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散歩道の風景  写真集(No.17)

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雲海(谷霧)
雲海(谷霧)
2015年10月10日6時25分
長野県犀川(聖山から)

 山の斜面でできた放射霧は、谷を埋めるようにたまることがあります。これは谷霧といいます。 松本市から長野市にかけて流れる犀川にできたものを、山の高いところから見ています。霧が谷を流れているように見えます。 この霧が長野盆地に抜けると、出口にある犀川と千曲川の合流点付近に流れ込んでいきます。 川中島付近に霧ができるのはこのためです。
 アンシャープマスク使用後、カーブ補正でコントラストを強調しています。
雲海(盆地霧)
雲海(盆地霧)
2016年4月9日6時10分
広島県三次盆地(吾妻山から)

 雲がなく風のない日の夜間、山間部では放射によって地面が冷えていき、同時に気温が急激に下がっていきます。 このために、霧が発生することがあります。このようにしてできる霧を放射霧といいます。
 山の斜面でできた放射霧は、それを含んでいる空気が冷たいのと霧の粒を含むため重たいため、山の斜面を下っていきます。 霧は次第に、低い所にたまっていくようになります。
 晩秋から春先にかけて、中国山地では風のない日には盆地に霧がたまることがよくあります。盆地霧といいます。 それを山から見ると、雲が盆地を海のように埋めているように見えます。
霧虹
霧虹(フォグボウ)
2014年6月26日8時20分
小笠原北方海上

 船が小笠原に近づいてくると海面に霧が立ちこめてきました。青空が見えていますので、霧は海面だけのようです。 太陽の光も差し込んで、霧の上に虹を作ってますが、普通の虹に比べて色がぼんやりとしています。 霧の上にできる虹なので霧虹といいます。色が白っぽいので白虹ということもあります。
 霧粒は、雨粒に比べて直径が小さいため、霧粒からできた光は回折を起こしやすくなります。そのため、虹の各色が全体的に広がり、 色が混じって白っぽくなって見えます。
大気差による虹
大気差による虹(金星)
2015年7月14日20時00分

 高度が低くなってきましたが、金星を撮ってみました。上側に青っぽい色、下側に赤っぽい色の虹ができています。
 地平線近くを進む光は、大気の濃度の影響で、地平線側に曲げられます。その度合いは、波長が短いほど大きくなります。 そのため、青っぽい光ほど上側に持ち上げられたように見え、天体の上端が青っぽくなります。逆に、あまり持ち上げられない赤っぽい色は、 下の方ににじんだようになって見えます。
 金星は内合直前なので三日月型をしています。

PentaxK30+C14+1.4rearconvarter 1/20sec 1/2(辺)にトリミング
0次の虹
0次の虹
2015年8月7日18時55分

 夕日が差し込んでいます。空の一画が異様に明るく光り輝いています。雲に夕日が照らされているようですが、 このあたりには雲はなさそうです。雲が光っているよりも明るいようです。
 この付近の上空に弱い雨が降っていて、太陽光が雨粒の中を屈折して通り抜けこちらに届いていると考えられます。
 普通の虹(主虹)は、水滴内に入った光が水滴表面で一回反射しています。 副虹は2回反射します。そのため、それぞれの虹を1次の虹、2次の虹ということがあります。これに対して一度も反射しない場合、 0次の虹という言い方ができます。太陽方向にできるのですが、1次2次の虹のように色がつくわけではありません。 決まった方向にできるわけではなく、雨の降っているところ全体が明るく光って見えます。
ブルーフラッシュ
2015年8月23日18時25分

 太陽が見えなくなる直前に、緑色に見えれば「グリーンフラッシュ」青色に見えれば「ブルーフラッシュ」といいます。 写真では、雲の上にわずかにでている太陽が青く光っていますので、ブルーフラッシュになります。
 太陽が地平線に近いとき、大気の屈折の影響で虹模様ができます。大気の散乱が少ないと緑や青の光が通り抜け、その色を見ることができます。 太陽が、沈む一瞬にその色がついている部分だけが見えます。
 大気の散乱が少ないせいで、太陽が明るく減光フィルターを使っています。また、 空の色もほとんど赤くなっていません。
 地平線に近いほどグリーンフラッシュなどはできやすいのですが、 ちょっと離れた雲の上でもできることがあるようです。

