ヨッシンと地学の散歩 > 旅行記
各回のタイトルをクリックすると、各回の内容を開閉します

2018/3/16-17 伊豆の桜はまだか


01   出発まで

 年末頃に、旅行会社のパンフを見ているといくつか行って見たいところの案内がありました。できるだけあまり行き先としてあげられないところのものを選んで申し込むことにしました。期間は長かったのですが、とりあえず1月のものを申し込んでみました。これは、催行中止になってしまいました。1月後のものもありましたので、こちらに変更してみましたが、こちらも催行中止です。ここのものは、日程的に合うものがなくなったのでまた次の機会ということになります。

02 3/16 高速道路を東へ

 新大阪集合なので、時間の40分ほど前に家を出れば間に合います。1時間ほど前に出たので、ちょっと早めに着きました。集合場所にはいろいろな行き先のバスツアーが並んでいます。天王寺始発なのでここで受付ていないと思ったのですが、いちおう同じ旅行会社で行き先看板を持っている添乗員風の集団に聞いてみることにしました。そのうちの一人が確認係だったようです、行き先と名前を聞かれました。受付をしていたようです。待っている場所を指示されました。トイレの許可だけ得て離れ、戻ってきて指示された場所で待ちます。

03 3/16 函南町へ

 音羽蒲郡ICでいったん高速道路を離れたのは、ここで昼食弁当を受け取るのが目的だったようです。バスに乗るときに弁当を受け取りました。ここから、車内で弁当を食べてくださいということになっています。ほとんどの人が食べ始めているようです。まだ昼食時間には早いようです。先ほど買ったイカ焼きがあります。こちらを先に食べることにします。ちょっと量が多かったようです。これだけでおなかがじゅうぶん持ちます。

04 3/16 函南町

 伊豆の自動車道は函南ICで降ります。ここからは最初の目的地、かんなみの桜に向かうことになります。添乗員さんはここの花の開花状態についてはお茶を濁したような説明をしています。
 しばらく自動車道の下を走った後、山の方に向きを変えます。町中を走り続けますが、正面に町役場の建物が見えてきます。このあたりからもらった地図に場所が記されています。目的地との位置関係がだいたいわかってきました。

05 3/16 かんなみの桜

 カルガモのいたあたりから、上流側に枝先の赤くなった桜の木が何本か並んでいるのが見えます。ここのものはわずかですが開いているようです。そこまで行きたいのですが、あいにくと対岸です。橋はだいぶ先のようです、川にかかっているものは見えません。
 近道はないかと見ていると、川の中州に飛び石状に石が並んでいて、中州までは渡っていけるようになっているようです。さらに先にも水が流れています。ここを渡れなければどうしようもありません。その向こう側の土手に階段のようなものも見えています。その下にこちら側と同じように飛び石がありそうです。ダメ元で行ってみることにしました。

06 3/16 修善寺梅林へ

 かんなみの桜の次は修善寺梅林です。再び、伊豆の自動車道に戻って南に進んでいきます。見晴らしのいいところにくると、箱根が気になります。どの山なのかわかっていないので相変わらず、木の生えていない山を狙い続けることになります。後方になるので見難いのですが。何枚か写しました。これは、狩野川にかかる新大門橋近くからの写真です。箱根三国山から鞍掛山までの外輪山とその真ん中に顔を見せるように神山・駒ヶ岳の中央火口丘が写っています。

07 3/16 修善寺梅林

 修善寺梅林は、西梅林と東側の東梅林があります。バス内でもらった案内図を見ると東梅林の方が広いようです。今まで見ていたのは西梅林です。西梅林の斜面を下り、谷に沿って登っていくと東梅林につきます。その間も、梅の木がありますが、まだ木は小さくこれからのようです。
 東梅林です。こちらは高台にあります。梅の花は咲いていますが、西梅林ほど華やかには見えません。花も少なめのようです。

08 3/16 伊東温泉へ

 バスに戻ったところで、虹が見えたと言っている人がいました。かなりきれいな虹だったそうです。この天気で時間を考えると環天頂アークのようです。2回ほど見たことがあります。上の方まで注意を払っていませんでした。太陽はだいぶ低くなってきています。幻日や太陽柱が見られる可能性が高いです。一応、太陽の横に虹が見られるかも知れないということは知らせておきました。

09 3/17 朝の伊東

 朝の6時にほぼ一斉に目を覚まします。2人は朝風呂に行くというのですが、汐吹穴が気になっています。ここで見損ねていれば、後々後悔することもあります。思い切って行くことにしました。これで2人とは別行動になります。1時間ほどで戻ると告げて出かけることにします。鍵はフロント預けとなります。
 準備している間に2人が先に風呂に行きましたので、鍵を持ってフロントにいきます。ここでタクシーの手配をお願いすると呼んでくれました。まだ朝早い時間なので、動いているタクシーが少なくくるのにしばらく時間がかかるということです。その間にホテルの前の桜の木が気になりますので、見に行くことにします。タクシーがやってきても確認できます。

10 3/17 伊東市汐吹公園

 この汐吹岩のある一帯は公園になっています。1986年に伊豆大島(三原山)が噴火したときに大島に渡ろうとしたのですが、全島民避難ということで渡れなくなりました。このまま引返すのはもったいないということで、噴火の見えそうな伊東まできて海岸沿いから見ようとしてたどり着いたのがこの公園です。公園の高台から噴火のようすを見ていました。夜だったので汐吹岩は見ていません。

