ヨッシンと地学の散歩 > 旅行記
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2018/09/02-05 トシドントンボロ


01    出発まで

 今までの旅行の行き先として。離島というものがたくさんあります。目的の一つとして星を見ることがありますから、その条件に合うところが選ばれることになります。そのためには、できるだけ街明かりから離れていることが大事です。その点、離島は大きな海で隔てられているということで、候補地として必要な条件の一つは満たされています。

02 09/02 薩摩川内へ

 甑島に行くというのに、どうやって行くのかを調べていませんでした。九州からアクセスは、薩摩川内港からの高速船と串木野港からのフェリーがあります。ツアーでは、高速船で甑島に渡って、フェリーで帰ってくるようになっています。実際にはそれほどしっかりと考えていませんでした。
 まずは薩摩川内港に向かいます。薩摩川内までは新幹線で、そこから港まではタクシーでの移動になります。新幹線は新大阪9時17分のさくらです。ツアーの集合は新大阪で発車30分前の8時50分になります。30分もあれば着くのでかなり余裕で家をでることができます。

03 09/02 薩摩川内港出港

 待合所に到着したものの、船がでるまでまだ1時間以上時間があります。乗船券がもらえるのもその20分前です。それまでの間、待合所内をぶらぶらしていたのですが、暇をもてあましています。
 建物のまわりを歩いていると、近くに京泊天守台跡と書かれた案内標識が見えました。500mほど離れたところにあるようです。あまりキリスト教施設とかは興味がない上に跡地となると、行ってもそうなんだくらいで終わりそうです。でもとにかく暇です。時間つぶしに行くことにしました。15分くらいなら大丈夫です。ちょっと急ぎ足になります


04 09/02 甑島へ

 川内港を出てからは、後方にどのような山が見えるかが気になります。熊本からそんなに走っていないと思っていたので、相変わらず阿蘇山を探しています。ここからだと、霧島山とか桜島の方が近いようです。鹿児島中央は川内の次の駅です。駅の数から行っても圧倒的にこちらの方が近いといえます。この付近の地理が、全然頭の中に入っていませんね。


05 09/02 下甑島へ

 高速船に乗ったときに、途中で別の港に寄るからそこでは下りないようにといわれました。下りるのは2つ目の里港です。里港は見えている山の間の低地にあります。まっすぐ向かえば目的地ですが、船は違う方向を目指しています。着くまで気がつかなかったのですが、行き先は下甑島でした。
 船は上甑島を横目に見ながら進んで行きます。当然今日の宿のある里港からは離れていっています。上甑島には細長い雲がかかっています。こちらに向かって伸びているのか、そのまままっすぐ上に伸びているのか見ただけでは判断できません。斜め上のような感じもします。

06 09/02 下甑島から上甑島へ

 着いたのは長浜港です。上甑島に長目の浜というところがあります。同じ文字を使っているので勘違いしていました。ここに近づいてから思いだしたことがあります。明日泊まる予定の宿は、フェリーの着く港の近くにあります。町に近づいた時には確かにその宿は見えていました。
 明日の宿のあるところまで先回りしてきたことになります。よく考えれば当然で、船の入る港は限られています。どこかによっていくとなれば、こうなる可能性は非常に高くなります。

07 09/02 上甑島到着

 川内港を出たのが15時10分で下甑島長浜港についたのが16時20分です。5分停泊して上甑島里港到着予定時刻は17時5分です。かかる時間は全部で1時間55分です。その後は、5分停泊してから川内港に向かい18時ちょうどに到着します。まっすぐだと半分以下の50分で済んだようです。だいぶ遠回りをしたというのが実感です。

08 09/02 上甑島 星見

 食事(三線)から戻ってきてからは星を見に行くことにしました。フロントで、星の見える場所を確認しました。歩いて行ける範囲内にはないとのことです。何とか教えてくれたのは、西浜です。かなりの距離があります。事前にチェックしていた、小学校の横はどうかと聞いたらそこも距離がかなりあるといわれました。西浜とあまり変わらないので、小学校の方に行くことにしました。

09 09/03 上甑島 八幡神社へ

 朝は、いつものように空がうっすらと明るくなってきた頃に目覚めました。起きて外のようすを確認します。台風接近のようすも気になります。東の空がだいぶ赤くなってきています。雲はほとんどみえせまん。九州方面の地平線近くに、少し高い雲が並んでいるだけです。これだと、太陽は山の上からではなく雲の間から上がってきそうです。風も穏やかなようです。

