ヨッシンと地学の散歩 > 旅行記
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2015/09/13-17大陸ルート 対馬壱岐


01  計画

 9月の旅行の行き先は、壱岐と対馬です
 対馬は前々から行きたかったところの一つです。その最大の目的は、ヤマネコです。壱岐も、修学旅行で行ってよかったという話を聞くので、一度はよりたいと思っていました。

02 9/13 出発

 9月13日の朝に出発しました。予定では、6時前の電車で新大阪まで行きそこから6時25分発の新幹線に乗る予定です。予定の時刻に駅に着いたのですが、電車がきません。時刻表を見るとでた後でした。平日の時刻を覚えていたようです。今日は日曜日でダイヤが違っていて3分早くでていました。次の電車まで10分以上あります。一瞬間に合わないのではと焦りました。乗り損ねると事前に購入した切符はパーになります。次の列車は快速なのでちょっとは早く着きますが、新大阪の乗り換え時間はわずかです。ぎりぎり間にあうか合わないかというところでしょう。ちなみに、JRの乗り換え案内ではこの列車は示されていませんでした。階段のありそうな位置で電車に乗り込み、急いで新幹線ホームに向かいました。何とか間に合いました。

03 9/13 対馬中部

 厳原港に入って、海上保安庁の巡視艇が見えてきました。たくさんあります。博多港にもありましたが、国境が近いせいで出番が多いのでしょうか。

04 9/13 対馬豊玉町

 あそうベイパークを後にして、北上を続けます。今度は、和多都美神社への分岐がありました。時間的によってみることができそうです。車の向きを変えます。
 和多都美神社で最初に見えてきたのが、鳥居です。海の方に向かって並んでいます。今は干潮なので、陸の上にあるように見えますが、満潮時は足元を波が洗うようです。いちばん向こうのは海の中です。何か由来でもあるのでしょうか。

05 9/13 対馬上県佐護

 烏帽子岳を後にして、野生生物保護センターに向かいます。ところが、対馬をなめていたのをつくづく思い知らされます。なんと、センターまで1時間半近くかかったのです。後で地図を確認してみると、厳原から烏帽子岳までほとんど移動していません。残った距離の方がはるかに長かったのです。到着時は、センターはとっくの昔に閉まっていました。ヤマネコの情報を得ようとしたこととか、ヤマネコの福馬君にあうこともできません。

06 9/13-14対馬上県佐須奈

 ヤマネコに関する情報は、全く手に入りませんでした。わかっていることは、佐護−佐須奈間の国道で目撃情報が多いということぐらいで、後は、輻輳しています。とりあえずその国道に行ってみることにします。往復したのですが、普通の山の中を走る国道といった感じです。通行量も結構あります。あまり野生生物が出てきそうな雰囲気ではありません。脇に入る林道はいくつかあって車もほとんど通っていないようです。このうちの1本に入り、そこで待ってみることにします。

07 9/14 上対馬

 宿で朝食を摂って、荷物の整理ができたら出発です。宿泊費を払うときに、窓口を見ると、ヤマネコの写真がいっぱい飾ってあります。「見たかった」というとしばらくはヤマネコ談義になりました。写真を撮った人はヤマネコ関係の写真では有名な人のようです。パンフの写真撮影者として名前が載っています。自宅の電話番号を教えてくれたのですが、個人情報のことはこの付近では気にしていないようです。

08 9/14 対馬 御岳・馬事公園

 比田勝から、国道を南下します。お茶が少なくなってきたので、途中大浦のスーパーで買っていくことにします。先ほどの人がいました。下ろしたところのとなりの建物ですからちかくです。お茶を買って、車に乗ろうとすると、やってきて、泊まりはどこかと聞いてきます。厳原と答えると、下(下県)の方に行くなら東海岸でいいところを知っている案内するから乗せてくれといいます。今回は、目的がはっきりしていますし、これ以上時間を使うと、夜道を歩くことになりかねません。丁寧にお断りしました。御岳公園までなら乗せてもよかったかな。

09 9/14 対馬 白嶽

 今度は白嶽に向かいます。パンフ通り、登山者用駐車場でトイレを済ませ、登山口に車を走らせます。御岳の道より狭くすれ違いのできないところが続きます。対向車のことを心配しながら走らせましたが、運良くというのか、向こうから来る車はありませんでした。小型バス以下通行可と書かれていますが、小型バスは無理でしょう。

10 9/14-15対馬 厳原

 厳原についたのは夕方少し前です。とりあえず、宿に向かいました。荷物を置いた後、夕食まで時間があるので、ショッピングセンターティアラに行ってみましたが、国内向けのお土産物はありませんでした。ついでに、ちょっと北側の、八幡神社にも寄りました。鳥居をくぐった境内です。駐車場になっています。

11 9/15 対馬 阿連・小茂田

 宿で朝食をとった後、しないといけないことがあります。予報では、今晩からしばらくの間、天気が崩れてくるとのことです。壱岐を自転車でまわるのは無理です。レンタカーを借りることにして、予約を入れておく必要があります。壱岐のレンターカーは港まで持って来てくれる方式になっています。まだ早い時間だったのでつながらないか心配だったのですが、無事予約を取ることができました。

12 9/15 対馬厳原から壱岐へ

 車は、厳原に戻ってきました。まだ出航までは時間があります。町の南側にお船江というのがあるので見に行くことにします。途中道路とは対岸に見えた立亀岩です。港のシンボルみたいなのですが、金網に覆われているのは今ひとつです。

