2016/03/06-08 房総半島花便り
春になると、花のきれいなところにいきたくなります。去年は高遠に桜を見に行きました。今年も桜と思ったのですが、菜の花などもあります。車で行くと渋滞に巻き込まれることがじゅうぶんに考えられます。手軽に、パッケージツアーを探します。星も見たいので、日程は3月始めか4月初めになります。結局、桜は今ひとつで、一番条件にあうのが3月6日出発いすみ鉄道と菜の花に組み合わせのものでした。行程は、水戸偕楽園−成田泊−犬吠埼−九十九里昼食−いすみ鉄道−大房崎泊−館山ファミリーパーク(ポピー)−千倉花畑のコースになります。成田の宿の位置を確認すると周りは道路と空港と山しかない最悪の条件です。他のコースがこれと似たり寄ったりなので、この日は運がよければということにして、あきらめることにします。
出発の直前に、添乗員さんから行程を確認する電話がありました。新大阪乗車で、帰りは京都−新大阪間にある最寄り駅下車を希望している事を伝えました。雨が降るという予報なので、かさの準備を忘れないようにといわれました。どのかさにするか悩みましたが、ひどそうな感じがしたので、ちょっと邪魔になるかも知れませんが普通のかさにしました。天気も今ひとつなので、星も期待できません。三脚だけにしてポータブル赤道儀は置いていくことにします。ちょっと軽くなるし、かさも減ります。
6日は、7時50分集合です。7時過ぎに家を出ても間に合います。京都乗車にすると待ち合わせ時間の分だけゆっくりできますが、ここは節約して、新大阪にします。傘はまだそれほど雲が厚くないので、持ち歩くのは場違いな感じもします。
新大阪から乗車するのは、のぞみではなくひかりです。東京まで行きます。3駅ほど余分に止まるだけでわりと早く着きます。
駅前にバスが留まるところがないので、観光バスに乗れるところまで10分ほど歩かないといけません。バスの座席は指定されていて、左側です。荷物をトランクに入れて、席に着いたら出発です。ふたたび東京駅の前を通ります。丸の内口です。
すぐに高速道路に入り隅田川沿いを遡っていきます。右側の席では、スカイツリーとかが見えるのですが、左側の席からは隅田川が見えます。もう桜が咲いているところがあります。
途中からどこを走っているか分からなくなったので、ようすは省略します。バスの中でオプションで注文していた昼食弁当を食べます。入れ物が2つあり置き場所に困ります。食べるのに苦労しました。
友部SAで休憩がはいります。道路地図を入手します。そのあとは、水戸偕楽園に向かいます。水戸ICで高速道路を降り、一般道を走っていきます。橋を渡ったところで、川沿いににぎやかな場所が見えます。これが偕楽園でしょうか。
この先の交差点で、渋滞中と書かれた看板を持っている警備員さんがいます。バスが一時動かなくなりましたが、2−3回の信号待ちで通り抜けることができ、わりとスムーズにバス専用の駐車場に着きました。先ほどのにぎやかだったあたりの近くに到着したようです。
ついたのは千波湖駐車場です。偕楽園の駐車場というより、その前にある千波湖を巡る公園に整備された駐車場のようです。公園には水戸斉昭と七郎麻呂(慶喜)の像があります。団体の記念撮影場所になっているのか、いつも人が並んでいます。帰りに撮り直そうとしたときも並んでいました。
水戸光圀の銅像もあります。
ここから、偕楽園までは歩道橋のような連絡通路を歩いて行きます。たくさんの人でごった返しています。
連絡通路から見えた、偕楽園です。丘のこちら側の斜面に、庭園や建物が見えます。
通路は道路の上を通ります。駐車場の梅は満開のようですが、そこに入るための車が長い列を作っています。車で来ると駐めるだけでも大変だったようです。
鉄道の駅も見えます。この期間の休日だけ電車が止まるようです。多くの人が乗り降りするようです。反対側のホームが見当たりません。水戸から来る電車は停まれないようです。
通路は途中から丘の斜面を登っていく道に変わります。ほぼ登り切ったあたりに偕楽園の東門があります。かなりの人混みです。
偕楽園は日本三大名園の中で唯一無料で入場できます。ここには入ればあとは集合時間までは自由行動です。
偕楽園は梅の名所だそうです。まずは梅を中心に見ていくことにします。
東門を入ってすぐ正面に、立派な梅の木があります。最初に圧倒されるので、みんなが一斉に写真を撮っています。
こちらはきれいに咲いていた梅の花のアップです。
この花もきれいだと思った花の一つです。
品種は色々あって覚えきれません。解説が書いてあるのですが、早咲きとか白とか一重八重とかは分かるのですが、スモモ系アンズ系野梅系の違いは何なのでしょうか。
園内は広くたくさんの梅の木があります。なるべく人が入らないようにとは思うのですが、そのような場所は少ないようです。
梅の木の中でも特に立派な6本の木は、六木として特に大事にされているみたいです。六木を中心に見ていくことにします。北側の御成門から表門あたりにかけてたくさんあります。
御成門に一番近いところにあるのが白難波です。下から見上げて撮るので、花の色と空の色が混じってわかりにくいのですがご容赦ください。
そこからちょっと入ったところにある虎の尾です。
さらに奥に入って、江南所無です。ピンク系の花ですが、まだ咲いていませんでした。
ここから、表門の方にあるのが月影です。向こう側にある紅梅の色が目立っていますが、実際は青白系の花です。
公文亭前の広場にあるのが柳川枝垂れです。名前のように枝が垂れ下がっています。
公文亭の入口に烈公梅があります。ここのものは時間切れで見つけられなかったのですが、もう一本東門を入ったところにあるものです。烈公とは水戸斉昭のことだそうです。こちらのものも立派です。
