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2014/08/18-28 北海道


01 8/19 北海道へ

 2014年の8月に北海道を車でまわりました。いってみたいところはいっぱいあります。北海道まではフェリーで行くのがいいでしょう。敦賀・舞鶴から小樽・苫小牧の間を結んでいます。毎日でていますから、日数は特に考える必要なないでしょう。どこによってどこに泊まるかを順番に考えていきました。
 まずフェリーで苫小牧まで行くことにします。到着が午後8時30分ですから、どこかに泊まるところを探す必要があります。到着も遅いこともありますから、苫小牧市内のビジネスホテルにします。候補としては「ルートイン」です。

02 8/20 新冠泥火山から足寄町

 車のバッテリーをつないで出発します。今日の最初の目的地は新冠の泥火山です。ふつう泥火山とよばれるものは、温泉水の噴出に伴って泥がいっしょに噴きだして積み上がったものをいうことが普通で、せいぜい1−2mくらいの大きさにしかなりません。ここのものは、地下にある水分を含んだ砂泥層が、地震などの震動によって液状化して、噴きだしてくるもので、かなり大きなものができます。

03 8/20 足寄町螺湾・オンネトー

 この近くにほ乳類化石が見つかった場所があるようです。いっても看板だけだろうということでパスします。次の目的地はオンネトーとします。これも足寄町にあります。オンネトーまでまだ20km以上あります。物産館で見た情報では、足寄町は日本で一番大きな(行政区分でいう)町だそうです。確かに広いというのが実感できます。

04 8/20 足寄町オンネトー湯の滝

 遊歩道を進んできた目的は、この先にあるオンネトー湯の滝を見るためです。温泉水が滝となって流れ落ちています。ここの温泉水にはマンガンがたくさん含まれているのが特徴です。マンガンは水中にいる微生物によって酸化されたまっていっています。似たような現象は深海底の熱水噴出口付近でも見られます。温泉水ということで共通しているのでしょう。この周辺にもマンガンを採取した鉱山があったようです。
 見えてきた湯の滝です。何本もの筋になった流れ落ちています。岩肌が黒くなっています。析出した酸化マンガンの色なのでしょう。

05 8/20 オンネトーから阿寒湖温泉

 車に乗って道を下っていきます。オンネトーの横を通ります。湖との間に木があるので湖が見えにくいのが難点です。道幅が広くなっている所があったので、そこに車を入れ、よく見えそうなところを探してみました。
 オンネトーは、七色の湖といわれ天気によって様々な色をするといわれています。残念なことに、この日は雲におおわれていて空がどんよりとしています。湖の色も鉛色です。

06 8/20 弟子屈町硫黄山

 弟子屈に抜けた後は、摩周湖と屈斜路湖の間にある国道を北上して、斜里町の方にぬける予定です。道路の分岐が複雑に入り組んでいて、予定のコースを通れるか心配です。
 1つ目の難関の国道391号へはなんとか入ることができました。ここを北上していくと、硫黄山の横を通ります。時間的な余裕はないのですが、ちらっと見るだけという感じで寄っていくことにしました。駐車場は有料ですが、料金所がしまっています。何台かの車が入口前の広場に駐まっているので、仲間に入れてもらいました。


07 8/21 ウトロ オロンコ岩

 ウトロの朝です。食事前に散歩に出かけました。町の向こうには港があります。こちらの方に行くと何かありそうなので、行ってみました。町の向こう側に大きな岩が見えています。オロンコ岩といいます。すぐ下には、オロンコ岩散策路駐車場というのがあります。ということは、オロンコ岩の散策路があるということです。よく見ると駐車場の奥から上の方にあがっていく道が見えています。

08 8/21 ウトロ オシンコシンの滝

 今日これからの1番の目的は知床クルーズです。知床岬まで行くコースと、カムイワッカの滝までいくコースとがあります。せっかくですから知床岬は見ておきたいものです。乗船者が少ない時は出航しないこともあるようです。昨日のうちに出航すると発表されていたような気がします。
 船は10時出航なのでまだまだ時間があります。それまでの間に、ウトロより南側にある名所を見ておくことします。代表的なものとしてはオシンコシンの滝があります。