10 09/03 上甑島 亀城公園
 昨晩、星を見た場所は八幡神社から少し戻った脇道を入っていった所にあります。一の段公園といいます。もともとはここに亀城がありました。一番高いところが一の段、少し低い所の平坦面が二の段です。お城でいえば本丸と二の丸のあたるもののようです。
 城は鎌倉時代以前からあるようです。江戸時代は、薩摩藩が家来にこの地域を管轄させた制度(外城制度)の一環として使われたようです。八幡神社前の武家屋敷もこれと関連しているのでしょう。



11 09/03 上甑島 亀城から西浜へ

 一の段公園の展望台の横に登ってきたところと反対側に下りる木の階段がついています。展望台から見る限りでは、亀城の山麓から里の町の方に向かう道が何本か見えていました。この階段を下りていって里の町に戻られそうです。下りていくことにします。町の中を通りぬけられるかどうかはわかりません。
 城山を下りて町の近くまでやってきました。振り返って見た一の段公園(亀城跡)です。この近くに鶴城跡というのがあり、セットで亀鶴城と呼ばれているようです。方角と距離が示されていたのですが、肝心の方角がまだよくわかっていません。結局、鶴城跡はどれなのか最後までわかりませんでした。

12 09/03 上甑島 西浜から里町

 里の町のあるところは、元々は2つの島があって、その間を海流で運ばれてきた砂やレキがたまって陸続きなった場所です。このような場所を陸繋砂州とかトンボロといいます。沖合にある小さな島は陸繋島と呼ばれます。西浜はこのトンボロの西側の海岸線にできた浜になります。
 西浜のレキの所を北に歩いていると、再びレキがなくなり砂浜となりました。一段低くなっています。というより、レキのある場所が、2mほど高くなっています。レキが台風の波で浜の真ん中付近に集められ、高く積み上げていったようです。

13 09/03 上甑島 里港

 宿に戻って、朝ご飯を食べて、荷物の整理をしてもまだまだ時間があります。今日の出発は10時とものすごくゆっくりしています。やることがないので、荷物を持ってロビーに降りていったら、もう何人かのツアー仲間が来ていました。みんな手持ちぶさたにしていました。
 チェックアウトを先にすませておきます。今日の夕方、前の港から船に乗るので、大きな荷物はここに預けておくことになっています。実際には指示された場所に大きな荷物を置くだけです。置いた後は、それ以外のものを持って、港のまわりをぐるっと回ってみることにしました。

14 09/03 上甑島 長目の浜展望所

 宿に戻ると、ほとんどの人がロビーに出てきていました。すぐにバスがきて乗車となります。今日の座席は、右側後方になります。全員そろったところで出発です。地元の観光案内者(ガイドさんと呼ぶことにします)が同乗します。最初の目的地は長目の浜です。眺めがよい所から長目とついたとか。  バスは西浜の南側から山の裾に沿って走ります。最初に見えてきたのが須口池です。何となく濁っているようにみえます。

15 09/03 上甑島 田之尻展望所

 長目の浜展望所を出発する前に、バスの運転手さんとガイドさんが長目の浜のある場所を見て、「入った」かどうかを確認していました。中国人団体が、次に行く予定の場所の駐車場を見ていたようです。一緒にならないようにというより、途中の道路では行き違いができないために、それを避けるためのようにも見えました。
 「入った」ために、田之尻展望所へ先に行くことになりました。山の斜面に沿って進んで行きます。最初に見えてきた池は鍬崎池です。

16 09/03 上甑島 貝池・海鼠池駐車場

 田之尻展望所では、長目の浜の成因についてガイドさんが自説を披露してくれました。海退期の地図とその後の海水準変動図が示されていました。これだけで説明が完璧とはいえないのですが、砂州を作った堆積物がどこから来たかの説明はできそうな感じがしました。縄文海進を強調していました。特にそれは関係なさそうだと思ったので指摘しようとしたらどういうわけか、縄文海進とは何かという話になってしまいました。どうもお騒がせしました。ヨッシンの自説については、本家の方で説明することにします。