11 3/17 河津町へ

 ホテルに戻って、部屋に入ると相棒の二人はベッドに寝転んでテレビに見入っていました。オリンピックの放送に集中しています。つきあいたいところですが、興味がありません。待っているのですが、なかなか腰というか背中をあげてくれません。そのうちに、番組もいったん切りのいいところまで来たのか、朝食に行くことになります。
 朝食を済ませ、適当な時間になったら玄関ロビーに行きバスが来るのを待ちます。他の二人は精算があります。その間にバスがきたので乗り込みます。今日も相席です。後ろに行こうとしたのですが、非常口の席しかいていません。窓側の席になっているから良いかということで、指定された場所に座ります。全員がそろったところで出発です。

12 3/17 河津町 原木から豊泉橋へ

 河津桜の原木は、川沿いの雑草の中で見つけたさくらの苗木を自宅に持ち帰り植えたものです。10年たってやっと花が咲くようになったそうです。その後河津桜と命名され町の木に指定されたりとかしています。今では町の春先の風物詩となっています。
 見えてきた原木です。二分咲きになっているかどうかというところでしょうか。大きくなったつぼみが、花より濃い色をしていますので、いっぱい花をつけているように見えます。

13 3/17 河津町 お花見ウォーキングコース

 豊泉橋から見る限りでは、この付近の桜はまだそれほど咲いていないようです。上流側は、行っても咲いているものはほとんどないでしょう。見学時間の事もあります。下流側に下って行くことにします。
 堤防上の道は桜並木の間をぬけていきます。さくらの木を見ながら歩いていくと所々に花が多い桜の木が見られます。

14 3/17 河津川左岸を下って

 来宮橋を過ぎると、店舗や出店が増えてきます。案内所もありますからこのあたりが桜祭りの中心地といっていいでしょう。人通りもだいぶ多くなってきます。メインの駐車場に近いこともあるのでしょう。
 いまのところ店で何かを物色している余裕はありません。とにかく海岸近くを目指して歩いて行きます。相変わらずさくらは、所々で花の多い木を見かけるだけです。再びメジロがいるのを見つけました。普通ならこれだけの人混みがあるとやってこないものです。ここのメジロは人慣れしているのでしょうか。

15 3/17 天城越え

 バスに乗り込んだらすぐに出発となります。次の目的地は、沼津市三津です。途中天城峠を越えることになります。よく考えてみると、天城峠へは河津川沿いに遡って一区事になります。とすると、原木のあるところの前を通ることになります。わざわざ行く必要がなかったかも知れませんが、車窓からだとゆっくり見ることはできません。行っておいてよかったのでしょう。
 原木の近くにあったさくらの木を写していなかったので、写しておきました。ここのものもよく咲いている方です。

16 3/17 沼津市三津 内浦湾遊覧1

 三津に来たのは、ここの湾を遊覧した後、昼食を取るためです。バスを降りてから、遊覧船の待合で、乗船券の発行手続きのためしばらく待ったあと、船着き場に移動します。堤防を越た所の桟橋からは、砂浜が見えます。三津海水浴場です。かなり波がたってきています。だいぶ風が強くなってきています。波はそのせいでしょう。風が強いのと、波が高いのは、これから船に乗るのに大敵です。それと個人的には、朝方に風が吹いて波がたっていて欲しかったと思っています。もうちょっとダイナミックな汐吹きが見られたかも。

17 3/17 沼津市内浦湾遊覧2

 遊覧船では、周辺の観光案内もしてくれているのですが、乗客はみんな富士山に夢中です。聞いている人はほとんどいないようです。お城があったとかいうような説明だったような気がします。調べ直してみると、長浜城という戦国末期の水軍の城がこの山の上にあったようです。現在は、展望台のような櫓が復元されています。屋根のようなものみえるたてものがそれです。

18 3/17 沼津から帰阪

 遊覧が終わった後は、昼食になります。海鮮浜焼きの食べ放題というのがうたい文句になっています。遊覧船案内所近くに併設されているバーベキューセンターに移動します。いろいろ○○してくださいと説明がありますが、たくさんすぎて覚えきれません。何をどこに捨てるのかわからなくなってしまいました。
 店の制限時間は60分ですが、ツアーでは50分になっています。説明では牡蛎は片面を5分ひっくり返して5分焼かないといけないようです。火力は思ったより強く十分ありますが、網には一度に3個が限界でしょう。30個というのは多いのか少ないのか、どうでしょう。焼くネタはたくさんあります。そのわりにはパッとしたものがありません。サザエを中心に焼くという作戦にしました。最後の方は焼くのもめんどくさくなって、デザートのイチゴばっかり食べていました。

19   感想その他

<花について>
 今回の旅行はさくらがメインでした。梅や富士山がメインな場所もあったのですが、基本は、さくらでしょう。花についてては、申込時から予想していたとおり、「一面の」という所まではいきませんでした。自然相手では、あらかじめ予定を立てておいても、その通りにならないことがたくさんあります。二分咲き程度とはいえ、それなりに咲いているところもありましたので、そういう点では許容範囲内なのでしょう。


目次へ戻る