09 8/21 知床クルーズ 出発

 ウトロに引き返し、乗船券売り場で乗船券を買ってから、ウトロ港の駐車場に車を入れます。満席で変えない可能性があるので、先に買ってから滝見学に行ったのかも..。このあたりのところはうろ覚えです。
 車を駐めたところからオロンコ岩を見るときれいな岩脈が見えていました。朝見たものよりことらの方がきれいかも。材木を積み上げたように見えるところがそれです。柱状節理といいます。柱状節理の並びがなん筋か見えます。

10 8/21 知床クルーズ 岩尾別沖

 ブユニ岬を過ぎて見えてくるのはフレペの滝です。海岸沿いの断崖の奥まったところに流れ落ちています。それほどの水量はありません。大雨の時は増えるのでしょうか。

11 8/21 知床クルーズ カムイワッカの滝

 知床半島で有名な滝の1つに、カムイワッカの滝というのがあります。この滝のある川沿いに、温泉の湧き出しているところがたくさんあり、川全体が温泉になっています。滝の水も温泉水になっているのでしょう。オンネトーの湯の滝も温かい水でした。その滝が見えてきました。

12 8/21 知床クルーズ ルシャ湾からカシュニ

 知床半島へのクルーズではよくヒグマを見るといいます。船に乗るときに双眼鏡を用意してきています。海岸で浜のようなところがあればこれで探しています。でも、ずっと見続けていると、景色が動いたり揺れたりするので、気分が悪くなってきます。船酔いの状態に近いでしょう。双眼鏡観察は休憩が必要です。
 ほとんどが切り立った断崖だったので、ヒグマは海岸まで降りてこれないでしょう。岩尾別の浜とかでききそうなところに限って集中して探すことにしています。

13 8/21 知床クルーズ 知床川からピヤラオマイ沖

 ウトロをでてから切り立った断崖が続いています。断崖を海面近くまで切り刻む川は少なく、海岸近くで滝となって落ちています。海に直接落ちている滝もあります。知床川です。滝がだいぶ浸食で奧の方まで下がっていますが、深い谷を刻むまでには至っていません。

14 8/21 知床クルーズ 知床岬

 低い台地はだいぶ広くなってきました。山の斜面は海岸から離れてきています。斜面を見ていると灯台が見えてきました。いつの間にか知床岬に着いたみたいです。時間を見ると出港から2時間近くが経っています。ここまでの景色は結構見応えがありました。

15 8/21 知床クルーズ ウトロへ帰港

 ウトロまでまた2時間近くかけて戻っていくことになります。来るときに見た景色を見直していくことになります。来るときよりも沖合を進んでいるようです。
 観音岩近くの凝灰岩のでていたところです。高いところには霧がかかっています。ここまで書いていませんでしたが、ずっと崖の上の方は霧というか雲のようなものに覆われていて見えていませんでした。

16 8/21 知床フレペの滝遊歩道

 この後の行動で考えていることです。時間がどれくらい使えるのかわかりませんが、まだ知床半島のウトロ側では知床五湖に行ってみたいと思っています。フレペの滝遊歩道というのも興味があります。これらを見た後は知床半島を横断して羅臼側に抜けて、南に進んで標津で宿泊の予定です。
 時間が限られていますが、フレペの滝遊歩道に行ってみることにしました。知床横断道路に入り、途中にある知床自然センターから徒歩になります。遊歩道入口にはヒグマがでたとかの情報が書かれています。注意しながら遊歩道をすすんで行きます。林を抜けたところから、宇登呂灯台が見えました。

17 8/21 知床五湖遊歩道 五湖

 次に向かったのは知床五湖です。知床自然センターから知床公園線に入り、岩尾別の谷を越えた先に知床五湖フィールドハウスがあります。知床五湖の見学はここを起点におこないます。周回コースは3つあります。一湖のみを見るコース、二湖と一湖をまわる小ループコース、5つの湖を全てまわる大ループコースの3つがあります。

18 8/21 知床五湖遊歩道 四湖三湖

 五湖から四湖に向かいます。フィールドハウスでヒグマに遭遇しないためにいわれていたことは、ヒグマのいそうなところには注意を払うこと、特に道が曲がっている先で、鉢合わせとなり、ヒグマも驚いて襲いかかってくることがあるそうです。
 そうならないためには、カーブの前で大きな音を立てる声を出すとか、曲がった先をよく見ながら進んで行くことが大事だそうです。

