ヨッシンと地学の散歩 > 旅行記
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2019/04/30-05/01 木曽路コケと渓流


01   出発まで

 今年のゴールデンウィークは、天皇の交代による休日が加わり10連休となります。あまり長い連休だと、観光地は人でいっぱいになります。人混みの中の観光は避けたいものです。こういうときは、出歩かないに限ります。
 今年の月のようすをみると、月初めが新月になります。星見もしたいので、この前後の期間が旅行日となります。5月の初めは、この長い連休とぶつかってしまいます。あまり積極的には考えてませんでした。

02 4/30 中津川市夕森公園へ

 新大阪集合は8時50分です。バスが天王寺からまわってくるので遅めの集合になります。家は8時過ぎにでました。腰への負担もほとんどなく、早めの到着です。
 バスは予定どおりの時刻に到着します。大きな荷物をトランクに入れて乗り込んだらすぐに出発です。今日は長い連休の真ん中です、行楽に出かける人が多く高速道路は混んでいます。前回のお盆の最中は複雑な経路を通っていました。今回はどうなるのかと思っていたら、単純に新御堂から中央環状を通り吹田ICから名神に入ります。この先渋滞中という案内も出ています。ここまできたら避けようはありません。

03 4/30 中津川市夕森公園竜神の滝へ

 道は川上川沿いにあがっていきます。道はほとんど平坦です。川の水の水の色は緑が合体路をしています。花こう岩地帯の中を流れてくる川では、このような色をしていることが多いようです。添乗員さんはきれいな色をしているといっていました。この色のことだったのでしょうか。それとも透明度のことでしょうか。透明度については普通のようです。

04 4/30 中津川市夕森公園竜神の滝

 添乗員さんによると、竜とは洪水のことだそうです。たしかに、大きな谷を曲がりくねりながら流れてくる洪水流は竜のようにも見えます。竜神伝説はこのような川に多いそうです。去年の津南町の竜ヶ窪は川ではなかったような。
 滝の見えていた橋から道を下っていきます。道沿いには小さな水の流れが曲がりくねりながら続いています。来る途中でみたものと同じで、水路の横はかなり広い幅で岩がむき出しになっています。大雨が降ると水かさがかなり増えるのでしょうか。

05 4/30 中津川市夕森公園から木曽町へ

 ツアーでは竜神の滝まできたら後はそのまま戻ってくるのが推奨コースとなっています。この時点で、駐車場まで戻る時間を考えると15分ほどあまりそうです。この先10分ほどいったところに忘鱗の滝というのがあります。急いで行って急いで帰ってくればぎりぎり間に合いそうな感じもします。ちょっと何かがあったりするとタイムオーバーになりそうです。あきらめた方が良さそうです。

06 4/30 木曽町油木美林へ

 夕森公園の次の目的地は、油木美林です。コースは、ここからいったん木曽川沿いに戻り、川に沿って遡っていき、木曽町に入ったところで、御嶽山の方に王滝川に沿って上っていきます。
 この間に、添乗員さんから連絡があります。ここまで来る間の高速道路の渋滞で、予定より1時間ほど遅れているそうです。このままでは尾の島渓流に着くのは、5時近くになりそうな状態です。遅くなると陽が暮れてきて危険なのでどうしようか、現地の人と曽団しているところだそうです。油木美林到着時刻のようすを見て現地の人と判断したいそうです。とりあえずは油木美林に向かって進みます。

07 4/30 木曽町油木美林こもれびの滝

 こもれびの滝が見えてから、小さな橋を1回渡ります。滝はこの橋の向こうに見えています。橋を渡ったところから、滝の方に向かう脇道に入って少し進んだ所にあります。
 滝は分岐した川にあるように見えます。支流にかかる滝だと思っていました。帰ったからよくよくみると、こちら側が本流で、しっかりとした道のある方が支流側になります。