偕楽園では、梅祭りが開催されていて、梅大使が着飾って出迎えてくれています。あとTVと同じ格好をした有名隠居もそのままの格好で見かけることもあります。著作権法は上どうなるか分かりませんが掲載することにします。肖像権の問題がありますので残念ながらぼかしがかかります。
偕楽園は梅の他にもたくさんの見所があります。
水戸偕楽園を一通り巡ってみることにします。東門から入り反時計回りにまわります。偕楽園の東半分は梅林が広がっています。それに沿って北端にたどり着いたところに御成門があります。外側から見ています。
御成門から、園内の北側に沿って西に進んだところにあるのが、表門です。園内の中心の公文亭に最も近い入口で、こちらが正門にあたるのですが、現在の出入りの中心は駐車場とかの関係で東門になっています。
表門から西側は丘を下る形になります。そのあたりには、孟宗竹林が広がっています。手入れが行き届いているせいか、この時期でも色鮮やかです。ここまで来ると梅林から離れているせいか人通りは少なくなります。
丘の斜面から下側に降りるところにもう一つ門があります。一の木戸です。ここから先はは杉林になります。
杉の木の中で特に大きなものは、太郎杉・次郎杉と呼ばれています。残念ながら次郎杉は枯れてしまい株だけが残っています。
こちらが太郎杉です。下から見上げています。
太郎杉の足元あたりに吐玉泉があります。わき水を集めて吹き出てくるようにしたものです。近くでとれる大理石でできています。石には溶けて削れたような跡が見られます。すぐに使えなくなるので、これも何代目かのものです。
丘の下側を進んで行きます。南門を過ぎたさきにいくつかの碑があります。こちらは僊湖暮雪と書かれているものです。水戸斉昭の書だそうです。
斉昭は中国の故事にちなんで、水戸の名所を選び八景と定めました。その一つで、ここから見る千波湖のことを指したものです。この上の丘から見る千波湖です。
碑のあるところから、東門への坂の上り口に洞窟があります。このあたりで使われた石材をとった後にできたようです。
ここでは石は見られませんでした。公文亭の下にある門の礎石がそうでしょうか。こんな石です。
ほぼ一周しましたので、中心部に行きます。ここには公文亭があります。
一通りまわると、バスの出発時刻が近づいていました。まだ見残したところもありますが、いそいで、バスのあるところに移動します。ちょっと小走りになりました。
水戸偕楽園からは、今日の宿泊地である成田に向かいます。高速道路を引き返す形になります。途中から分岐し東を目指します。右側に牛久大仏が見えてきました。背中側です。だいぶ通り過ぎてから、横顔になりました。
利根川を渡ります。このあたりでも川幅が結構あります。流れもゆったりしています。
空港のインターで高速道路を降ります。間近に飛行機が離陸するところが見えました。
高速道路の横の高台に宿があります。注意事項とか説明を受けた後、部屋に移動します。同じ高さなのに建物によって階が違っていたり、廊下が全て袋小路になっていたりと、迷路のようになっています。どこへ行くにしても、フロントを通らないといけないのは不便です。館内の地図もないので、どこがどうなっているのか全く分かりません。
周辺の状況を見に行ったのですが、道路とホテル群以外何もありません。基本的には、成田空港に深夜に発着する人向けの宿なのでしょう。外に出ると、時折、飛行機が離陸のためにエンジンを噴かす音が聞こえます。建物内では全然聞こえません。飛行機の離着陸が見えるかもと思ったのですが、それも見えません。雨もぱらつき始めていますし、そろそろ食事の時刻ですので、部屋に戻ることにします。
食事はバイキングです。テーブルのあるところと、食事の並べてあるところとの間のしきりが狭く、すれ違うのに待たないといけません。テーブル席も窮屈です。食べるものを取るのにも人が多く苦労します。混んできたので早々に引き上げます。
次は大浴場に行きます。部屋からは非常階段を降りればすぐ目の前なのですが、階段・エレベーターのあるところまで長い廊下を歩いて行かないといくことができません。もうちょっと利便性が考えられないのでしょうか。一応温泉で鉄泉のようです。ややさび色をしています。ちょっと気になるのがアンモニア性の異臭です。温泉の成分に含まれているみたいです。露天風呂ではあまり感じなかったので、においがこもっているのか、どこかで温泉水が分解されて大量発生しているのでしょう。
部屋に帰ったら寝るしかやることはありません。ちょっと寝付けなかったので、寝不足気味です。
翌朝、中庭のようなところを見に行きました。雨も降っています。部屋からは目の前なのですが、部屋に帰ってくるには反対側遠くのフロントを通らないといけないのでかなり遠回りになります。宿泊客が何人か外に出ているところがあったのでそこから入れるかと思いいってみたのですが、扉は開きませんでした。
時間になったので朝食に行きます。昨晩に近道があるのを見つけていました。初めはそうでもなかったのですが、だんだん混んできます。身動きが取れなくなっています。食べ物もなくなってしまって、補充されないものもいっぱいあります。ちょっとがっかりです。今朝も早々に退散です。
出発時刻が近づいてきたので、荷物を持ってロビーに行きます。中国人団体客でごった返しています。仕方なく他の場所で時間になるのを待ちます。出発時刻になったのですが、なかなかでることができません。先に出る中国人団体客にこない人がるとかで、バスが玄関前に着けられないからです。遅れたバスが出たあと、何台かのバスが玄関前に並びました。15分ほど遅れて、バスは出発です。