19 8/21 知床五湖遊歩道 三湖

 山裾はだいぶはっきり見えるようになってきました。それでも山の高いところはまだ厚い雲の中です。湖の方はどうかというと、このあたりは、浅いところ尾が多いのか草がたくさん生えています。水辺で咲いていたサワギキョウの花です。

20 8/21 知床五湖遊歩道二湖

 小さな峠をこえると再び湖岸にでました。二湖と書かれた看板と同時に写していますから、ここは二湖であるのは間違いないでしょう。背後に見える山の裾野の向きも二湖に到着した位置から考えると一致します。羅臼岳の南斜面でしょう。

21 8/21 知床五湖遊歩道二湖から一湖

 二湖から一湖に向かいます。ちょっと長めの峠越えになります。ここまでに遊歩道を載せていませんでした。載せておきます。木道になっています。一方通行ですが、二列あります。こういうところは、ヒグマに要注意です。横の笹叢からでてくることもあります。

22 8/21 知床五湖遊歩道 湖畔展望台

 一湖で、レクチャーなしで歩ける高架木道に合流します。地面から3m程の高さのところを高架で歩く遊歩道です。車の高速道路ような道です。ここでの一般車にあたるものはヒグマなどの野生動物なのかな。見学者は、野生生物にぶつからないように高架をあるく事になります。
 今まで、歩いてきた道から、高架木道にあがります。ここには、逆方向に進めないようにゲートがつけられていました。どんなものかはっきり覚えていないのですが、遊園地などの出口にある回転式のゲートだったようです。あった場所も地上だったのか高架の上だったのはっきりしません。ところで、ヒグマがこれを押して入ってきたらどうなるのだろう。

23 8/21 知床五湖遊歩道 高架木道

 高架木道を歩いて、2つ目のオコツク展望台まできました。一湖の向こう側、硫黄山の裾野にかかるように遠くにある山が見えています。方角から見て知床岳でしょう。硫黄山の中腹に崖が見えています。山から流れ出るカムイワッカ川に沿って噴気孔がたくさんあります。そのために、植物が育たないのでしょう。硫黄を噴きだした噴火もこのあたりで起こったようです。

24 8/21 知床峠 羅臼

 五湖をでた時刻が5時をまわっています。急いで宿に向かうことにします。コースは知床横断道路から羅臼に抜けてそこから海岸沿いに進めば、目的地の標津につきます。遅くなっているので、途中で宿のに連絡を入れた方がいいでしょう。羅臼の海岸にでたところに道の駅があります。ここで公衆電話を探して連絡を入れることにします。

25 8/22 標津

 朝になりました。散歩がてらに海岸へ行ってみました。宿から道路を横断して真っ直ぐ行くと海にでます。町のパンフには海の公園と書かれていて、人工的に磯を再現し小動物を観察できると書かれています。そのようなものは記憶にありませんせんし、写真などの記録にも残っていません。人工的なものとして無視していたのか、気がつかなかったのどちらなのでしょう。

26 8/22 野付半島 ナラワラからネイチャーセンター

 今日の最初の予定は、野付半島に行くことにしています。海岸から海に向かってカーブしながらつきだした砂嘴です。その形を見たいというのはありますが、上空からでないと無理でしょう。この近くには高い山もありません。その片鱗だけでも見たいものです。
 標津から野付半島までの距離はそれほどありません、すぐにつけ根に到着します。両側海に挟まれているというところを通って進んでいると、ナラワラと書かれて看板のあるところに着きました。駐車場があります、そこに車を駐めて見学です。

27 8/22 野付半島 トドワラ散策路

 ネイチャーセンターからトドワラに向かう道は2本あります。狭い道と広い道です。広い道は観光馬車が通る道になっています。馬のひづめや馬車の車輪の跡がついています。狭い方の道を花とか景色を見ながら歩いて行きます。
 ノコギリソウです。花の名前がわかったのは名札があったからなのかな。ネイチャーセンターで確認したとしたら、おそらく忘れているでしょう。

