようになります。南島といっても、父島の南方にあるというだけで、ジニービーチから見ると西側になります。左側が父島ジョンビーチからジニービーチ、南崎のある一画で右が南島、間の背の高い島が霊岸島、その手前の平らな島が閂島でしょう。

27 06/28 母島航路母島沖

 船は母島の東海岸に沿って南下しています。だいぶ近づいてきたので、海岸沿いの崖のようすもはっきりと見えるようになってきます。
 母島最北端の乾崎です。手前に大きな岩があります。島くらいの大きさがあります。鬼岩です。遠景は東山になるのかな。ちょっと霧がかかっています。

28 06/28 母島 御幸之浜

 母島では宿の人が迎えに来てくれていたようです(はっきりしていません)。荷物を置いて観光に出かけます。まずバイクを借りにいきます。店(ここも宿泊施設になっています)で聞いたところ、カバーの割れたものしかないということです。倒れず動いて止まれば問題が無いので借りることにしました。明日の朝返しになります。
 バイクに乗って最初にいくところは御幸之浜です。都道を南下していって途中から旧ヘリポートの方に入ってまっすぐ進み、突き当たりから少し歩いていくと浜の横にでます。

29 06/28 母島 南崎遊歩道

 御幸之浜の次は南崎遊歩道に行くことにします。都道に戻り先に進んで行きます。道路の終点はロータリーになっていて、脇に駐車スペースがあります。この先から遊歩道が始まります。その入口には都道最南端と書かれた看板があります。ここは東京都ですね。ちなみにGPSロガーの記録は、北緯26度37分23.3秒、東経142度10分46.4秒です。いっしょですね。

30 06/28 母島 小富士

 南崎遊歩道は分岐路がたくさんあります。とりあえず今は一番奥にある小富士を目指しています。国内にある地域富士(あるなんとか富士とよばれる地方の山)の中で一番南にあるものだそうです。沖縄にはないのかな。
 鎖場とかがあったみたいですがよく覚えていません。急に開けたところにでて、そこから見えてきた島です。鰹鳥島といいます。ここでカツオドリが繁殖しているそうです。小さいのですが、拡大して見たときに鳥が写っているのを見つけました。

31 06/28 母島 南崎

 南崎遊歩道を引き返していきます。来るときにいかなかった分岐路を見ながらいくことにします。一番最初にあった分岐路が南崎海岸への道です。
 入っていって見つけたのがオガサワラトカゲです。固有種です。

32 06/28 母島 ワイビーチ

 南崎遊歩道にはワイビーチへの分岐路もあります。小富士への分岐路から南崎方面の遊歩道に入ってすぐに、ワイビーチへの分岐路があったようです。ワイビーチの方へもいってみました。ちなみにワイビーチというのは、ホワイトがなまったものだそうです。
 林の中では再びオガサワラトカゲを見ました。木漏れ日の中で日向ぼっこの最中かな。

33 06/28 母島 蓬莱根海岸

 南崎遊歩道を半分くらい戻ったところから、蓬莱根海岸への分岐路があります。この分岐点の近くには、小鳥の水場が設けられていて、ペットボトルの水をわけてあげてくださいと書かれています。母島到着後に水は確保できていません。ごめんなさいということで対応させてもらいました。
 分岐路から蓬莱根海岸方面へ少し歩いたところで、鳥の鳴き声がするので見るといたのはハハジマメグロでした。特別天然記念物に指定されています。

34 06/28 母島 船木山の滝

 乳房山の遊歩道は5時間くらいかかるのでこれから行くのは無理です。手元にある手書きで書かれたような案内書には船木山の滝遊歩道というのがあります。1時間くらいの歩行で往復できるようです。ここに行ってみることにします。それにしても、この案内書はいつどこで入手したのかな。船を降りてから、観光案内所へよっている時間は無かったような。バイクを借りてから最初にいったのか。

35 06/28 母島 東港

 案内書に書かれている見学場所(ハイキングコース)として残っているのは、大沢海岸です。島の北部にあります。静沢遊歩道というのもありますが、この時には気がついていませんでした。こちらは戦跡がたくさん残っています。
 こんどは都道を北の端に向かってバイクを走らせていきます。元地の集落を抜けたら山の中を走り続けます。