13 9/15 壱岐勝本町串山半島

 芦辺港で船を下りると、レンター会社の人が待っていました。返却は郷ノ浦港に決まりました。料金が対馬に比べて高かったので、しまとく通貨を追加で手に入れるためターミナルによります。ついでに、壱岐のパンフをいくつかゲットしました。

14 9/15 壱岐 勝本町勝本浦

 パンフには、勝本の町外れに、聖母宮というのが書かれています。何かわからないのですが、何なのか興味があります。行ってみることにします。勝本の町の真ん中まで戻ったところで、道は2つに分かれています。海側の道は、すぐに寂れていきそうです。町に入ってきた方の道を進みます。一応国道です。国道に入ってすぐ左側に、諏訪大社の御柱が置かれていました。勝本町は河井曽良の終焉の地の関係で、河井曽良が生まれた諏訪市とは友好都市の関係にあります。その縁で諏訪市から、諏訪大社の御柱祭に使われた御柱が勝本町に送られたものです。河井曽良は、奥の細道で、芭蕉といっしょに旅行した人です。

15 9/15 壱岐 勝本町黒崎半島・湯ノ本温泉

 今度は壱岐西部の、黒崎半島に向かいます。写真などでよく見る猿岩のあるところです。黒崎半島に入ってからも、道は続きます。猿岩に到着する直前に、黒崎砲台跡というのがありました。帰りに寄ることにします。

16 9/16 壱岐 中央部

 大型の電気屋は壱岐南部寄りの柳田という所にあります。開くのが10時だとしてそれまでは写真は撮れません。近くをまわって時間をつぶすことにします。

17 9/16 壱岐 芦辺町国分と龍神崎

 亀石の交差点に戻り、芦辺港の方に進みます。亀石探しはあきらめます。
 道に沿って進みと、鬼の窟古墳があります。墳墓よりも、石室の入口がものすごく目立っています。いかにも鬼が住んでいそうな感じです。

18 9/16 壱岐 八幡半島・原の辻

 芦辺龍神崎から、八幡半島に向かいます。芦辺港を過ぎてから、砂浜が広がっています。清石浜です。海水浴が目的ではないのでパスします。

19 9/17 壱岐 勝本町湯ノ本

 湯ノ本温泉の宿に戻ってすることは、温泉に入るのと、食事をするのと、寝ることぐらいです。星は雨のため見えませんから当然なしです。あと細かいことでは、明日の予定を考えたり、カメラをチェックしたり、電池を充電したり、荷物を整理したりといったところです。食事の合間にこれらのことをして、終わったら温泉に入って寝ます。温泉の温度は昨日より温かめでした。

20 9/17 壱岐 芦辺町男岳周辺

 対馬塚古墳をあきらめて島北東部に向かいます。芦辺港の方に進み、町に着く手前で北上します。途中から山の中に登っていけば、目的地の一つ男岳神社につきます。神社の拝殿です。

21 9/17 壱岐 芦辺町谷江川に沿って

 男岳を一周して、元来た道を戻ります。三軒茶屋まで戻ったところに箱崎八幡神社があります。石段下、手口きよめ水と書かれた鉢は桃型をした奇妙な形をしています。

22 9/17 壱岐 国道を郷ノ浦へ

 姫御前塚をすぎ、真っ直ぐ進むと国道に出ます。国道を南下し郷ノ浦の町に向かいます。郷ノ浦までの中間点あたり真ん中にあるのが住吉神社です。鳥居は国道沿いにあるのですが、神社そのものはそこから下りていった谷底にあります。

23 9/17 壱岐 郷ノ浦町牧

 郷ノ浦町元居から牧崎の方に向かいます。町中のトンネルを抜けて、文化会館の横を通ったら、ステゴドン象と書かれています。何なのか興味があります。駐車場に車を止め、少し下りていくと、ゾウの模型があります。近づこうとしたのですが、大きな文化会館を一周する羽目になりました。見えたところのすぐ後ろに階段があったのを見落としていました。朝、湯ノ本で見た場所で発掘されたゾウの復元模型です。ちょっと大きいような気がします。牙も長めのようです。

24 9/17 壱岐 郷ノ浦町東部

 郷ノ浦町西部から今度は東部に行きます。郷ノ浦の町を過ぎそのまま県道を進んで行きます。曲がりくねった道が延々と続きます。今まで壱岐ではこのような道はありませんでした。

25 9/17 壱岐岳の辻 そして帰阪

 若松から郷ノ浦の方に進むとすぐに、岳の辻に登る道がありました。駐車場に車を停め展望台に歩いて行きます。
 展望台です。岳の辻は壱岐島最高峰とあって、テレビ局などの鉄塔がたくさん建っています。

26  対馬vs壱岐

 今回の旅行の感想を一言で言えば「頭が疲れた」ということでしょうか。いろいろなものがあったのですが、それがいくつもの時代にわたっていて、2地域以上で関連していたりというようなことを、整理するのにおわれていたためです。それらは、大陸と日本列島のとの位置関係によってこの地域にもたらされていることです。帰ってから、いつのだったかとか、どっちだったかとか思い出すのに苦労しました。

27 対馬と壱岐

 行く前に調べた参考資料や行って思ったことなどについて書いてみます。
<対馬>
 インターネットで、観光情報を調べるには(一社)対馬観光物産協会WEBサイト国境の島 対馬へ
 http://www.tsushima-net.org/ が便利です。

28 まとめ

<まとめ>
 対馬については、じゅうぶんにまわりきることができませんでした。ツシマヤマネコにも出会えていません。アカハラダカなどの渡り鳥の渡りも見てみたいです。もう一度出直したいところです。渡りを見るのは9月の方がいいのでしょうか。対馬に着いた日には6000羽の鳥が見られたそうです。



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