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ヨッシンと 地学の散歩

散歩道の四方山話


四季の天気図

 日本列島の気象は、1年を通じて様々に変わっていきます。その変化のようすを、天気図を中心にして追っていくことにします。 ここで使う天気図は、2013年までのものは気象庁発表の日々の天気図から引用しています。 該当日のものを切り出し白黒化した後、日付欄に西暦年(下2桁)/月/日/時を加えています。2014年以後のものは、気象庁発表の速報天気図(SPAS)です。 また、解説文中の、各地の天気については、日々の天気に書かれている内容を参考にしているものもあります。その部分については伝聞形で記載しています。
 その他の図面類(高層天気図、台風経路図など)も、気象庁のページから引用しています。  文中で使う日本列島とは、北海道から九州までとします。南西諸島等を含める場合は南西諸島および日本列島といったように標記します。

内 容
0.天気図の用語
1.
2.梅雨
3.
4.台風
5.
6.
0.天気図の用語

 ここでは、年間を通してみられる気圧配置について見ていくことにします。この後の気圧配置の解説に使われている用語もあります。

0-1a 気圧の谷
 高気圧と高気圧に挟まれた、気圧が低くなっている場所です。(2012年8月12日9時)
気圧の谷


0-1b 気圧の尾根
 低気圧と低気圧に挟まれた気圧が高くなっている地域です。(2006年10月19日9時)
気圧の尾根


0-1c 高気圧の張り出し
 高気圧を取り囲む等圧線が、長く膨らんでいる場所です。(2006年5月16日9時)
高気圧の張り出し


0-1d 切り離し低気圧(寒冷低気圧・寒冷渦)
 前線がなく、動きの遅い低気圧です。(2014年5月14日9時)
切り離し低気圧


0-1e ブロッキング高気圧
 ほとんど動かない高気圧です。(2016年8月30日21時)
ブロッキング高気圧


0-1f 低気圧家族
 前線上にいくつかの発達段階の異なる低気圧が並びます。(2014年10月23日3時)
低気圧家族


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1.春の天気図

春の天気の特徴は、日本列島上を移動性高気圧と温帯低気圧とが交互に通過していくことです。それによって天気は、晴れたり雨が降ったりを繰り返していきます。

1-1 移動性高気圧(移動性高気圧型)
移動性高気圧が通過しているようすです。(2014年4月24日15時)
移動性高気圧


1-2 温帯低気圧
 日本列島付近を温帯低気圧が通過しているようすです。(2014年3月30日18時)
温帯低気圧


1-2a南岸低気圧
 日本列島の南側を低気圧が通過していきます。(2014年3月20日12時)
南岸低気圧


1-2b日本海低気圧
 低気圧が日本海を通過していきます。(2014年3月18日06時)
日本海低気圧


1-2c二つ玉低気圧
 南岸低気圧と日本海低気圧が同時に日本列島近辺を通過するものです。(2016年2月29日3時)
二つ玉低気圧


1-3 特異な気圧配置や気象現象
1-3a春一番
 冬から春に移り変わる時に最初に吹く、強い南からの暖かい風です。(2010年2月25日9時)
春一番


1-3b急速に発達する低気圧(爆弾低気圧)
 春先や初冬には日本列島を急速に発達しながら低気圧が通過することがあります。(2012年4月4日9時)
爆弾低気圧


1-3c菜種梅雨
 3月末から4月の初めにかけて、雨が降り続くことがあります。(2015年4月4日6時)
菜種梅雨


1-3d帯状高気圧(ハイベルト)
 春や秋でも、晴れた良い天気が続くことがあります。(2009年4月10日9時)
帯状高気圧


1-3e黄砂
 春先には中国大陸から黄砂がやってくることがあります。(2010年3月15日9時)
黄砂


2017.06.10 ここまで掲載
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2.梅雨時の天気図

2-1 梅雨について
 梅雨は、春から夏に移り変わる間で、1ヶ月から1月半にわたって雨が降り続く時期です。(2006年7月20日9時)
梅雨の天気図


2-2 梅雨の移り変わり
 前後の期間を含めて、梅雨の間はこのよう変わっていくという決まったパターンはありません。また、地域によっても異なることがあります。 一般的にいわれている移り変わりに沿ってみていくと同時に、それから外れたパターンについてもみていくことにします。
2-2a走り梅雨
 本格的な梅雨に入る前に、雨が降り続くことがあります。(2009年5月28日9時)
走り梅雨


