2014/05/13 葛城山
近々、尾瀬に行くことを計画しています。だいぶ歩かないといけないようなので、足慣らしを兼ねて山に登ってみることにしました。といっても、この記録を書いている頃に比べると、ふだんでもだいぶ歩き回っています。それほど気にすることではなかったと思います。
どこに行こうかという問題があります。この時期は葛城山でツツジが咲き乱れる事で有名です。これを見に行くことにします。大阪近辺に葛城山は2つあります。1つは、奈良県と大阪府の県境にあるもの、もう一つは大阪府と和歌山県の県境の和泉山地にあるものです。区別するために大和葛城山、和泉葛城山ということもありますが、どちらも一般的には葛城山といいます。ツツジの花が見られるのは、大和葛城山です。
咲くのは山頂の南側の広場のような場所です。一般的に登山コースは、奈良県側からロープウェイで登って山頂近くをまわって来るコースですが、歩いて登るのも目的ですからこの手段はパスします。
他に知っているコースとしては、南北に縦断するダイヤモンドトレールがあります。縦断してしまうと、前後のアプローチも考えないといけません。南北のどちらかのポイントからの往復しかないようです。北側の竹内峠からは少し長いようですので、南側の水越峠から登ることにします。直前にトンネルができて通行量は減っていますから、路上駐車は何とかなりそうです。いっぱいにならないかという方が心配なので、早めに到着するようにします。
気がついていませんでしたが、ロープウェイ山麓側の駅付近から上っていくコースとか他にもいくつかあったようです。
当日は、早くに到着できたようです。それでも、峠付近には車がいっぱいで、通り過ぎた先で道が広くなっている所に駐車しました。ここから、峠まで引き返していく途中道脇で見たフジの花です。
登山道に入って10分ほど登ったところです。杉木立を通り向ける朝日です。
切り株の上に生えてきた新芽です。
登っていく内に、だんだんとツツジの花が多くなってきました。
林の中に入ったり抜けたりしながら進んで行きます。
片側から光が差し込んでいます。少し霧が流れてきているようです。
見晴らしのいいところにでました。大和盆地と大和三山が見えています。
ツツジ園に到着したようです。ツツジの花が前方一面に咲いています。
ツツジ園についたものの、大阪側から霧が流れてきています。山を駆け上がってきた空気から霧が発生しているようです。こちら側にもツツジの花はたくさんあります。一面の花景色は薄ぼんやりとしていてはっきり見えません。たくさんのツツジがあるのですが、ちょっと残念です。
この方向が一番霧が濃いのかな。
山頂方向は霧が薄く、なんとかみられます。
近づいてみたツツジの花です。まだ葉はでていないようです。
ツツジの木の根元で、カタクリの花を見つけました。天気がもう一つなのか、開ききっていません。時期遅れのような気がしています。
完全に開いて、花弁が反り返っているのも見つけました。葉はたくさん見かけるのですが、花は数えるほどしかありません。
再び、ツツジに戻ります。満開のようです。ここのものは色が濃いようです。霧がだいぶ晴れてきているようです。青空が見えます。
斜面一面に咲いているツツジです。人工的に植えたようにも見えますが、どうなのでしょう。普通は明るい林の中で見かけることが多いようです。
こちらも一面のツツジです。この付近一帯で大きな木はありません。人工的でないとしたら、植林のため大きな木を伐採してしばらく放置していたら、ツツジがいっぱいになったということは考えられます。
他の花も見ながら、山頂の方に行ってみることにしました。こちらは、ノイバラです。
タンポポのような、そうでもないような花です。キリギリスのような昆虫の幼虫がいます。
こちらが正真正銘のタンポポです。ここにも幼虫がいました。
ツツジの花の部分の拡大です。比較的きれいなものです。後に葉がついています。ミツバツツジとは違うようです。咲いているのはヤマツツジとされています。山で咲くものをいうのかと思っていました。ツツジの中の1つの種類のようです。
ムラサキケマンです。
南側に見える金剛山です。大阪府の最高峰になります。右側が大阪側でこちら側から霧があがっているようすがわかります。
葛城山山頂方向です。
ヤマツツジの花です。花のつけ根に輪生する托葉なのか葉が見えます。先ほどのと違う種類なのかな。
さくらも咲いていました。八重桜です。自然のものではなさそうです。
ツツジ園のようすです。霧がうすくなっているようです。
ツツジ園まで戻ってきました。もう一度一周て適当なところで昼食を食べたら、その後はゆっくりと山を下りて行くことにします。まわっていると、ちょっと変わった色のツツジがありました。紫がかった色の花です。後の方にぼんやりと見える葉のようすからするとミツバツツジの一種なのかな。
さくらとツツジの共演です。
遊歩道沿いのヤマツツジです。
園内に何カ所かテーブルといすが設置されています。ほとんどのものは誰かが使っているのですが、たまたま空いたところができていました。そこで、買ってきてパンを食べることにしました。袋は、パンパンに腫れています。もともと膨らんでいますが、これほどではなかったようです。そんなに高い山ではないので、ここまでなるのでしょうか。
足元で咲いていたツボスミレ(ニョイスミレ)です。
これはヘビイチゴの仲間かな。細かい種類まではわかりません。
山を下りて行きます。途中で木漏れ日があたっているところに木の芽が育っているのが見えました。トネリコの仲間かな。
キランソウです。日当たりのいいところで見かけます。後に花こう岩(片麻岩)のような石が転がっています。
運動不足解消といって登ったわりには、それほどの運動にはならなかったようです。気分転換にはなったのかな。