17 09/03 上甑島 再び西浜

 長目の浜からいったん里に戻ります。時間的には少し早いのですが、ここで昼食になります。西浜漁港近くの海鮮料理店に行きます。内容は海鮮丼です。タカエビとかキビナゴがこのあたりの名物になります。その他の魚と一緒にどんぶりに盛られています。どこででも出てくるマグロは載っていませんでした。昨晩にでた刺身も同じような魚種でした。

18 09/03 上甑島 里武家屋敷

 昼食後一番目の見学地は里の武家屋敷です。朝に来た八幡神社の前にバスは止まります。おりて境内に入ります。神社の説明があるかと期待したのですが、ありません。入ってすぐに横にある公園のベンチのある所に行きます。そこで簡単な説明をするとのことです。

19 09/03 上甑島 トンボロビュースポット

 今日の予定について悪い知らせがあります。本来なら、里の武家屋敷を散策した後は、中甑から観光船に乗って断崖クルーズの予定でした。この観光船が台風の影響で欠航となりました。ここまで海のようすを見た限りでは、欠航になるような要素は全くありませんでした。今日の午後の観光のメインがなくなってしまいました。どこか別の場所を観光する事で、空いた時間を埋めてくれるようです。まずは予定を変更してトンボロビュースポットに向かいます。

20 09/03 上甑島 中甑・江石

 上甑島を南下していきます。中甑に着く手前の脇道に入ったところで止まります。ツアーメンバーの中に四條畷の楠木正成の子孫という人が参加していて、楠木正行の墓を見たいといっています。希望により、よっていくことになっています。ガイドさんはここの墓守もしているそうです。実際に墓までいったのは数人でした。

21 09/03 上甑島から中甑島へ

 江石漁港から楠木正行の墓のあった集落に戻ります。中甑といいます。ややこしいのですが、中甑島ではなく、まだ上甑島にいます。いったんここにある港に入ります。中甑港です。トイレ休憩も兼ねています。当初の予定では、ここから観光船に乗って、下甑島の断崖を見学することになっていました。

22 09/03 中甑島 かのこ大橋展望所

 バスを降りたところから遊歩道が続いています。ここを登ると広場に着きます。この付近のかのこゆりについての説明がありました。
 かのこゆりは甑島の名物となっています。島の至る所で見られますが、この背後にある山は特にたくさんあるということです。実際には木々や下草に覆われて咲いていても気づかないことが多いようです。たくさん見えるところは、定期的に下草の伐採がおこなわれているところだそうです。この山も手入れがされています。ここから見ただけでは、咲いているのがわかりません。

23 09/03 中甑島 木の口山(藺牟田大橋)展望所

 かのこ大橋からの道を進んでいくと、漁港にでます。平良漁港です。バスは集落と港の間の道を進み反対側の波止まで行きます。ここで何かを見学するのかなと思いきや、波止の中ほどの広くなった所で向きを変えそのまま戻っていきます。特段あてがあったようにもみえません。
 今までは、窓の外は集落と山側の斜面ばかりで、港はみえませんでした。向きを変えたおかげで、港がみえるようになりました。船揚場がみえています。港の入口は画面真ん中あたりにあります。右側に続く岸壁は波止のものです。

24 09/03 中甑島 浮墨山東麓展望所

 バスは、そのまままっすぐ進み、島の高所を一周するような感じで進んでいきます。ほぼ一周し終わったところで、無線局のような施設が見えてきました。バスは、ここで止まります。この施設は、かのこ大橋展望所から見上げた写真に写っています。そこから、山の斜面を登ってきた場所にいることになります。ここの地名がわかりませんので、浮墨山の東側山麓の展望所としておきます。

25 09/03 上甑島から下甑島

 里港に戻ってきたのは4時半です。これから下甑島に向かいますが、船の出航は6時10分です。2時間近くあります。再集合は1時間後です。これだけあれば見損ねた武家屋敷へもいけたようです。
 みんなは宿のロビーで時間をつぶしています。温泉に入って良いということなので、何人かと一緒にいきましたが、それほど時間は使いません。

26 09/03 下甑島 星

 食後は星を見に行くことにします。宿の人に聞いたら、道路の反対側にデッキがありそこでできるといいます。食堂の前が強力なライトで照らされているので、かなり影響を受けそうです。他の場所がないか探してみることにしました。
 一段上の屋敷の横はいい感じだったのですが、使っていい場所かどうかは不明です。ここでしない方がいいでしょう。ここから山側の道は開けたところがありません。海側に下りた所では、いろいろなところから光をもらいます。結局、宿前のデッキでする事にしました。いったん部屋に戻り、機材を持って出かけます。