最初の目的地は、犬吠埼です。途中何もなく到着しました。岬まではバスはバックで入りました。正面に見える灯台です。
入口横には、白い郵便ポストがあります。
灯台の前にはディファレンシャルGPSのアンテナがあります。航行する船の位置精度を高めるためのものです。
灯台の足元の遊歩道です。白亜紀の地層を観察できるのですが、崖崩れの危険があるため、通行禁止になっています。再確認したいことがあったのですが、近寄れないのは残念です。
できるだけ近くに行ってみましたがここまでが限界のようです。砂岩泥岩の互層が見えます。
波は非常に高く、海岸に近寄るのも危険でしょう。
灯台の裏には、水仙が咲いていました。近くには海岸性植物群落を保護されている区域もあります。
アシタバがあります。このあたりも暖かいのでしょうか。今日は雨のためそれほどでもないようです。
他の人よりも遠くまで行ったためか、時間が経つのはあっという間です。すぐに出発時刻になりました。
犬吠埼の次は、九十九里で昼食です。バスは南下して行くことになります。犬吠埼を出てすぐに銚子電鉄の犬吠駅前を通ります。駅舎です。ここが、せんべいを売り出し始めたところだと記憶しています。
地球が丸く見える丘というのもありますが、素通りです。正確には水平線が丸く囲んでいるというべきでしょう。高い山が少ないので地平線も丸く囲んで見えるかも知れません。このあたりはキャベツ畑が広がります。首都圏に近いので、生鮮野菜などを作るのに適しているのでしょう。走る車内からはきれいに写ってくれません。
ソーラーパネルも至る所にあります。ちょっととりつけられている角度が小さいような気がします。
銚子付近の台地を降りてからは海岸近くを走るのですが、なかなか海は見えません。今日は座席が右側になっているのもあるのですが、海から離れたところを走っているのが原因でしょう。海岸近くの低地を走っているというのは、津波避難塔があることから分かります。途中の川沿いのものです。
この辺でよく見かける民家の形です。二階がなかったり、玄関右側の部屋(来客用?)がなかったりとかの変化はありますが、これが基本形のようです。前に作業小屋のようなものもあります。
結局海が見えないまま、九十九里の昼食場所に着きました。いわし定食を食べます。昼食には、おかずの量が多いの難点です。ご飯を別注して二人で食べるとちょうど良い量でした。
昼食会場からは海が見えます。ちょっと時間があるので見に行きたいものです。雨が降っていますが、傘はバスの中です。それほどひどくないのでそのまま行くことにします。レストランが貸してくれたようです。建物の裏側にまわります。裏庭で桜がきれいに咲いていました。
海岸に出られると聞いたのですが、柵が締まっています。横に人が通れるすき間があったので、そこを通り抜けていきました。
海岸です。北側を見ています。雨のせいか遠くの方はかすんでいます。
ここでも波が荒いようです。右から左に流れる波もできています。こちらの方への流れがあるのでしょうか。
砂はきめが細かくそろっているようです。貝殻はアサリ・イガイの他は見かけません。
奇妙のものが漂着していました。オートトラッキングと書かれていますので、流れを調べるものでしょうか。すぐに回収されると思うのですが、その割には、漂着場所に長く放置されているようです。
雨も降っていることですから、長く出ていると濡れます。早々に引き上げます。
おみやげを選んでいる内に出発時間となります。バスの乗り込んで次に向かいます。次の予定は、いすみ鉄道に乗ることです。
バスは、海岸沿いの有料道路に入ります。左側に海が見えますが、座席は右側です。
有料道路を降りてからは、ずっと町中を走ります。山の方に向きを変えた、ところで踏切を渡ります。外房線といすみ鉄道が分かれていくのが見えます。
この先のコンビニ前でバスを降り、大原駅まで歩くことになります。駅に着けば鉄道に乗り込むことになります。
バスを降りるときは、必要な荷物だけを持っていくことにします。小さなリュックを持ってきていたのですが、肩紐の長さがあっていません。待たせるわけにはいきませんので歩きながら調節します。できたときは駅についていました。
ここが大原駅です。左側がいすみ鉄道の入口、右側がJRの入口です。
添乗員さんから、団体乗車票をもらいます。服の適当なところに貼り付けるようになっているのですが、雨で濡れているせいかすぐにはがれます。唯一くっついたのが、旅行会社の団体バッジです。この後家に帰るまでずっとここについていました。
これから乗る列車です。人気アニメのキャラクターが描かれています。著作権の関係でそのまま載せることはできません。ぼかしを入れています。これに乗って、大多喜駅まで行きます。
30分ほどの乗車なので、座らず立っていることにします。我々のツアーだけで座席はいっぱいです。特等席は前方運転席横なのですが、雨なので後方の同じ場所にします。
走り出して車窓に見えた風景です。フロントガラスが濡れているためぼやけた感じに写っています。池の畔にあるのは梅の花です。
すぐに最初の駅、西大原につきます。椿の花が咲いています。
観光団体が乗っているためか、沿線の見所も説明してくれます。人気アニメのキャラクターが置かれた場所です。沿線の雰囲気に合わせてこのキャラクターを選んだそうです。一応ばかしを入れています。
いすみ鉄道は、沿線の菜の花がきれいなので有名です。咲き始めているのですが、まだまだこれからのようです。
国吉駅です。回送車両が置かれています。キハ30型です。国鉄時代のものです。カタカナの記号は箱形気動車の略でしょうか。
有名写真家が好きな場所として知られている踏切だそうです。名前は覚えていません。この頃には、窓の水滴も蒸発して、写真もクリアになってきています。