36 06/28 母島 北港・大沢

 都道に戻り北側に進む坂道を下っていくと、北村小学校跡の前を通ります。戦前にはこのあたりは、水が豊富なことから大きな集落があったそうです。戦時中に強制疎開があり、戦後アメリカから返還されるまでは放置されていたようです。
 北村小学校にはガジュマルの木があったようで、入口付近は垂れてきた気根に覆われてうっそうとしています。

37 06/28 母島 脇浜なぎさ公園

 北港から宿のある静沢に戻ることにします。途中で新夕日が丘を通ります。ヘアピンカーブになっていて、西側の海がよく見る場所です。日没の1時間ほど前になります。全体に雲というより流れる霧が濃くて太陽がかげっています。このままだと夕陽は無理そうな感じです。ここから静沢までだいぶありますので、夕陽観察に戻ってくるのは大変そうです。

38 06/28 母島 静沢

 夕陽を見た帰り道で、4人ほどの団体が歩いて町の方に向かっているのが見えました。同じ宿に泊まっている人達のようです。声をかけて追い抜こうとしたら、乗せてといわれました。いくらなんでも定員オーバーです。この時は2人乗り可能なバイクだったかな。どちらを借りたのかよく覚えていません。とりあえず定員オーバーということで断らせてもらいました。一人だけというのも不公平です。

39 06/28 母島 星

 夕食後は星を見に行きました。まずは脇浜なぎさ公園にいってみました。状況は、最悪です。なぎさ公園の手前は漁港になっていて、ここに多数のナトリウム灯があり、付近が煌々と照らされています。これでは、星が見えそうにありません。離れれば何とかなるか一応見に行くことにしました。
 枠で囲まれている一角があります。中を覗いてみると、何か丸く大きなものがゆっくり動いています。ウミガメっぽく見えます。案内書に産卵所があると書かれています。それにしてもこれだけ明るいと、孵化した直後のカメは無事に海の方に戻ることができるのでしょうか。父島では懐中電灯の明かりでも注意されました。

40 06/28 母島 朝の脇浜なぎさ公園

 朝は明るくなった頃から周辺を散歩しています。最初にいったのが脇浜なぎさ公園です。まずはウミガメの産卵場をのぞいてみました。何匹かのウミガメが泳いでいるのが見えます。このウミガメはどこから来たのでしょう。網にかかったものをここに放っているのでしょうか。

41 06/28 母島 清見が岡

 朝食時間まではまだだいぶとあるようです。入手した案内書の中には、完全手書きの清見が岡周辺地図といいうのがあります。手軽に回れそうなので行ってみることにしました。鳥もたくさんいるそうです。場所は沖港背後にある小高い丘です。
 沖港待合所を通り過ぎて月ヶ岡神社と書かれた標柱のある所の階段を登っていくと月ヶ岡神社です。ひょっとすると待合所手前の駐車場のようなところから入っていったのかも。どこからいったのかはっきりしていません。どちらからいっても拝殿の前につきます。

42 06/28 母島 ロース記念館

 今日は船を乗り継いで東京に向けて帰ってくることになっています。朝ご飯を済ませてから、出発します。送ってくれるといっていたみたいですが、バイクの返却があります。乗って返しに行きます。レンタル料はガソリン代込みで支払っています。入れる必要はありません。
 店というか宿泊施設に行ったら、ちょうど忙しい時間帯だったのか置いといてといわれました。指示通り置いて帰ります。ハンドルが曲がっていることを伝え忘れました。

43 06/28 母島 清見が丘鍾乳洞

 沖港の待合所に戻りました。それでも乗船開始まで時間があるので、裏山にある鍾乳洞を見に行くことにしました。
 鍾乳洞を見るには、船舶待合所内にある観光協会に届け出て、ヘルメットを借りて行くことになっています。大きな荷物は邪魔になるので、置いていって良いかと確認すると自己責任だそうです。持って行かれても行き先は限られます。邪魔にならないところに置いていくことにしました。

44 06/29 母島出港

 沖港待合所に戻ってヘルメットを返却します。乗船までまだしばらくあります。うろ覚えなのですが、この少し前に乗船手続きが始まったようなので、申込書に必要事項を記入して、乗船券を購入しました。乗船開始までまだしばらくあります。
 同宿だった北関東の人を見かけました。貨幣石を見損ねたといっています。わかっている限りでは町反対側のロース記念館のものが一番近そうです。でも乗船開始までに往復している程の時間は残っていません。残念ですがあきらめてもらうほかはありません。

45 06/29 母島航路(復路)