08 4/30 木曽町油木美林不易の滝

 元の道に戻り、真っ直ぐ進んで行きます。この先には、不易の滝があります。太昔から形が変わっていないということから名付けられたようです。この方向から流れてくる川です。流されてきた岩で完全に埋め尽くされています。岸の岩盤も崩れていることが多いようです。よく見比べてみると確かに、こもれびの滝側の方が水量が多いようです。

09 4/30 木曽町 油木美林

 添乗員さんによると、油木美林は日本有数の天然林だそうです。そこに来たわりには、森を見ずに林床ばかりをみています。といっても見わたしても見えるのは木の幹ばかりです。みんな同じように見えます。木曽五木といっても、葉っぱでも見比べにくいものもたくさんあります。
 滝に行く道だけではなく、林の中に入っていく道(登山道)もありましたが、閉鎖されていました。見られるのは滝への遊歩道沿いのみになります。みられる範囲も限られています。

10 4/30 木曽町油木美林から御岳温泉

 尾の島渓流はタイムアウトで行けなくなったので、この後は宿に直行するだけです。地図を見ると尾の島渓流の反対側同じくらいの距離のところにあります。20分もあればつくと思っていましたが、添乗員さんは1時間近くかかると言います。よく見ると道は大きく迂回するようにあります。かなりの遠まわりになります。
 来た道を引き返していきます。墓地地帯をぬけるときに、崖の下の方をみると石の加工場が見えました。墓石のもとになる石や加工された墓石、割られてできた石クズなどが乱雑に転がっています。

11 4/30 木曽町御岳温泉

 宿に到着です。時間の都合で1ヵ所立ち寄れなかったところがあります。その分、予定よりだいぶ早く着いたのでしょう。夕食時間まで1時間以上あります。周辺を散歩してみることにします。
 宿の玄関から外に出て、裏手のゴルフ場の方に行こうとしました。さんざん探したのですが通り抜ける道がなかなか見つかりません。やっと見つけた道には電気柵がつけられていて通りぬけることができません。裏手に回るのはあきらめるしかないようです。

12 5/01 木曽町御岳温泉朝

 昨日が平成最後の日で、今日は令和最初の日であるというのには全く気がついていませんでした。バスに乗ったときにそういう話があった時に初めて気がつきました、ちなみに添乗員さんは、元号越の番組を見ていて寝不足なんだそうです。ふだんからテレビは見ませんからさっさと寝てしまっていました。今朝も、明るくなったので目が覚めています。

13 5/01 木曽町御岳温泉出発

 いったん宿まで戻ってきました。朝食時間はまだまだ先です。ゴルフ場の方をぐるっと回ってみることにします。昨晩宿に戻った後、建物の中を通りぬけるとゴルフ場にぬけられるのを確認しています。
 ゴルフ場にコースはいくつかあるようです。とりあえず、建物からまっすぐ続いている方向に行くことにしました。

14 5/01 木曽から蓼科へ

 バスは三岳まで下りてきました。いったんここにある道の駅によっていくことになっています。昼食弁当を入手するためです。地元のお母さんの手作りだそうです。
 弁当を仕入れる間は休憩となります。この先の行程が長いのでトイレにいっといてねというのもあります。普通は出発前に済ませておくことになっています。時間があるので買い物もできます。お土産物の他に地元直産の野菜類もあります。何があったかよく覚えていませんが、荷物になるので遠慮しました。

15 5/01 茅野市おしどり隠しの滝

 旅行案内では、蓼科大滝、おしどり隠しの滝、御射鹿池、白駒池の順番にまわることになっていました。麓に着いた時点でいくつかの問題が出てきました。一番大きなものは帰りの道路が渋滞していそうなので、帰着が遅くならないよう早めにここを切り上げたいということです。
 2番目は、だんだん雲が広がってきていることです。蓼科山も完全に見えなくなっています。雲の影響を受けるため、一番高いところにある白駒池に着く頃には大雨になっているかも知れない、遅いほど可能性は高いということです。