一番の菜の花の見所です。写真撮影にいっぱい人が来ています。写真を撮っているのか撮られているのかよく分かりません。
時々鉄橋をわたります。レールが雨に濡れて光って見えるのがきれいです。
城見ヶ丘の駅からは大多喜城が見えます。城が見えるからこの地名なのでしょう。
城見ヶ丘の駅を出ると次は下車駅の大多喜です。
ほどなく大多喜駅に到着します。
大多喜駅に到着しました。ここで回送されてくるバスが到着するまでしばらく待つことになります。いったん外に出て駅舎を見てみます。外から見た駅舎です。
駅には、発泡スチロール製の本多忠勝の像があります。著作権にっかると思うので載せれません。駅で確認ください。動くようになっているらしいのですが、何かがひっかっているようでした。
駅に止まっているキハ20型です。咲いているのは河津桜だそうです。
こちらはいすみ200型です。ちなみに乗ってきたのはいすみ300型です。
これまで、桜や気動車を見たりとかで時間はある程度つぶしていたのですが、まだ少しだけありました。バスはいつ到着するのか分からないのであまり遠くには行けません。周辺に何があるか確認できた頃にバスが到着しました。
この後は、宿のある富浦に向かいます。距離的にはそのまま房総半島を横断するか、南下して半島のくびれたところを横断する方が近いのですが、いったん北上して高速道路に入るようです。
途中、地層が見えます。このあたりは大きな砂取り場がたくさんあって、そこにはきれいな斜交葉理ができています。できれば見てみたいです。
目をこらして探したのですが砂取り場はなく高速道路に入ります。一ヵ所見えたところがありますが反対側の窓です。写真には収めることができませんでした。
バスは順調に走っていたのですが、もうちょっとで高速道路の終点というところで、いきなり止まります。何かと前方を見ていると、斜めに止まっている車が見えます。直前に事故があったようです。横に携帯電話を持った人がいます。ここではつながらないでしょう。
先頭のトラックが斜めになっているのは、中央分離帯のポールを倒して先に行こうとしているからです。前の車も我々の乗ったバスも、同じように対向車の来ない間を狙って先に進みました。
追い抜きざまに見えたのは、トンネルの右側面高さ1m位の所にタイヤがこすったような跡があること。車の右前方のカバーがはがれ落ちていたことです。右前部が壊れていたという声も聞こえます。想像ですが、事故の原因は居眠りか脇見でしょう。気が付いたときには車が左側に寄りすぎていたため、慌ててハンドルを切ったら、曲がりすぎて右側壁にぶつかったあと左に曲がりながら左側壁にぶつかって車が止まったように見えます。ぶつかったような音を聞いていないので、我々がトンネルに入る前に起こっていたのでしょう。
対向車がいれば大事故になった可能性があります。後続車もよく追突しなかったものです。これは不幸中の幸いでしょう。という言い方をしましたが、この後高速道路は通行止めになったそうです。ちょっと遅ければ影響を受けていたかも知れません。
ここからトンネルを二つ過ると、高速道路の終点です。そのまま宿のよらずに、道の駅によります。その建物です。
この裏側に菜の花畑があるそうです。そちらに行ってみます。
川沿いに、桜の花が咲いています。九十九里のものと違って葉っぱが出ていません。違う種類でしょうか。ちなみに、大多喜駅の河津桜は葉が出ています。九十九里のものと同じです。
こちらが、川を渡ったところにある菜の花畑です。
花を中心に撮って見ました。
川沿いにも菜の花があったので、桜といっしょに撮って見ました。
ここからは、宿までは10分とかかりません。花を見るためによったように見えます。ツアーによくある、土産物屋によってマージンをもらうというパターンなのでしょうか。花を見ていたので、土産物を買っている時間はありませんでした。
すぐに宿に到着です。
宿にはすぐにつきました。夕食時間が問題です。宿から、宿泊客が多いので3つの時間帯に分けたいとの連絡があったそうです。5時半、6時45分はいいとしても、8時からというのはいくら何でもという感じです。自分で予約していて、こんなことを言われたら切れているか、宿代をまけろといっているかも知れません。真ん中の6時45分になったそうです。一安心です。それにしても8時で良いと答えるのはどういうツアーでしょうか。
食事まで時間があります。その辺を歩いてみることにします。宿は大房岬の真ん中にあります。読みかたがわからなかったのですが、「だいぶさみさき」と読みます。音訓の選び方が奇妙です。大房岬自体は公園になっていて遊歩道とか広場、キャンプ場などが整備されています。宿のパンフレットには、ここを巡る二つのコースが書かれています。南コースに向かうことにします。
宿は工事が行われていて、裏側の出口があっちいったりこっちになったりしているようです。宿の人もよく分かっていないようでした。出たところから、斜面を降りる道に入ります。ここでウグイスの鳴き声が聞こえます。今年始めて聞きました。
ずっと降りていったところが広場になっています。その先には海が見えます。向こうに見える陸地は、房総半島です。
この広場に滝があると書かれているので行ってみました。小さな滝です。
となりに、洞窟があります。役行者が掘って不動明王を祀ったとされています。近づこうと川をまたいだら、足場の石がぐらついてこけてしまいました。
その正面、広場の端にあるマテバシイの木です。風のせいか大きく曲がっています。滝や洞窟はこの右奥にあります。
ここから海岸に降りられるようになっています。降りたところの砂浜です。薄暗くなり始めていて写真の写りが暗めです。