PentaxK30 f55-300zoom(300mm) ND400使用 1/4(辺)にトリミング
赤潮
赤潮
2015年8月9日14時00分
島根県隠岐島後岸浜沖

 飛行機が、日本海を飛んでいるときに、海面に赤いもやのようなものが浮かんで筋状になっているの見えました。 赤潮です。海水の栄養塩が多く、温度が上がってくると紅藻系のプランクトンが異常発生し、このような模様を作ります。
 過去には、瀬戸内海などで異常発生し、問題となったことがあります。最近では、水質が改善されたため発生の回数は減ったようです。 日本海で、赤潮の発生原因となる、栄養塩はどこからやってきたものなのでしょうか。
水滴の虹
水滴の虹
2015年8月6日16時45分

 さっと夕立が降った後、日が差し込んできました。物干し竿についた水滴を見ると、虹色に光っていました。 プリズムのように、水滴の中を通り抜けた光は、虹に分けられそうですが、 水滴は球形なので水滴を通り抜けたあと、どの角度にも均等に出て行きます。そのため、虹のような色がつくことはありません。
 竿につながっている部分とかは、少しいびつな形になります。ここを通り抜けた光が虹になったのでしょう。 葉っぱに付いた水滴などからも見ることができます。水滴によって色がまちまちなのがわかります。
つるし雲
つるし雲
2015年05月15日15時45分
東京都八丈町八丈小島

 山の後方に、ぶら下がったようにできるので「つるし雲」といいます。形がレンズのようなので「レンズ雲」ともいいます。
 いろいろな形のものがありますが、写っているのは笠雲が後方に流されたような形のものです。 流されている煙突の煙ような曲がりくねった筋状の雲の先に、 レンズ型の雲や、それになりかかったような雲が写っています。
湧き潮
湧き潮
2014年11月26日15時35分
愛媛県今治市多々良海峡

 多々良海峡は、鳴門海峡と並んで潮流が強いところです。あまり知られていないのですが、渦潮もできます。
 渦潮は、海水が海中に引き込まれるときにできます。海底の岩などの高まりがあると、その後ろ側にできます。 逆に、海水が上がってきているところが、湧き潮です。岩などにぶつかった流れが押し上げられてできます。 海面に波がなく平坦であるか、少し盛り上がっているのが特徴です。
 手前の波は、観潮船が作ったものです。
樹氷
樹氷
2015年02月18日15時10分
北海道釧路市阿寒道路双湖台

 樹氷は、氷点下にまで冷やされた水滴(過冷却水滴)が、風で運ばれてきて、木の枝などにぶつかった拍子に凍ってくっついてできます。 そのため、氷は風が吹いてくる方向に向かって延びていくのが特徴です。右手前側に木の枝が見え、 左奥側に氷がのびっていますので、左奥から過冷却水が運ばれてきたようです。

つらら
つらら
2015年02月17日06時30分
北海道上川町層雲峡ビジターセンター

 屋根などからしたたり落ちる水滴が凍ってできます。下に尖った柱状の氷で、いろいろなところにぶら下がってできます。 雪国では、屋根に積もった雪が、家の熱で溶かされ、軒先から落ちるときに、できることが多いようです。いくつものつららが、並んでいます。
 どこにでもできていそうなのですが、暖かい都会ではめったに目にする機会はありません。水が凍るような温度にまで気温が下がらないことと、 絶えず水が供給されているような場所がないからです。
太陽柱(ダイヤモンドダスト)
太陽柱?(ダイヤモンドダスト)
2015年02月17日08時50分
北海道北見市石北峠下

 バスが、石北峠を下ってきたときに林の上に顔を出した太陽を撮ってみました。太陽から真っ直ぐ下に延びる光の筋のようなものが見えます。 色合いが気になるところもあるのですが、太陽柱ができている場合にも見えることがあります。疑問符付きの太陽柱としておきます
 直前にダイヤモンドダストによる幻日が見えていました。そこでは太陽柱が見られていた可能性があります。 そこから山をだいぶ下りていることもあるので、 この標高でダイヤモンドダストができているのかどうかもはっきりしません。 太陽柱だとしたら、地表近くの大気中にできていますので、ダイヤモンドダストと確定できます。バスが止まってくれればはっきりしたのですが..。
幻日(ダイヤモンドダスト)
幻日(ダイヤモンドダスト)
2015年02月17日08時20分
北海道上川町大雪湖