28 8/22 野付半島 トドワラ

 船着き場は対岸の尾岱沼からやってくる船が到着するところです。乗ってしまうと車が使えなくなります。乗らずにこのまま引き返します。途中で、白く枯れた木の幹が並んでいるのが見ます。トドマツが枯れたといわれています。枯れたトドマツのある所から、トドワラというそうです。手前の干潟にはアオサギがいます。向こう側の建物は、トドワラの駐車場とナラワラの駐車場のちょうど真ん中あたりにある建物です。

29 8/22 野付半島 野付崎灯台

 野付崎ネイチャーセンターから道は続いています。灯台の駐車場までは車で行けるようです。パンフを見ると灯台の近くは原生花園になっているようです。灯台と花を見に、行ってみることにしました。
 道路が通行止めになる手前にある駐車場に車を駐めます。灯台までまだ500mほどあります。ここからは歩いて行きます。ここら先道の舗装がなくなっています。

30 8/22 浜中町霧多布岬

 今日の宿は釧路にとっています。野付半島からのコースとしては2通りあります。中標津を通って直接抜けるコースと、海岸沿いのコースです。中標津を通るコースは釧路まで見るものがなさそうです、海岸沿いの方が多そうなので海岸沿いに進むことにします。
 国道を南下していくと厚床で根室から釧路に向かう道に突き当たります。根室の方も行って見たいのですが、大きな寄り道になりそうなのでパスします。今日は釧路湿原を見るのは外せません。

31 8/22 浜中町琵琶瀬展望台

 海岸沿いの道に戻り釧路に向かって進んで行きます。霧多布湿原も見たかったのですが車を走らせている限りでは、特にここに車を駐めて見学できるというような場所は見つけられずに、そのまま通過しました。
 さらに進んで行くと、坂を登ったところに琵琶瀬展望台と書かれた場所がありました。見ていくことにしました。展望台で何を見るのかよくわからなかったので、とりあえず太平洋側を見てみました。水平線は霞んでいます。

32 8/22 釧路湿原細岡展望台サルボ展望台

 琵琶瀬展望台から海岸沿いを走ってきたものの、何も見るところがないまま釧路近くまで来てしまいました。この後は釧路湿原を見たいと考えています。周辺に何カ所か、展望台があるのでそこを巡っていきます。基本的なコースとしては湿原東側の国道391号を北上します。途中脇道を入ったところに細岡展望台があります。国道の塘路にはサルボ展望台があります。


33 8/22 釧路湿原コッタロ湿原展望台

 サルボ展望台の駐車場から国道を少し引き返したとこから道道に入ります。線路を越えたところから、道の舗装はなくなります。すれ違いができる広さはあります。少し進んだ所で、十勝川を渡ります。その向こう側に、釧路川が削った崖が見えています。火山灰層のような筋が見えています。

34 8/23 トムラウシ山登山道カムイ天上

 釧路山花温泉の朝の記録はありません。理由は不明です。周辺に動物園といったレクリエーション施設がたくさんあります。見るものがないとみて出歩かなかったのか。宿では薬膳料理がでていたようですがどんなものだったのかも覚えていません。
 この日は、最初の予定では、トムラウシ山に登るつもりでいます。天気も悪くないので、予定通りいってみることにします。いったん帯広に抜けて、そこから清水まで行き、道道718号忠別清水線を北上すれば宿を予約している東大雪山荘に着きます。

35 8/23 トムラウシ山登山道新道から小滝

 新道の終点に到着です。ここからカムイサンケナイ川まで下りて行く事になります。急な下り坂が続いているのが見えます。引き返すとき、登ってこれるのだろうかということが心配になります。だいぶ下りきったところで、土の上にエゾアカガエルがいるのをみつけました。

36 8/24 トムラウシ温泉

 トムラウシ温泉の朝です。周辺を少し歩いてみることにしました。歩けるところは林道しかありません。清水の町の方に行けるところまでいってみることにします。
 宿の横を流れるユウトムラウシ川です。勢いよく流れています。カムイサンケナイ川は尾根を越えた北東側を流れていますからここからはみえません。

37 8/24 トムラウシ温泉道道

 道道忠別清水線を清水町の方に歩いて行きます。これと反対側はキャンプ場から先は行き止まりになっていて、忠別まではつながっていません。
 うっすらと霧がでています。歩いている内に太陽が昇ってきたようです。木漏れ日が霧にあたって光線が筋になっています。

