夕焼け説明器
材料は、懐中電灯と、ホットボンドです。発案者の戸倉先生によると、
ホットボンドにも色々な濃さのものがあってちょうどいい濃さのもを探すのが大変だそうです。
直径11mm長さ30cmのものが売られていたのでそれを買ってきて使ってみました。 この太さだと、
100円ショップの細身の懐中電灯にちょうどあう太さです。 細いものを使用すると、すぐ外れてしまいます。
作り方は、ホットボンドの端をコンロで暖めて軟らかくなったら、 懐中電灯の前面のガラスの部分に押しつけて完成です。
使い方は、懐中電灯のスイッチを入れるだけです。
この装置で何がわかるのでしょうか。写真は、スイッチを入れる前(上)と入れた後(下)です。
スイッチを入れた方がホットボンドが光って見えます。 光の色は懐中電灯に近い側では白く離れるにつれ黄色から赤色に変化しています。
これが空の色の変化を表しています。また、先端から漏れた光は赤い色になっています。 この色が沈む夕日の色の相当します。
もう一つ注目してほしいのは、懐中電灯側の色です。 この色は、元の懐中電灯の色より白くなっています。もっと白い光を出す懐中電灯があれば、
青く光っていたはずです。この色が昼間の空の色に相当します。
この装置は、朱雀高校の戸倉先生より教えてもらいました。質問されたことがないので知らなかったのですが、 「夕焼けはなぜ赤いのか」
という質問がよくあるようです。 「なぜ何」本にも必ずと言っていいほど解説が載せられていることにその一端を伺うことができます。
最近では、夕焼けを見たことがなく空が赤くなるのが気持ち悪いという子も出てきているという話も聞いています。