 幻日は、光源の側方が光って見える現象です。だいたいは、薄い虹のように見えます。 絹層雲が広がっているときに見えることが多いのですが、この日は雲一つない快晴です。ちょっとできかたが違うようです。
 空気中を漂う氷晶があるとできるのですが、北海道では強い冷え込みがあると地表近くでもできることがあります。 きらきらと光って見えるので、ダイヤモンドダストと呼ばれます。 この幻日は、天候や場所から考えてダイヤモンドダストによってできたものと思われます。
流氷(裂け目)
流氷(裂け目)
2015年02日18日09時05分
北海道斜里町ウトロ

 流氷は風に流されてきます。そのため、風の向きによっては、陸に近づいたり、遠ざかったりします。 この時も、前々日までの北風によって流氷が押し寄せてきていたのですが、前日には風が収まってきました。 夕刻には、流氷上に黒い筋のようなものが現れ、朝には、沖合の流氷がなくなり海面が見えるようになりました。 写真を撮ったときでも、水平線近くにいる流氷を見ることができました。
 海岸近くの流氷も、緩く重なり合い、かなりすき間ができています。これらの流氷も運ばれていくのでしょうか。
流氷(蓮の葉状)
流氷(蓮の葉状)
2015年02月17日13時00分
北海道網走市網走港

 冬になると網走港沖合には、流氷が流れ着きます。港からは、この流氷に向けて砕氷観光船が頻繁に出入りします。 そのため、流氷は細かく砕かれています。その流氷が、満ち潮や風の流れに押されて港内に運ばれてきます。
 比較的大きめの流氷は平べったいのですが、縁が盛り上がっています。蓮の葉(オオオニバス?)の縁にそっくりです。 観光船の往来で波が起こり、氷同士がぶつかり合います。その時砕かれてできた破片が、波や氷の力で流氷の上に押し上げられ、 縁に積み上げられます。盛り上がった氷の破片は、寒さで凍り付きます。このようにして、縁の盛り上がった流氷ができたのでしょう。
霜

2011年2月16日08時20分

 朝方急に冷え込んできて、霜が降りました。道ばたの、枯れ葉や枯れ枝の先に小さな霜がついています。 霜のつくところは、平べったいところより、尖った角によくついているようです。 イチョウの葉っぱの縁にたくさん見られます。

寒冷前線
寒冷前線
2012年10月17日17時05分

 北側の空が真っ暗で今にも大雨が来そうだったのに、南側の空はからっと晴れ上がっていました。 空がきれいに、黒い雲のあるところと、雲がほとんどないところに2分されていました。
 天気図上では、停滞前線となっていましたが、ゆっくりですが南下していたので寒冷前線と思われます。 この後、大雨になり突風が吹きました。

夫婦波
夫婦波
和歌山県すさみ町見老津黒島海岸

 左からやってくる大きな波と、右奥からやってくる小さな波が、真ん中でぶつかりあっています。 沖合にある島を回ってきた波が、左右から分かれてやってきているからです。このあたりでは、夫婦波と呼んでいるそうです。
 波のぶつかっているあたりでは、水流の勢いが弱くなるせいか、砂が堆積しています。 砂浜が沖合に延びているだけでなく、浅くなっていて干潮時には砂浜が延びていきます。
蜃気楼
蜃気楼
2014年3月4日07時00分
愛媛県今治市桜井浜から岩城島方面

 沖合を行く船を写真に撮り、後で見直してみると、船体が少し浮かび上がり、 その下に船の上部がさかさまになって写っているのがわかりました。 船の右側にあるものも同じ様に見えます。
 右側の四阪島から左の大島にかけて見えていたようです。水平線手前の平市島にはかかっていませんでした。 7時半頃に写した写真でも確認できました。かなり広い範囲、長い時間にわたって見えていたようです。
 Pentax*istDL f=300mm 面積1/6にトリミング



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