震源分布模型
日本付近で起こった地震の震源分布を調べてみると、 その一つは海溝から離れるほど深くなる面上で発生しているものがあります。
この面を深発地震面とか東北日本では和達−ベニオフ面とか呼んでいます。
これを見るために、深さ別に震央をコンピューターでOHPシートに出力し積み重ねて作ってみました。
プログラムはは、大阪教育大学付属天王寺高校の岡本さんが作ったものを改変しました。オリジナルは、
理科年表の1927年から85年のマグニチュード5.5以上のデータでしたが、 97年まで延長しています。
深くで起こった地震ほど薄くぼやけて見えています。日本列島のあたりでは、浅い地震が多く、
裏から見て初めてわかりますが、小笠原・琉球列島あたりでは、深発地震面がわかります。
発生年順震央分布
震央分布を、発生年順に並べてみたらどうなるかというので作ってみました。 震源分布のプログラムがあったので、
年度ごとにOHPシートに出力し重ねてみました。 本のように見開きになるようにしています。写真では1952年のページが開いていますので、
右側に以後のものがただしく、左側に以前のものが裏向きにみえています。
大地震が起こった後の余震の分布、あるいは空白域といったものを見てみようというのが目的です。
余震の分布では、マグニチュードが5.5以上だけなのでそれにかかる余震の数は少なく、
また1年以上続くものも少なく、はっきりとはわかりません。
空白域については、空白域そのものがいつどこにあるかを前もって知らないと探すのが大変です。