2-2b梅雨入り
 梅雨の期間に入ることを「梅雨入り」とか「入梅」とかいいます。(2006年6月11日9時)
梅雨入り


2-2c梅雨前期
 梅雨入りした直後は、しとしとした雨が降り続くといわれています。(2006年6月28日9時)
梅雨前期


2-2d梅雨の中休み
 梅雨の期間であっても、晴れの日が続くこきがあります。(2012年7月9日9時)
梅雨の中休み


2-2e梅雨末期
 梅雨もそろそろ終わりに近づいてきました。(2010年7月14日09時)
梅雨末期


2-2f梅雨明け
 長く降り続いた雨もあがりやっと梅雨明けです。(2012年7月17日9時)
梅雨明け


2-2g戻り梅雨
 梅雨が明けてしばらくしてから、雨が降り続くことがあります。(2005年7月30日9時)
戻り梅雨


2-3 梅雨期の特異な天気
2-3a蝦夷梅雨
 まれに、北海道で雨が続くことがあります。蝦夷梅雨といいます。17(2016年7月31日3時)
蝦夷梅雨


2-3b梅雨寒
 梅雨時に気温が下がることがあります。(2016年7月16日6時)
梅雨寒


2-3cやませ
 オホーツク海から冷たい風が吹き付けてきます。やませです。(2016年7月24日21時)
やませ


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3.夏の天気図

 梅雨が明けると本格的な夏がやってきます。(2012年7月26日9時)
夏の天気図


3-1 夏の天気の特異例
 夏に注意すべき場合の例と天気図を示します。
3-1a鯨の尾型
 太平洋高気圧が黄海付近にまで張り出しています。(2013年8月11日09時)
鯨の尾型


3-1b冷夏
 気温が上がらないまま夏が終わってしまいます。(2014年8月16日12時)
冷夏


3-1c上空に寒気が流入して....
 上空に寒気が流入して大気が不安定になることがあります。(2007年8月19日9時)
寒気が流入


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4.台風の天気図

夏から秋にかけて日本列島に接近するのが台風です。(2015年8月22日09時)
台風


 以下にいろいろな台風や、台風に伴う現象について説明します

4-1a夏台風
 夏に日本列島に接近または上陸する台風です。(2011年7月17日9時)
夏台風


4-1b秋台風
秋になると日本列島に接近する台風は増えてきます。(2014年10月6日9時)
秋台風


4-1c2つの台風
 台風が一斉に発生し、2つ以上の台風が並ぶことがあります。(2016年8月22日6時)
2つの台風


4-1d湿舌
 台風によって暖かい湿った風が運ばれてきます。(2012年6月18日9時)
湿舌


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5.秋の天気図

 秋から初冬への天気変化は、春から梅雨までの変化の逆をたどります。用語については多少異なっていることがあります。 おもな天気図と解説については春の項目を参照ください、梅雨に対応する秋雨についてのみ解説します。

5-1a秋雨前線
 秋も雨が降り続ける時期があります。秋雨とか秋霖とかいいます。(2015年8月31日15時)
秋雨前線


2017.09.10 ここまで掲載
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6.冬の天気図

 日の長さが短くなってくると、気温が下がってきて本格的な冬が始まります。(2015年12月4日3時)
冬型


6-1 冬型の気圧配置のいろいろなパターン
 一言で冬型の気圧配置といっても、いろいろなパターンがあります。それぞれについて説明します。

6-1a引き型
 日本列島東方海上や千島近海で低気圧が発達します。(2014年12月2日9時)
引き型


6-1b押し型
 シベリア高気圧の勢力が強い場合です。(2009年2月16日9時)
押し型


6-1c山雪型
 日本海側地域では山間部の方が平野部より雪が多くなります。(2017年12月4日3時)
山雪型


6-1d里雪型
 日本海側地域での雪は平野部で多くなります。(2015年1月19日9時)
里雪型


6-2 冬の天気の変化
 冬によく使われる天気用語です。

6-2a木枯らし
 木々についた葉を枯らして、飛ばしてしまう強い風です。(2016年10月29日15時)
木枯らし


6-2b小春日和
 初冬でも、暖かい一日となります。(2008年12月8日9時)
小春日和


6-2c三寒四温
 冬から春に移り変わるときに、 3日間寒い日が続いたあと4日間暖かい日が続くということを繰り返してだんだん暖かくなっていくという意味で使われています。

2017.06.10 用語・春編 掲載
2017.07.2X 梅雨・夏編 掲載
2017.09.10 台風・秋編 掲載
2017.10.31  冬  編 掲載




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