 母島沖港に停泊していたははじま丸の写真を見ると、ホエールライナーと書かれています。4月頃までは、クジラとよく遭遇するのでこのように呼んでいるようです。クジラのことは中心ではありませんでしたが、帰りの船でもデッキにでて海を見ていました。
 飛んでいる鳥ではほとんどがミズナギドリの仲間で、アナドリがこの付近では多いようです。

46 06/29 父島へ帰港

 鳥とかを見ている内に1時間ほどたっています。まだ、クジラは見ていません。でてきてくれるのでしょうか。問題は見たことがないのでどういう場所を探せばいいのかがわかりません。大きさもどれくらいのなのやら。この間にも母島はだいぶ遠くになってきました。

47 06/29 父島 小笠原水産センター・父島出航

 父島二見港で船の乗り継ぎになります。出航まで1時間ちょっとあります。この間に食事とか買い物とかになるのでしょう。母島で同宿だった人に、水産センターで魚が見られるという情報を教えてもらいました。すぐ近くなのでいってみました。
 いろいろな魚が展示されています。テナガエビがいました。じっとしているので、撮影は楽です。

48 06/29 父島航路 兄島から聟島列島

 見送りの船がいなくなって、単独航行になります。西島はだいぶ迂回できたようです。父島からは離れ始めていますが、周辺の島々はまだまだ続いています。父島(右)と兄島が並んで見えます。間にあるのが兄島瀬戸です。右端にみえる父島の手前に西島の一部分が写っています。

49 06/29 父島航路 再び聟島列島沖

 聟島列島から離れていっています。島影はこの先はしばらくありません。それでも時々海鳥等を見ることができます。時々デッキで観察しています。
 オオミズナギドリです。実際のところミズナギドリ類はアナドリ以外は区別がついていません。遠くなので肉眼や双眼鏡では細かいところまではわかりません。

50 06/29-30 父島航路 二見港から三宅島沖

 21時に船は二見港に戻る予定だと船内放送が入りました。出航したのが14時ですから7時間ぶりです。ということは引き返した時刻は17時半頃になります。このあたりの記録はとっていません。GPSロガーによると聟島の最北端に達したのが16時過ぎでだいたい同じ所まで戻ってきたのが19時前になっています。こちらからも17時半頃に聟島の北50km位のところから引き返したということになります。

51 06/30 復路小笠原航路 東京湾

 三宅島の次の通話タイムは大島沖になります。時間的には夕刻です。帰りはGPSを三宅島沖で切っていますから(というより大島からは電源を入れていない)どこを通っているかは定かではありません。往路では大島より房総半島の洲崎や野島埼の方が近かったようです。東京湾に入ると携帯電話の電波はつながり続けるようです。


52 07/01 東京から帰阪

 父島二見港をでてから戻ってくるまで7時間かかっています。そのままの遅れで竹芝桟橋に入港したとしたら、到着は真夜中になります。その時間なら新幹線で大阪まで戻ってくるのは無理でしょう。宿をどうするか考えないといけないでしょう。重たい荷物を持って、ホテルを探して歩き回るのは大変です。何とかなるだろうということで大きく構えています。

53    余談その他

 写真を並べてここで何を見ましたと書いて簡単に済むだろうと思っていました。一応どこで何を見た写真なのかという記録はとっています。わかる範囲で説明を加えるのもいいでしょう。小笠原でもらってきたパンフレット類も残っています。これは記事を書く上で大いに参考になりました。
 行く前にいろいろ調べたことのメモがあるはずなのに見当たりません。新幹線、船の日時とか、宿やレンタルバイク、ガイドツアー会社の電話番号や住所、料金等はどこかに書いているはずです、どこに何があるかなどの資料もありません。宿や船の領収書も残っていません。そういうものはどうしたのでしょうか。



54    その他いろいろ

<写真がない>
 長崎展望台近辺で写した写真が、2ヵ所で7枚ということはあまり写真を撮りまくっていなかったことを示しています。デジタルカメラを使い始めてからだいぶ経っていますが、まだフィルムカメラを使っていた頃の名残か、いらないデータは消せばいいという感覚にまではなっていなかったようです。一度は、メモリーカードの残り容量がなくなり閉店間際の家電店に行ったこともあります。そのわりには往路の船上でカツオドリばかり200枚近く撮っていたのは多いですね。旅行全体での撮影枚数は全部で1200枚ちょっとでした。



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