38 8/24 新得町道道忠別清水線

 道道忠別清水線はトムラウシ温泉から忠別側は行き止まりなので、車は清水町の方に引き返していくことになります。トムラウシ温泉には、途中の道路上の情報を手作りの地図に書いてコピーしたものを置いていました。これを参考に清水町まで戻っていくことになります。
 戻る前に、図を見ると短縮登山道の駐車場に行く途中に望岳台というのがあってそこからトムラウシ山が見えると書かれています。ここに寄ってから戻ってもかまわないでしょう。寄っていきます。

39 8/24 鹿追町然別湖

 これからの予定です。宿は上川町層雲峡にとっています。道道忠別清水線を南に下り、山を抜けたところから道道屈足鹿追線に入ります。その後、糠平国道(273号)にでたら北上し、三国峠を越えて進んで行くと層雲峡に着きます。
 道道から糠平国道にでるには、上士幌町の町を通りぬける方法がありますが、然別湖を通った方が近い上に、ここにはナキウサギを見られる場所があるようです。となるとコースは然別湖経由になります。

40 8/24 上士幌町 国鉄士幌線廃線跡

 然別湖から道を進み糠平国道と合流するところに糠平温泉街があります。その中にひがし大雪自然館があります。情報入手がてら見学していくことにします。登山情報が中心でした。今回は特に必要ありません。
 温泉街の近くには糠平湖というダム湖があります。湖岸には旧国鉄の士幌線の線路があって、橋梁跡などが残されています。全て見るのは無理として目についたものを見ていくことにします。目玉はタウシュベツ川橋梁かな。季節によっては見られないときもあるようです。今回はどうなのでしょう。

41 8/24 上川町 層雲峡 流星の滝銀河の滝

 士幌線廃線跡を巡っている頃には、雨が降りだしてきました。景色もだんだん見えなくなってきています。そのまま道路を進んでいくと三国峠を越えます。このあたりには展望台がいくつかあるようです。どこも霧の中で、真っ白です。立ち寄らずにパスしました。
 大雪湖の横から銀泉台に行く道があります。赤岳から白雲岳への登山口になっています。少し道に入ってみました。正面に見える山は霧の中です。いっても意味がなさそうなのですぐに引き返すことにしました。戻る途中で、銀泉台にいくバスにすれ違っています。

42 8/25 層雲峡紅葉谷遊歩道

 層雲峡の朝です。昨日に比べてだいぶ霧が晴れてきているようです。散歩に出かけることにしました。昨日ビジターセンターで、「紅葉谷さんぽガイドブック」というのを入手しています。これを見ながら散策します。
 ビジターセンター前からロープウェイ乗り場の方ではなく、まっすぐ進むと橋を渡る道があります。ここを真っ直ぐ進んで行けば紅葉谷に行くことができます。

43 8/25 層雲峡紅葉滝

 紅葉谷を流れている川は赤石川といいます。ガイドブックによると、大雪山の御鉢平火口から流れてきています。噴気孔が多いところを通っているので、酸性度が強くなっているのが特徴だそうです。そのために、河原の石が赤っぽくなっているそうです。
 道から見える川です。石が赤いかどうかは気にしていませんでした。流れのきついところで、小さな滝がいくつかあります。まだ紅葉滝には着いていないようです。

44 8/25 旭岳旭平 花

 晴れ間がでてきています。トムラウシ山はナキウサギと構造土が見たかったので登ろうとしていました。旭岳にも構造土がありそうなので行ってみることにします。ロープウェイでかなり上まであがることができます。
 層雲峡温泉から旭岳ロープウェイ乗り口までのルートが複雑です。石狩川沿いに下り、上川層雲峡ICから愛別ICまで高速を走り、地道を南下し、途中で山の方に向かう道に入ればいいのですが..。どこを通っていいのやら。その道に入れるかどうかも心配です。

45 8/25 旭岳 旭平 すり鉢池鏡池

 旭平遊歩道の周辺には池がたくさんあります。見た感じではほとんどが爆裂火口のようです。マグマの熱で発生した水蒸気によって爆発が起こり、上部の岩石が噴き飛ばされて窪地ができます。このような噴火を水蒸気爆発といいます。爆発によってできた窪地に水がたまって池になっています。最初に見えたのはすり鉢池です。きれいな爆裂火口です。