27 09/04 下甑島 朝の長浜港

 下甑島の朝は、いつもと同じで、空が明るくなった頃に目が覚めました。台風のようすは気になります。テレビからの情報ではたいしたことはわかりません。外のようすを見ることにします。今朝もよく晴れています。風もなく、波も穏やかです。ここにいる限りでは、台風が接近しているとは思えません。
 窓から外を見たようすです。

28 09/04 下甑島 長浜

 海岸からは町の真ん中をみると、朱色の建物が目立ってよく見えます。お寺のようです。そちらに行ってみることにします。どの道を通ればいいのかわからないので、見当をつけて適当に進んで行きます。狭い路地が続きます。
 路地を歩いていると、小さな自動車が止まっていました。小型の電気自動車でコムスと書かれていました。国内の何カ所かで試験的に導入されているみたいです。この島では観光用に貸し出しもあるようです。

29 09/04 下甑島 鷹落浜

 朝の散歩から戻ると朝食の時間です。すませて荷物をまとめたら、後はすることがありません。テレビの台風情報もじっくり見るというほどの内容ではありません。すくなくとも予想通り近畿に近づいているようです。ここからは台風は遠ざかっていく一方です。これ以上の影響はないでしょう。
 荷物を持ってロビーに行きます。まわりをもう一度見直しておきます。玄関前にヤブツバキの盆栽が置かれています。太めのヤブツバキの枝が切り落とされ、幹の一部にペットボトルに挿した枝をくくりつけています。見栄えのいい場所に、枝をつけようとしているようです。

30 09/04 下甑島 鳥の巣山展望所

 バスは下甑島の北端に向かって走ります。藺牟田の町を過ぎたところで、東側に突き出している平瀬崎の方に向かいます。道はいったん広くなったところで行き止まりです。バスはそこに停まり、後は遊歩道に沿って歩いて行きます。
 遊歩道の両側の樹木は刈り取られ、草地になっています。その中をよく見ると、果実をつけたユリがたくさんあります。かのこゆりです。ほとんどのものは葉っぱが枯れ落ちています。実はまだ青い色をしています。パンフレットにはこのあたりはニシノハマカンゾウが群生していると書かれています。これは、茎の先から大きく枝分かれした先に実がついているのでカンゾウの仲間ではいでしょう。

31 09/04 下甑島 夜萩円山公園

 次は、下甑島の北端近くから北西に延びている岬の方に向かいます。ここにくるまでの間にみた鹿の子百合は、ほとんどかがれかかっていました。そうでないものも、花は終わって大きな実をつけています。ガイドさんの話によると、これから向かうところでは、数日前にはまだ咲いているものがあったようです。運がよければ見られるかも、ということでした。
 バスが小さな峠を越えたところで、道脇に1つだけ咲いているのがありました。通り選るときに、バスの窓から写したものです。

32 09/04 下甑島縦断

 予定では夜萩円山公園の次は釣掛崎になっています。島の最南端にありますから、これから島を北の端から南の端まで縦断することになります。細長い島ですから縦断するのに1時間以上かかります。出発してからここに来るまでも1時間以上経過していますので、トイレ休憩が入ります。
 よった場所は鹿島港旅客船ターミナルです。フェリーが立ち寄っています。ここにあったパンフレットを見ていると、この近くの支所で、6月に見つかった恐竜化石が一昨日まで展示されていたようです。

33 09/04 下甑島 釣掛崎

 青瀬から、長めの2つのトンネルをぬけると手打地区に出ます。平野が広がっています。下甑島では一番広いようです。向こう側に三角形の山が見えます。この山と下甑島もトンボロでつながっているようです。

34 09/04 下甑島 手打

 釣掛崎の灯台から手打の町に戻ります。予定ではここでおふくろさんの碑と武家屋敷を見た後。昼食をとることになっています。
 ガイドさんの話では、手打の町は竜宮伝説にちなんだ町作りをしているそうです。伝説とどういう関係があるのかは聞き損ねました。海岸にある公園のトイレは亀の形をしています。奥にみえる東屋は竜宮城だそうです。