海岸の岩には、地層の作る模様がきれいに見えます。
地層の斜交葉理です。向きが互い違いに変わるヘリンボ−ン構造のようにも見えます。
何かがのたくったような模様があります。生痕化石のようです。
2本の断層がクロスしています。このようなものは共役断層といいます。見かけ上は左下がりのものが後からできたように見えます。
きれいな斜交葉理です。トラフ型の斜交葉理のようです。川が削った底にたまった地層です。
ぐるっと海岸を一周しました。このまま斜面を登っていけば宿に戻ることができます。まだ時間がありますので、このまま真っ直ぐ行って北散歩コースにですことにします。暗くなってきていて、写真の写りが悪くなっているのは気になります。
南海岸から、岬を回る道を通って宿に戻ります。最初に目指すのは、ビジターセンターです。その手前に、要塞跡地がありました。発電所だったようです。考えてみると、ここは、東京湾に入ってくる艦船に対して砲撃するには適地といえます。
ここからちょっとあがったところにビジターセンターがありました。30分ほど前に閉館になっています。真っ直ぐここに来ていれば見られたかも知れません。
ビジターセンターの横に、物置にしているトンネルがあります。これも要塞と関係がありそうな気がします。薄暗くなっていて細かいところまでは分かりません。
脇に入ったところにキャンプ場があります。そのちょっと奥が第二展望台です。展望台とその前の広場です。
この展望台から、崖下を見ると島が見えます。増間島というそうです。何でも、島を引っ張って持っていこうとした伝説があるそうです。ちょっとめちゃな話です。
西側です。三浦半島が見えています。半島の左端の上くらいに富士山が見えるらしいのですが、今日は雲の中のようです。
ここを降りていくと、洞窟があります。弁財天の洞窟といいます。林の中だと真っ暗なので、洞窟があるくらいしか分かりません。
この前を少し降りていくと、開けたところがあります。そこからは、夕焼けが見えます。西の方から晴れ間が広がってきているようです。太陽がちょうど沈んだくらいの時間でしょう。
ビジタセンターまで戻り、前の道を登っていきます。ここを真っ直ぐ行くと宿に戻ることができます。
道が一番高くなったあたりの左側に展望塔が見えます。間に木が生えているのですが、少し行きすぎたあたりで、展望塔に行く小道がありました。正面から見た展望塔です。雲が厚いせいか、暗くなるのが早いです。
どんなところか軽く昇って見ておくことにします。上からは360度景色が見渡せます。富浦の町の方向です。街明かりが見えています。
だいぶ暗くなっているので、すぐに塔を降りて宿に戻ることにします。地図によると塔の前の道を進むとビジターセンターからの道に合流します。その通り進んでいたはずなのですが、正面の空に夕焼けが見えてきました。宿は東側にあります。どう考えても向きがおかしいです。そのうち、道の簡易舗装もなくなりました。この先は行き止まりになりそうです。明らかに迷ったようです。最終的には道もなくなりました。地図との関係が理解できていません。とにかく引き返します。どこで間違えたのかも分かっていませんから、近くにある道がどうなっているか調べることにします。ちょっと戻ったところから下側に少し広い道が見えます。この道に降りて少し歩いてみたら、何か歩いたことがあるような気がしました。ビジターセンターから登ってきた道のようです。その道を歩いてみると確かに、展望塔の方に入っていった小道がありました。ということは、このまま真っ直ぐ進めば宿に帰ることができます。一応一安心です。
正しければ、少年自然の家の前を通ります。しばらく歩くと間違いなくありました。そのまま真っ直ぐ進んで宿に戻ることができました。道の迷った分、完全に真っ暗になっています。
食事の時間には、まだ少しあります。お土産物を買おうと売店で見ていたのですが、食事が終わったら、割引券がもらえるという声が聞こえてきたので、見るだけにして買うのは食後にします。
食事は、今日もバイキングです。時間制にしていたせいか、それほど混んでいませんでした。いつものように食べ過ぎたかなというぐらいで食事を終え、2−3お土産を買いました。日持ちのするものが中心です。夕焼けが見えていたので、星が出ているか確認したのですが、また小雨がぱらつき始めたようです。風呂に入ってから、寝ることにします。
昨晩も続けてあまり寝付けませんでした。何が悪かったのでしょうか。
昨晩道に迷った理由も気になります。はっきりしているのは、正反対の方向に歩いていたことです。180度向きが変わった原因は何なのでしょうか。考えられるのは、正反対の方向に出る道があってそちらの方向に入ってしまったということです。展望塔に登るらせん階段に入るのに、心柱をまわりましたが、降りてからの分もあわせて一周したつもりが半周しかしていなかった可能性が考えられます。確認に行ってみます。
展望塔からは、確かに正反対の方向に出る道があります。でもその道は明らかに昨日通った道ではありません。20mも行かないうちに狭くなっています。反対側に出たという説は否定されます。原因については振り出しに戻ってしまいました。
展望塔です。手前に来る道と、右奥の森に入る道とがあります。昨日歩いたのは行き帰りとも手前側の道です。はっきりしているのは、明るいと、広場との位置関係がはっきり分かるので、道に迷うことはなかったということです。
