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プラネタリウムを作りたい


プラネタリウムを作りたい
 プラネタリウムを作ろうとして、色々と工夫をしていた時期がありました。 コンピュータで投影するための星座図の原図をつくるところまではできましたが、その後の作業は進展していません。 その過程で星座図を利用してできた、プラネタリウム以外の作品を紹介します。プラネタリウムの星座図は、 切頭正二十面体(正しい名前は何というのかわからない。サッカーボール型立体と言った方が分かり易いかも) に9.5等星まで展開しています。星の数は星座早見で使っているように、 4.5等星ぐらいまで表示させた方が星座として分かり易いようです。
 これをプラネタリウムにするためには、型紙として穴を開けるか、写真に撮りネガを投影するかなどの方法が考えられます。 しかし、どのようにして色々な大きさの孔を開けるか、コントラストがうまく付かないなどいろいろな問題が浮上して中断しています。



天 球 儀

天球儀

 地球儀の星座版です。このようなものを作ろうとするときれいな球形にするところで失敗します。球にできるだけ近い立体と言うことで、 切頭正二十面体を代用してつくって見ました。天の極軸の傾きを変えられるので、天球儀のもつ最低限の機能をそなえています。 地平線リングがない、中が見えない(地球太陽がない)などの点で多少見劣りはします。
 基本的には、この天球儀の各面をレンズでドームに投影するとプラネタリウムになります。



かぶってみるプラネタリウム

プラネタリウム

 天球儀用に出力した星座図を左右逆に書かせて、裏向けに組み立て中から見られるようにしたものです。 紙風船形のものは何かの本で紹介されているのを見たことがあります。 これをまねて、切頭正二十面体で作ってみたものです。
 オリジナルの紙風船形のものと違って折りたたむのは一苦労で、持ち運びには不便です。 どちらのものにもいえるのですが、星を白またはその色で、背景を黒くした方がプラネタリウムらしくなります。



プラネタリウムドーム

ドーム

 プラネタリウムを作りたいというのがあったので、投影用のドームも作ってみました。 材料は色々と考えられたのですが、厚紙(ボール紙)を使うことにしました。 手元に厚紙がたくさんあったのがその理由です。大きさ25×35ほどの厚紙約160枚を使いました。 ドームの直径は約3.5mになります。
 厚紙を展開図に合わせて切断し、つなぎ合わせていきます。 接合には粘着テープを利用すると簡単ですが、すぐに劣化するので、仮止めだけに使いました。 面倒な方法ですが、古新聞紙を適当な幅に切り、のりで貼り付けていく方法を用いています。 のりしろを残しておいた方が、組み立ては楽で、できあがりも丈夫になったようです。
 はじめは、重みでつぶれるのではないかと心配していたのですが、意外と丈夫で自立しています。 何らかの方法でつり下げることを考えていたのですが、結局何もしていません。 3mm厚のベニヤ板を細長く切り2重にして貼り付け補強に使っています。 長年の間に少しずつ沈んでいるようなので、使わないときは中から棒で支えています。
 市販の、プラネタリウム投影機で星を写すこともできます。 ただ、光量が少ないので、目が慣れるまで星が見えないのが欠点です。 星座の絵を蛍光塗料で描き、内側に貼り付け、ブラックライトを当ててみると非常にきれいです。 模造紙など、蛍光材を使用している紙は、絵を描く紙には使えません。



穴を開けた紙で

穴あき紙

 星座板を透過した光で星を見せようとすると、どうしても暗くなってしまいます。 そこで、黒い紙に穴を開けて外光を透過すると、星が明るくなるのではとやってみました。 プラネタリウムの原板をそのまま大きくしたものと同じになります。できあがりはステンドグラスの星座板といった感じです。 大きな窓枠につける場合は特定の位置から見たときに星座の形が一致するように出力するのもいいでしょう。
実際には、プラネタリウム用星図の一部を白い紙に大きく印刷してから、星の位置に穴を開けています。 その後黒ラッカーを何度か上から重ね塗りをしています。穴がつぶれていないかは塗る度にチェックします。
 写真は、カシオペア座(右上)からペルセウス座(左下)にかけての部分の星座です。紙を窓ガラスに貼りつけています。 完全に窓を塞ぐようにした方がいいのですが、貼りつけていることがわかるように窓よりは小さくしています。
2021.xx.xx
 




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