46 8/25 旭岳 地獄谷から登山道

 夫婦池をすぎると、正面に噴気があがっているのが見えてきました。旭岳周辺で比較的火山活動が活発なところになります。正面に水が流れていない沢があります。地獄谷沢です。雨が降った時の水流が強いためのか、噴気の影響なのか、沢の底は草が生えていません。岩がごろごろしています。

47 8/25 旭岳山頂

 旭岳山頂に到着です。標識がありその横には一等三角点もあります。1900年9月に設定されたそうです。標高は2290.9mです。九合目からここまでは15分かかりました。姿見の池からはちょっとハイペースでした。かなり闇雲に登っていたようです。
 山頂は霧がかかっていて、遠くは見えません。風も強めで気温も低めです。人がいっぱいいますので、ここからは風の弱いところへすぐに退避です。

48 8/25 旭岳 姿見の池

 姿見の池が見えてくるまでの間、再び30分ほど写真の記録がありません。景色が見えないので降りることだけに専念していたのでしょう。池が見えてからさらに20分程かかって姿見の池についています。
 姿見の池です。爆裂火口ですね。ちょっと霧が増えているのかな。

49 8/25 旭岳 旭平から下山

 姿見の池からロープウェイ姿見駅まで、周回散策路を時計回りに戻っていきます。散策路は整備中のようで、ところどころに資材などが置かれていました。昨日の雨のせいか水たまりもたくさんありました。
 ここからしばらくは花を見るのが中心となります。チングルマです。だいぶ穂が伸びています。

50 8/25 富良野

 ロープウェイを降りたところから少しくだると旭岳ビジターセンターがあります。情報収集のために寄っていきました。
 もう一つ目的があります。2014年は大雪山国立公園開設から80周年だそうです。公園内のビジターセンター3ヵ所と、宿泊施設2ヵ所以上をまわると記念品がもらえるスタンプラリーをやっていました。ここを訪れたことで、最低条件がクリアできました。記念の大雪山が書かれた日本手ぬぐいをいただきました。

51 8/26 芦別から渡島へ

 芦別で泊まりました。知らなかったのですが、昔は炭鉱で栄えた町のようです。道の駅にあった資料館ではその頃のようすが解説されているとパンフには書かれています。星の降る里として売り出しているようで、天体関係の展示もあるみたいです。残念ながら、曇っていたために星は見えませんでした。
 朝になって周辺を歩いてみました。普通に道があって、芝生公園があって、特に変わったものはありませんでした。沢の写真を1枚だけ撮っています。堆積岩の層理を削って段差ができています。だいぶ手が入っているように見えます。

52 8/26 大沼公園白鳥台セバット

 高速道路を走り続け、終点の大沼公園ICから一般道を走ります。国道から大沼公園と書かれている方向に分岐し進んで行くと、湖のようなものが見えるところがあり、その脇に駐車場がありました。車を駐めて周辺を少し歩いてみることにしました。
 ついたところは白鳥台セバットと名前がつけられています。セバットとは狭まった場所という意味らしく、ここで沼幅が狭くなっていて、大沼と小沼にわけられています。狭くなっているために、水の流れができ冬でも凍らないそうです。そのため、白鳥がたくさんやってくるようです。

53 8/26 大沼公園から木古内へ

 大沼のでき方については、裏磐梯と同じように考えることができます。磐梯山の噴火では、山が崩れ落ち(山体崩壊)て、無数のかけらとなって高速で斜面を下って(岩なだれ)きました。崩れた土砂は、麓の低地にたまり、川をせき止めてたくさんの湖や沼を作りました。
 崩れ落ちて壊された山のかけらは、大きなものでは数十mになるものもあり、これが低地の取り残されれば小山のようになります。このようにしてできた山を流山と呼んでいます。大沼や小沼に見られる小島は流山が作ったものです。流山が作ったとみられる地形はセバット付近や大沼公園駅東側にもたくさん見られます。