家に帰ってから、いろいろなことを考えている内に分かったことです。昨晩に考えたことを地図を見ながら検討してみました。まず、展望塔を降りた時点で考えていたのは、展望塔に来る道を戻っていくと、右側から来るビジターセンターからの道にT字路で合流するので、ここを左折すると宿に戻れるということです。昨晩は確かに道に突き当たったので左折していたことです。このとき、ちょっと変だと思ったことも忘れています。たぶん道に迷ったことで、パニックになっていたのでしょう。何が変化だったかというと、合流するときの道の形は「入」の字型でないといけないのに、「イ」の字型になっていたことです。さらにいえば、宿に戻る道は、車が通れるアスファルト舗装の道です。合流する道は簡易舗装です。明らかに違うところで曲がっていたことになります。
宿から展望塔に行く道を地図で確認するとこうなります。ビジターセンターの方に向かっていくと、展望塔のある広場に行く道が右斜め前方向に出てきます。その道に入りちょっと進むと、今度は展望塔に行く道が左前方に見えてきます。つまり、展望塔から帰るときは、T字路に2回つきあたり、右・左の順番に曲がらないといけなかったわけです。昨晩は1つ目で左に曲がっています。おまけに、暗くて全体が見通せていません。明るければ、道が違うことが一目でわかったでしょう。これが道に迷った原因です。
話を戻します。この時間は、まだ日の出前なので、塔に登って日の出を待つことにします。雲がかかっていて、太陽はその上に昇ってきます。太陽が見えた瞬間です。中央下の方の明かりが雲を通して見えた太陽で、その右上で明るいのは雲が光っているだけです。名古屋から来られた夫婦連れは、太陽がちょうど見える直前にやってこられました。
展望塔から伸びるもう一本の道を進むと、水のたまった地下道に出ます。これも要塞関連のトンネルでしょうか。
その先に、円形のベンチのようなものがあります。元は、砲台が置かれていたところだそうです。作ったものの、空中戦の時代になっていて、使われることはなかったようです。
広場の反対側にも落ち葉に埋もれて奇妙な建築物の残骸があります。これも要塞あとで、倉庫かなにかでしょうか。
朝早くは、鳥の動きが活発です。いろいろな鳴き声が聞こえてきます。木の枝にシジュウカラが止まっています。ネクタイ模様がはっきり見えます。
キツツキのような止まり方をしているこの鳥は、コゲラです。
朝食時間が近づいていますので、いったん宿に戻ります。部屋で軽く汗を拭いてから朝食会場に行きます。朝食もバイキングです。時間帯制限がありませんから、混みそうな気がしたのですが、一時的でした。連日の食べ過ぎでおなかがすぐに張ってきます。控えめにしておきました。
出発時刻は、7時50分です。早めにロビーに行きます。昨日も見たような、別のツアーの添乗員さんがいます。どことも似たようなコースをまわっているようです。出発は我々が一番早かったようです。バスが来てから、ちょっとだけ時間がありましたから、建物の反対側に周り、富士山が見えないか探してみました。一瞬三角形の形が見えたのですが、カメラがピントを合わせている間に消えてしまいました。雲だったのでしょう。水平線にはもやがかかっています。
玄関に戻れば、バスへの乗車が始まっていました。時間通りに出発です。
今日の予定は、房総半島を南下し最南端まで行ったら、引き返して大阪まで帰ります。
バスは、館山の市街地を通ります。窓からは、館山城が見えます。
館山では、ファミリーパークでポピー畑を見る予定です。
館山から南の房総半島は、三角形に西側に大きく張り出しています。その先端は洲崎といいます。洲崎に南からアプローチする道が房総フラワーラインです。今は、菜の花が咲いています。シュロも名物のようです。
ファミリーパークは、フラワーラインに入ってすぐの所にあります。開園時刻にあわせたためか、我々が一番乗りです。一応説明があります。基本的には花を摘んだ時の、料金支払いシステムです。自由に見てよいということなので、一通り見ることにします。
まずはポピー畑です。黄色オレンジ白のポピーが入り乱れて咲いています。
花には、ミツバチがやってきて盛んに密を集めています。ここでは養蜂もやっているようです。売店では蜂蜜が売られていました。
キンセンカです。花壇になっているところにありました。
温室には、ドラゴンフルーツがあります。中に入れる時間ではなかったので、ビニール越しに見るだけです。
別の温室の、キンギョソウです。ストックもあります。摘んで帰ってねというものです。有料です。
高台からは、海岸が見えます。外海に面しているせいか。波が荒いようです。早めに切り上げて見にいってもよかったです。別のツアーグループもやってきたので園が混み始めています。同じ宿に泊まっていた人たちです。外に出ることにします。
売店を通って外に出ます。園の看板を支えている石垣の石が気になります。珊瑚礁のようです。このあたりには、沼サンゴといって、9000年ほど前の暖かかった頃の珊瑚礁が化石になって残されています。それでしょうか。
眺めていたら、出発時刻になりました。バスに乗って出発です。海も見たかったけれども行っている時間はありませんでした。バスは次の目的地、房総半島最南端の野島埼に向かいます。
野島埼は半島状になっていて、その付け根の所にバスを駐めて、そこから歩きになります。正面に見える灯台です。
ここから見る海は波が高いようです。
逆巻いて、チューブになっているのも見えます。
添乗員さんは、最南端の碑まで案内してくれます。海沿いの遊歩道を進みます。三峯神社があります。どちらかというと、祠のあるくぼみが気になります。ノッチなのでしょうか。それにしては、海の方を向いていません。
礫層が乗っているようですが、別の所は不整合のようにも見えます。
こちらには、断層が入っています。正断層です。
房総半島最南端の地に着きます。記念碑と灯台をセットに撮ってみました。