35 09/04 下甑島 瀬尾の滝

 もうすでに島の最南端まで着いています。これからは長浜に向かって来た道を引き返していくことになります。トンネルをぬけた先、青瀬の集落の手前にある瀬尾の滝というのがあります。次はここに寄る予定です。近くにある祠には観音様が祀られています。3段に分かれて落ちていることから、瀬尾の観音三滝ともいいます。

36 09/04 下甑島 長浜漁港

 瀬尾の滝から長浜に向かって戻っていきます。長浜港に着く少し手前に、漁港があります。運がよければ海産物を水揚げしているかもということでした。のぞいて見るとちょうど水揚げ後の仕分けをしているところのようです。よっていくことになりました。
 仕分けされていたのは、タカエビです。鹿児島近辺では薩摩甘エビと呼ばれます。ヒゲナガエビというのが正式名称のようです。今までの食事にもでていました。普通の甘エビと食感が違うというのですが、同じように感じます。というより、違いがわかりません。

37 09/04 下甑島出港

 長浜港での待ち合わせ時間は1時間ほどありました。この時間を利用して何かお土産を買おうとしたのですが、めぼしいものはだいたい買い終わったあとのようです。買っていないのはお酒類です。ビンに入っているので、その分重たくなります。買うのがためらわれます。港への侵入道路入口脇に酒屋さんがあって、そこで紙パックのお酒があると聞きました。いって買いました。長島産ののものですが、別にかまわないでしょう。

38 09/04 下甑島から串木野港へ

 帰りの電車についてよくない情報があります。新幹線が広島止まりになっているということです。一日このような状態だそうです。となると、今日中に大阪まで帰ることができません。このことがどの時点でわかったのかははっきり覚えていません。

39 09/04 薩摩川内へ

 まもなく串木野港に到着します。そろそろ下りる準備にかからないといけません。このあたりに来てもまだ、トビウオがたくさん飛ぶのがみえます。なかなかうまく写らなかった理由がここに来てようやくわかりました。トビウオの飛距離が短いことです。5mほどしか飛んでいないようです。長くて10mといったところでしょうか。そのため、着水するまでの時間も短く、カメラを向けたときには着水態勢に入っています。トビウオも小さいようです。そのために飛距離が短いのでしょう。

40 09/05 薩摩川内

 薩摩川内の朝です。今日も天気がいいようです。近畿地方で台風が猛威を奮っていたとは思えません。早めに目覚めたので、周辺を歩いてみることにしました。国分寺跡とか一宮とかが見所のようです。ここからだと確かに遠いようです。北側を流れる川内川を渡るのに大きく迂回しないといけないのもたいへんです。時間的には川内川までが限界でしょう。この範囲内にある公園などを見て回ることにします。

41 09/05 薩摩川内

 だいぶ歩いてきました。朝食時間までに宿に戻る事を考えないといけません。ここまでの所要時間を考えると、もう少しだけ先に行けるようです。立ち寄れそうな場所はあまりありません。北西側に向田神社があります。ここによってから、市街地南側にある川沿いにそって宿に戻ることにします。
 向田神社です。境内敷地が広々としています。伝記が書かれていたので読もうとしたのですが、漢文なので全く理解できませんでした。

42 09/05 帰阪

 駅前で橋などをゆっくり見ていたのは、駅の土産物屋さんが開くのを待っていたこともあります。一緒に宿を出たツアー仲間は先に店の前で待っています。開店と同時に中に入り、昨晩見定めておいた物を買います。中でつけ揚げを作って販売されているのですが、こちらは9時半過ぎになるようです。パックの物を買いました。川内のつけ揚げは豆腐を使っているのが特徴です。甑島の物は、純粋に魚のすり身です。

43    感想余談など 1/2

 帰ってきた次の日は荷物や部屋を整理していました。なにげなく、メモの貼っているボードを見ると、医者の予約票が目に入ってきました。昨日に予約していたのを完全に忘れていました。連絡を入れようとしたのですが、その日は定休日です。翌日は、開いている時間帯にうまくあわず連絡できず、電話を入れられたのは翌々日、すっぽかした日の3日後になりました。

44    感想・余談など 2/2

<ツアーの行程>
 今回のツアーについて振り返って見ます。
 1日目は、朝ゆっくり目の出発でした。到着したのが夕方の5時過ぎで、移動にまるまる1日かかったことになります。どうしてこんなにかかったのか不思議です。時間的にそんなに変わらないと思われる種子島でも、少しだけ観光している余裕がありました。



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