54 8/27 木古内から松前へ

 木古内の朝です。少し晴れ間が広がってきています。外にでて、海岸から海の向こうを見わたしてみます。右側に渡島半島の先端が見えています。位置でいえば狐越岬になるのでしょうか。さらにその向こうに津軽半島がかすかに見えています。間が津軽海峡になります。下に青函トンネルがあって、鉄道で本州に渡ることができます。

55 8/27 松前公園

 松前では、松前城を見に行くことにします。さくらで有名ですが、今は季節ではありません。最北端の日本式の城というのも見どころです。車で城下通りを走り、松前城に入る道まではわかりました。狭くて急坂なので車では無理と判断し、入らなかったのははっきりしています。その後はどうしたのかよくわかりません。海岸沿いにある道の駅に車を入れたのか、強引に入っていったのかはっきりしません。問題の坂が車でもじゅうぶん通れる広さと思ったような記憶もあります。

56 8/27 松前藩屋敷

 墓所をぐるっと回るように進んで行き、突き当たりを左に進むと松前藩屋敷にでます。江戸時代の建物を復元しているようです。移築したのか、まねて作ったのかは何とも書かれていません。見ていくことにします。入口で入場券を買います。松前城資料館との共通券を購入しました。
 中に入って最初に写した写真は、軒下に置いてある人形です。忍者装束をしています。藩屋敷との関係は何なのでしょう。

57 8/27 松前から江差

 松前藩屋敷は、町や城からだいぶ離れたところにあります。これ以上先にいくと戻るときのことも考えないといけません。さらに奧には、カントリーパーク日本庭園というのと北鴎碑林というのがあります。北鴎碑林は当地出身の詩家の作品が彫り込まれた石碑がたくさんあるとか。文学碑は理解できませんので、パスします。日本庭園はどんなものなのかようすを見るだけにします。

58 8/27 江差から八雲

 江差に着きました。持っていった地図には海に突き出した半島のようなところに「えさし海の駅」と開陽丸があると書かれています。トイレ休憩のこともありますから、こちらにいってみます。
 駐車場について、最初に眼に入ったのが開陽丸です。幕末期に幕府の軍船として作られたものの、江差沖で暴風雨に遭い座礁して沈没しています。いまはその姿を復元して展示されていて、船内では開陽丸関係の資料が展示されています。

59 8/27 黒松内町 北限のブナ林

 噴火湾沿いに北上してきました。長万部に到着します。ここら先、小樽までは国道5号を走り続ければ到着できます。船がでるのは夜中です。まだまだ時間に余裕があります。途中に北限のブナ林というのがありますから見ていきたいと考えています。
 長万部では、前方にゆっくりした車が走っていました。地方では普通にあることです。気にせず、後について走っていたら、後方から速そうな車がやってきました。すぐに追いつかれて3台並んで走っていきます。

60 8/27 ニセコ町 ニセコ連山と羊蹄山

 国道5号に戻り小樽に向けて車を走らせていきます。峠を越えて道を下っていくと正面にニセコ連山が見えてきます。主要な山のある右半分は見えていませんから、さらに進んで行きます。
 昆布付近で見えた山です。高い三つの山は左から順番にシャクナゲ岳、チセヌプリ、ニトニプリとし、後の山影のように見えるものは雲と判定しています。

61 8/28 日本海

 ニセコ町をでる頃には薄暗くなりはじめています。このまま国道を走り続ければ、小樽まで行くことができます。小樽発のフェリーは23時30分発で、その60分前までにターミナルに着いていればいいようです。小樽までは70kmほどなので2時間ほどかかりそうです。門限には余裕で間に合うでしょう。
 小樽に着いたらしようと思っていることがあります。フェリーに乗ると中でほぼ1日過ごすことになります。船内で過ごすのに必要なものを買っておくことです。できれば夕食も食べてから乗ることにします。フェリー乗り場を行き過ぎて海沿いの道を走ると大型ショッピングモールがあります。ここによって見ようかと考えています。

62   旅行記を書いていて..

 古い写真を引っ張り出して、旅行記を書き始めました。写真から適当なものを選んで、ワープロソフトで順番に貼りつけていきます。それからは、これこれの写真ですと書けばよいと考えていました。写真のファイル番号と何を写したものかはリストにしていますから、この作業は簡単に終わると思っていました。たとえばこんな具合のCSVファイルになっています。



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