16 5/01 茅野市おしどり隠しの滝コケ

 おしどり隠しの滝を流れる川に生えているコケは、何となくチャツボミゴケににているような気がします。鳥海山獅子が鼻湿原で見たコケです。この時は、遠くから見ただけなので、細かい特徴まで見ることはできませんでした。といっても、今回もそれほど詳しく見たわけでもありません。全体的に細かく滑らかな感じと、水のかかるところから水中に生えている点ぐらいが相似点です。

17 5/01 茅野市御射鹿池

 次の見学地は御射鹿池になります。ここは有名画伯が景色を描いたので有名になりました。といってもその絵は見たことがありません。池とその水面に映っている木立を描いたもののようです。農業用溜池ですが、酸性が強いために魚が住まないそうです。この水で作物が育つのかが心配です。バスの駐まっているちょっと先にあります。歩いて行きます。

18 5/01 佐久穂町白駒の森へ

 御射鹿池を後にして、山を下りて行きます。山麓に出たところで北に向かって進み、峠を越える道に出ます。麦草峠といいます。白駒池はこの峠を越えたところにあります。
 このあたりからは、来た時と同様霧ヶ峰の方角がよく見えます。来る前に比べてだいぶ雲が増えているようです。添乗員さんの予想は当たったようです。このような予想は、あまりあたって欲しくはありません。

19 5/01 佐久穂町 白駒池

 白駒池駐車場をでるのにだいぶ後れを取っています。コケや林のようすも気にはなります。今は追いつくのが先です。半分小走りで追いかけています。といっても、足元は雪で滑るのでそれほど速度は出せません。ツアーのメンバーの何人かは、滑って転倒するかも知れないということで戻ってきています。こちらはジャケットの上から合羽を着込んだので汗だくです。

20 5/01 茅野市蓼科温泉

 白駒池の次にいくところは蓼科大滝です。来た道を引き返していきます。みんな合羽とかを着込んでいたので車内は湿っぽくなっています。フロントガラスが曇ってくるということで暖房が入ります。
 バスは来た道の途中から別荘地の中を通りぬけてビーナスラインにでます。道に出てから少し下ったところで蓼科温泉の駐車場に到着です。ここから滝まで歩いて行きます。

21 5/01 茅野市蓼科大滝

 蓼科大滝に行く途中のこの森も苔の森というようです。ここをすぎるとすぐに、東屋が見えてきます。蓼科大滝の展望所になっています。今は先に来たツアー仲間でいっぱいですので、手前の川のようすなどを見て東屋近辺の人だかりが少なくなってからいくことにします。
 まずは、横を流れる川です。川の中にある石ころの上にコケがびっしりついています。川底は何故か黒っぽい色をしています。

22 5/01 蓼科温泉から帰阪

 滝の写真を撮っていたら、まわりにはほとんど誰もいなくなってしまいました。この方がゆっくり写真を撮れるのでいいのですが、置いてきぼりを食らうといやなので引き返すことにします。といっても、バスの集合時間にまではまだまだあります。コケとか景色とか、みながら戻っていきます。
 川底の石についたコケです。何となく光っているようにも見えます。

23    まとめ余談など

 旅行会社の案内を見て、コケをじっくり見るのも良いのかなということで、今回のツアーに申し込みました。メインとなるのは白駒の森です。たくさんのコケがあるということをアピールしています。白駒の森を紹介するサイトをみると代表的なコケの名前がアップされていてますし、コケの観察会なども頻繁に行われているようです。散策路沿いにも解説板なども期待できそうです。名前を覚えるには良さそうな気がしました。

GPSロガーの動作不良

 最近GPSロガーからデータがダウンロードできなくなりました。旅行で動き回った記録が読み取れると期待していたぶん残念です。
 旅行中にデータを記録しているか確認しようとすると、表示窓のバックライトが点滅して、表示されているはずの文字が見えません。いったん電源をオフにしてから入れ直すと、元のように表示されるようになりました。

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