波を見たりしていいる内に、戻らないといけない時刻を過ぎています。添乗員さんがいるので安心ですが、急いでバスに戻ります。
つぎはコース最後の目的地です。
バスは、館山から房総半島の先端部を反時計回りにまわっています。野島埼からはどちらかというと東方向に進むことになります。
次の目的地は、ツアーの案内では千倉ということになっています。後で地図を確認したところ、いったのは、千倉のだいぶ手前にある白間津というところでした。
道沿いに、花畑が広がっています。ここでやることは、花を摘むことです。川沿いの駐車場にいったんバスを入れた後、農家のトラックに誘導されて花畑に移動します。そこに咲いている花を摘み取ります。この畑に入りました。
咲いているのはストックです。5本まではツアー代金に入っています。咲いている花は持って帰る間に落ちることがあるので、つぼみの多いものを選ぼうとしました。たいがいは開ききっていて、探すのは途中であきらめました。持って帰った花は、瓶にさしておいたのですが、水につかっている茎の部分から腐ってきて、3週間しか持ちませんでした。こまめに水を替えた方がよかったのでしょか。
花を摘んだあとは、トイレ休憩ということで近くの道の駅に行きます。ここには、この付近で代表的な漁船が展示されています。
すぐ目の前に海が広がっていいます。海岸の岩石の縞模様が気になります。野島埼ではこれほどはっきりしていませんでした。断層のようなずれも見えます。
道の駅には、この付近の海産物が売られています。水槽にタカアシガニがいました。すぐ南側には相模トラフがありますから、ちょっと沖に出れば、急に水深が深くなるのでしょう。薄暗かったので写真はぶれています。
トイレ休憩ということで、それほど時間はありません。すぐに出発です。あとは昼食を食べて帰るだけです。
バスは、ちょっと戻った後、山の中を走ります。どこをどう走っているか全く分かりません。次に気が付いた場所は、館山の市街地です。ここから、富浦のインターチェンジに行き高速道路に入ります。だいぶ走るのかと思ったのですが、3つ目のインターチェンジで降りました。ついたところが、東京湾フェリーの乗り場です。
ここからは、南側に鋸山が見えます。
昨日通った時に、山の中に奇妙なものが見えたのですが、今日は見えません。気のせいだったのでしょうか。
こちらは海岸です。湾内に入ったせいか波はだいぶ穏やかになっています。
ここでの目的は、昼食休憩です。アサリご飯とカニ汁です。ご飯は辛くのどが痛くなるくらいでした。お代わり自由といってもそれほど食べられません。アサリも煮込みすぎでゴムのように固くなっています。おまけに、ひじきの佃煮の試食といってご飯に乗せようとします。これだけは断りましたが、佃煮の方が辛く感じなかったのはどういうことでしょうか。カニ汁も辛かったです。味噌の入れすぎです。味付けのしかたが違うのでしょうか。みんな辛いと行っていました。
食事後は、ぶらぶらっとしてから買い物をするだけの時間はありました。佃煮類が多かったようです。外でピーナッツのつかみ取りをやっていたのですが、どこかのツアーのオプションでした。
ここからは再び高速に入り東京方面を目指します。昨日見えていた斜交葉理は、準備していたので、写真に収めることができました。添乗員さんが気を利かせて、座席の左右を入れ替えてくれていたため再び反対側でした。
高速道路を進み東京湾横断のためにアクアラインに入ったとたんに霧に覆われてきました。海ほたるに近づくにつれ薄くなってきているようです。建物の上部だけが見えます。
海ほたるサービスエリアで、トイレ休憩が入ります。時間が短いので、最上階まで上がって、景色をちらっと見るか、その一つ下の階で買い物をするかのどちらかしかできません。最上階まで上がりました。先ほどまで出ていた霧はなくなっていましたが、東京の方に押しやられているのが見えています。
上がったと思ったらもう降りないといけません。トイレに行って、バスに戻ったらナンバープレートが1番違いのバスがとなりに駐まっていました。このバスは、2日目に犬吠埼で見ています。今日はどこをまわっていたのでしょうか。
海ほたるを出発して、川崎から首都高湾岸線に入ります。横浜が近づいてくるとベイブリッジが前方に見えてきました。
橋を渡って、横浜市街に入ってから、添乗員さんがみえる建物の説明をしてくれるのですが、いっぱいありすぎてどれのことをいっているのか分かりませんでした。
バスは、横浜で降りるのではなく、ずっと先に進みます。保土ヶ谷バイパスから東名高速に入り、海老名から小田原厚木道路を走ります。これで小田原まで行きました、途中はこれと言った景色はありませんでした。
小田原駅前に北条早雲の像があります。切符が配られるのを待つ間に急いで撮ったので傾いています。
ここで乗っていたバスともお別れです。トランクに入っていた荷物を受け取ります。千倉で摘んだ花があるのですが、長くて持ち運びに苦労します。傘も邪魔になっていたので、いっしょにバッグの横にくくりつけました。花が折れないようにする心棒にもなります。見た目もだいぶよくなりました。
小田原から乗車するのはこだまです。各駅に止まるのでどこを走っているのかはわかりやすいのですが、だいたい追い越し待ちをするので停車時間がどこでも5分ほどあります。走っている時間と止まっている時間はそれほど変わりません。
新富士の近くで、富士山が見えます。反対側の座席なので、せまい窓を通してみています。
新大阪の到着予定時刻は19時ちょうどです。京都線沿線の駅で降りられるか添乗員さんに確認してもらったところ、その駅までの切符がもらえました。京都駅で下車して乗り換えます。ここで降りたメンバーは皆さっさと帰ったようで、ばらばらになってしまいました。
