ヨッシンと地学の散歩 > 旅行記
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2015/2/16-19 流氷ツアー


その1 2月16日 大阪から層雲峡まで

 1月の終わりくらいから、北海道付近に低気圧がずっと居座っていました。このままでは天気がよくならないのではと心配していたのですが、やっとどいてくれそうな雰囲気になってきました。ほっとした気持ちで出発です。


その2 2月17日朝 層雲峡・石北峠
 寝不足気味の朝です。夜中布団の中は暑く汗をかくくらいだったのに、布団をどけると寒く何度か目を覚ましました。部屋が乾燥していたのか、のどがいがらっぽくなっていて、水を飲みに起きるのも何度かありました。それでも、いつもの旅行の時のように早起きして、散歩をすることにしました。ツアーでは、ゆっくり自由にものを見られるのは宿到着後か、朝早くしかありませんから、絶対に欠かせないと思っています。6時はまだ薄暗く、出発が7時30分なのであまり時間がとれませんが、回れる範囲はあまりないので、ちょうどいいくらいです。


その3 2月17日昼 網走から知床に向けて
 朝バスに乗ったときに、添乗員さんからよい知らせと悪い知らせがあるとの報告がありました。よい方は、流氷観測船が動いていること、悪い方は、乗る予定のJR釧網線が不通でのろっこ号には乗れないとのことでした。前日のツアーは、吹雪で近寄れもしなかったのに比べてラッキーというべきなのか。一路網走に向けて走り続けます。途中、温根湯の道の駅と端野のドライブインでトイレ休憩を取り昼前に網走港に到着。ここで、記念写真を撮るというのに写真屋さんが来ていない。その前にも、昼ご飯がどうのと添乗員さんが慌てていたような。ちゃんと打ち合わせといてよ。

その4 2月17日夜 知床ウトロ
 知床半島に入ってからは、オシンコシンの滝や押し寄せる流氷(席の反対側だったのよく見られなかった)のほか、崖にへばりつくようにエゾシカもいました。日が沈むのは早く、宿に着く頃には薄暗くなり始めていました。



その5 2月18日朝 知床
 朝は、快適といえないまでもそこそこの寝覚め。6時前に朝の散歩に出発。今日の出立は8時半と遅いのでゆっくりできます。町まで降りて、海岸に沿って時間の許す限り北側へ行けるところまで行くことにします。



その6 2月18日 知床から十勝川温泉
 18日の移動行程は、知床から十勝川温泉です。実はこのコース、昨夏日高から知床に抜けたコースと全く反対のコースになります(十勝川温泉は寄っていないが近くを通っている)。前回は、寄りたいところ(オンネトー)があったのと、道に迷うリスクを恐れて遠回りしたこともあって、全く同じではないけれども、ほぼ同じコースになります。

その7 2月18日夜 十勝川温泉彩凜華
 18日の宿は十勝川温泉。バスが高速を降りる頃には、辺りは暗くなっています。宿に近づいてくると、添乗員さんから、今後の行動についての説明。6時から食事で…。もうすぐ6時です。全員からブーイングが。ついてなるべく早くと訂正あり、納得。彩凜華会場の行き方やら、翌日の出発時刻の説明とかいろいろありました。


その8 2月19日朝
 十勝川温泉アクアパーク タンチョウ
 19日の朝も散歩に出かけます。実は前日の晩、十勝川温泉見所マップを見ていると、エコロジーパークにタンチョウ・オオワシ・オジロワシが来ると書いてあるのを発見。十勝川沿いのアクアパーク(ハクチョウ飛来地)のどちらに行こうか迷いました。出発が7時半と早く、どちらかを選ばないといけない状況です。ネットで調べようにも、パソコンの利用時間が終わっています。彩凜華に行った時のことを考えると、エコロジーパークは遠そうです。ということで、アクアパークに決定しました。


その9 2月19日  大阪に帰ります
 出発前に、昼食の豚丼弁当をもらいました。弁当を入れるすき間がないので、詰め込むのに苦労しました。実はこの弁当、あとでも問題を引き起こします。というのは、加熱式になっています。昼食時刻は飛行機の中、ところが加熱装置は飛行機に持ち込めません。早めに加熱しておいて持ち込むか、手荷物に入れて飛行機を降りてから食べるかのどちらかです。はじめは、持って帰って夕食にでもしようかと思ったのですが、空港で気が変わり、手荷物を預けたあと暖め始め、セキュリティ検査直前に加熱装置を捨てることにしました。空港内をお土産などを見ながら回った後、加熱装置を捨てようとすると、バッグの中は弁当から出てきた蒸気で蒸れていて大変。ご飯などを支えている容器はふにゃふにゃで、加熱装置がないと形を保たない状態。加熱装置の分だけかさは大きいし、箸はべとべと、箱の中で中身がひっくり返ってぐしゃぐしゃ。それにちょっと冷め始めていたかな。大変な弁当でした。


その10 感想・反省など
−−ツアーについて−−
 北海道は広いのはわかっていたのですが、今回はつくづく思い知らされました。1日目3日目の到着は遅くなり、2・4日目の出発は早いというようにせかされました。道東に空港がいくつかあるので利用できればと思ったのですが、大阪からの直行便はどの空港もないのですね。20年ほど前に女満別空港を利用したことがあり、そのときは2便はあったような気がします。空港の乱立で、旅客が分散し必要な数だけ維持するのが難しくなります。それに伴ってなのかどうかわかりませんが航空会社の経営破綻という事件も、直行便がなくなったことに関係しているような気がします。


山の名前を調べる 初級編
 旅行に行って、山の写真を撮ったら、その山の名前が知りたくなります。解説している掲示板のようなものがあったり、誰かが教えてくれると簡単なのですが、そうもいかないことの方がたくさんあります。流氷ツアーの写真ではどうやって確認したのか、解説します。自分なりに、簡単だったものから、かなり悩んだものまで、初級編から上級編と、勝手にレベルをつけて書いていきます。


山の名前を調べる 中級編
 さて、バスが層雲峡から大雪湖に着きました。走り続けていますが、ガイドさんから解説が入ります。「今日は天気がよくて、雄大な大雪の山々がよく見えています。××が原、××岳……などが見えます」一度にたくさんの山の名前をいわれても覚えきれません。どの山を指して言っているのかもわかりません。まぁ後で調べればいいや、となります。

山の名前を調べる 上級編
 この写真も、今回の旅行中、大雪湖から石北峠に抜ける途中、大雪の山々がきれいに見えたときの写真です。前回の写真とほぼ同じ時刻に撮っています。

山の名前を調べる 続上級編
 小泉岳からの尾根と東岳が写っていることわかったので、さらに細かいところを知るために、地理院の地図を使うことにします。下に表示させます。山を眺めているのは、ほとんど真東(右)からになります。


山の名前を調べる 続々上級編
 今回は山のような尾根の右(北)側を調べることにします。やはり写真は大きめにします。同時に地図も載せます。

山の名前を調べる 手抜き編
 地形図の等高線の形から、山の形がどのように見えるかを考えるのは大変です。なれていても、前回のように山頂ではなく、手前側の斜面の方が高く見える場合は見落としがちです。


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