大阪方面行きのホームにおりると、電車が目の前で出て行きました。次の電車を待って最寄り駅まで行きます。これで、最寄り駅到着時刻は新大阪経由とほぼ同じくらいだったようです。
ツアーについて
このツアーを選んだのは、これと言って理由はありません。強いてあげられる理由は最初に書いたものです。今ひとつインパクトにかけるというのが正直な感想です。
このコースは、いろいろな会社と競合しているせいなのか、現地でも同様なツアーと一緒になりました。他社と比較して安くなるように料金設定しているのか、いろいろなところでどうかなぁというところがあります。
初っぱなからあったのは、昼食が3回ともオプションであるということです。昼食代でかなり持って行かれました。ツアーのメニューを見れば、昼食がついているかどうかは分かります。ツアー慣れした人なら比較するときに、昼食はどうなるかとか考えて申し込むはずです。これはあまり意味がないと思います。それとも、昼食を非常に簡単なもので済ませて安くあげようと考えている人のために企画しているのでしょうか。
帰ってくるのに、非常に時間がかかっていることもどうかなあと思います。最後の千倉の花畑を出たのが10時半ですから、新大阪に帰るまで8時間半かかったことになります。昼食時間とかがあったとはいえ、戻るのにこれだけ使った事と比べてみると、そんなに遠くに行っていたとは思えません。ロス時間の大半が、小田原からこだまに乗ったことによるものでしょう。こだまにしただけで1時間以上余分にかかっていますし、横浜から小田原までは1時間近く使って走っています。小田原乗車で、こだまにして乗車券を安くあげることはできるでしょう。それだけではなく、大阪到着を夕食時間帯にすることで、夕食弁当をオプションでつけることができそこからマージンを得るというのが目的のような感じがします。少なくとも、小田原を30分後に出たひかりの方が早く着いています。止まっている時間が多かったので余計そう感じたのでしょう。小田原あたりで何かを見ていればそうも思わなかったかも知れません。
旅行会社は、参加者がどう感じるかを考えてツアーを企画してくれるといのではと思いました。
旅行参加者と血液型
添乗員さんが帰りのバスの中でこんなことを言っていました。血液型によって、ツアーに参加するときの準備が違うし、お土産の買い方も違っているとのことです。一度のたくさんの情報が入りすぎてどれがどうだったかはほとんど覚えていません。
この話はあまり信用していないので、そんな話もあるのかなと思っておきます。このたぐいの話は、誰が言い出すのでしょうか。ちゃんと調べているとは思えません。統計を取って調べたという方向など見たことがありません。話が広まっていく元があるはずです。それと話が広がるきっかけみたいな者も必要です。このあたりの仕組みは不思議としかいいようがないです。
血液型が正確と関係するというのなら、一般的にいわれている血液型による性格の違いと共通している必要があるでしょう。ちょっと違和感があるところもありました。こんな話ができるだろうなというのは想像できます。たとえば、A型は優柔不断で几帳面とされています。この原理に従えば、お土産を買うのに迷ってしまって買えなくなるのではないでしょうか。それとも、あらかじめ買い物リストをつくってそれに従って買うのでしょうか。正反対の買い方になります。話はどちらかというと後者のものに近かったようです。 他の血液型でも、一般的にいわれている正確とは一致しているようなしていないような感じです。話半分に聞いておくことにします。
ご飯の食べ方
旅行先の名物といえば、水戸の納豆を初めとして、落花生やびわがあるようです。納豆以外は季節ではないので無理としても、納豆さえも食べ損ねてしまいました。納豆は食べられないというものではありません。ご飯に乗せて食べるのが一般的なようです。今回は、ご飯類が海鮮丼鯛や茶漬けなどにできるようになっていたおかげで、出番はありませんでした。
朝食でみると、のりや生卵、漬け物が添えられていますが、単独で食べられるものではなくどうしてもご飯が必要になります。結局添え物だけで、おなかがいっぱいになるくらいご飯が必要になります。他にもおかずや味噌汁がついていますので、これだけでもご飯はじゅうぶんに食べられます。これらのものをどのように食べていくのがよいのか気になります。
今回は、全てバイキングだったので当てはまらないのですが、料理が並べられていることがあります。たいていは、お酒を飲みながら食べます。お酒は飲めないので、料理だけで食べるとなると、お酒に合わせて濃いめの味付けになっているせいか、どうしてもご飯が欲しくなります。ジュース類は基本的に味が変わってしまうので食事時は飲みません。ご飯類は最後に食べることになっているのが普通で、頼まないと持ってきてくれません。最後に出るご飯が、かやくご飯のように味がつけられているものだとちょっと困ります。白いご飯の方があいます。
かやくご飯のような味のつけられているご飯には、味を付け足すようなものは何も必要はありません。それだけで食べられるように調理されているからです。他に栄養素を加えるための補助食材と汁物だけあればじゅうぶんです。今回のようにあさりご飯の上に、ひじきの佃煮を乗せて食べるというのは、もってのほかです。ご飯が辛すぎたので余計にそう感じました。最近は、ご飯がおいしくなっています。昔のように漬け物とかがなくてもご飯だけでじゅうぶんに食べられます。あわせて塩分の摂取は一番気にしていることなので、漬け物・佃煮といったものは、最近は必要としていません。