ヨッシンと地学の散歩 > 旅行記
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2019/07/30-08/01 八方お花畑


01   出発まで

 初夏の高山植物の花を見に行きたいと思っていました。行くとして真っ先に思いついた場所は八方尾根です。ロープウェイで高山植物の咲いているところまで簡単に登っていけます。
 有名どころなので、いろいろな旅行会社がツアーを企画しているでしょう。自由に動き回れないというのが難点ですが、だいぶ安くあがりそうです。自分で日程を組むよりは楽です。適当な企画がないか探してみることにしました。

02 07/30 小谷村へ

 今日の集合は、新大阪8時44分発の特急8号車に直接乗車です。8時に家を出ることにしています。これで余裕で間に合うはずです。6時半に起きます。鉢の追加の水やりや戸締まりをしたりしていると、予定の時間になりました。準備して置いた荷物を持って、出発です。
 最寄り駅でホームに降りると、普通電車が入っていました。これに乗ったのですが、新大阪は快速が先につくとの車内アナウンスがありました。時間的にはこのままで間に合います。迷ったあげく乗り換えることにしました。降りるとすぐに扉が閉まりました。

03 07/30 白馬村へ

 小谷村は長野県にあります。ここに入るまでは新潟県にいたことになります。新潟県とかは全然意識していませんでした。よく考えると糸魚川は新潟県でした。
 道の駅に災害復興記念碑というのがありました(名前はうろ覚えです)。東日本大震災の翌日に長野県北部で誘発地震と思われる地震が発生しています。それのことかなというぐらいでやり過ごしてしまいました。実際にこの付近が大きな揺れに見舞われたのはその3年後で、白馬村を中心に震度6弱の揺れを記録しています。

04 07/30 白馬五竜高山植物園へ

 これからの目的地は白馬五竜高山植物園です。五竜岳の麓にあるスキーゲレンデの一番高いところにあります。バスは飯森駅神城駅と通り過ぎてすぐに山の方に入っていきます。すぐに駐車場に到着です。
 ここからエスカルプラザという建物を通りぬけた先で、添乗員さんがゴンドラリフトの乗車券を入手するまでしばらく待機です。チケットを受け取ってからも係の人の説明があるとかでしばらく待ちます。

05 07/30 白馬五竜高山植物園

 植物園内をまわる方法は大きく2つあります。適当に歩いてぐるっと回ってくるのと、リフトに乗っていったん上の方をみてから、歩いて降りてくる方法です。リフト乗り場は100mほど下ったところにあります。そこまでの時間と、リフトの速度を考えると、上まで行くのにそれほど時間は変わらないような気がします。草の花は登りの方が見やすいこともあります。歩いて回ることにします。

06 07/30 白馬五竜高山植物園コマクサ

 山の上は寒いぐらいだと思っていました。歩き始めると暑いくらいです。汗をかいています。日が差してくるとますます暑くなります。大阪の日差しと負けず劣らずといった感じです。寒さ対策より、暑さ対策の方が必要でした。
 植物園の中程ぐらいの場所に来ました。この付近は石が敷き詰められていて、そのすき間に花を咲かせている草がまばらに植えられています。コマクサです。高山植物の女王といわれいます。一度は見ておきたかった花の一つです。この区画は植物園の中でも広い範囲を占めています。

07 07/30 白馬五竜高山植物園リフト降り場

 石の敷き詰められているところを過ぎると、植物園の中心部分はおしまいのようです。道はきつくなり、普通の高山のようになってきます。添乗員さんによるとリフト降り場の付近は道がきつくなっているとのことでした。降り場に近づいているのでしょう。向こうから、同じツアーの人が何人か下りてきます。リフトであがった人達です。もうあがってきたのかとびっくりしていましたが、こんなものなのでしょう。

08 07/30 白馬五竜高山植物園地蔵ケルン

 リフトの降り場から地蔵ケルンまで行くことにしています。ずっときつめの道が続いています。ちょっと息が切れるくらいで、ゆっくり歩けば何ともありません。道の脇には灌木や背が高めの草があり花をつけているものもあります。
 オオバギボウシのような花がありました。葉の裏に毛が生えていなくて、ツルツルしていることから、ナメルギボウシというそうです。なめるとは滑るという意味と書かれていました。葉の裏までは確認できません。

09 07/30 白馬五竜高山植物園地蔵沼

 パンフレットには、この先にある小遠見山の山頂からかくね里の氷河が見られると書いてあります。氷河と聞いたら見たくなります。片道90分かかります。山の上にいられるのは後40分ほどしかありません。時間的に無理です。それと、氷河があるという情報以外は何もわかっていません。見つけられるという保証はないでしょう。行くのはあきらめます。行かないようにともいわれています。後で調べたところ、かくね里は鹿島槍ヶ岳の下にありました。こちらに向かって流れ下っています。

10 07/30 白馬五竜高山植物園アルプス平駅

 地蔵の沼からリフト降り場まで戻ります。GPSロガーの記録では、リフト降り場から地蔵ケルンと地蔵の沼との往復の長さをあわせると、地蔵ケルン−地蔵の沼と周回して来るより長かったようです。地図が正確ならこのあたりの判断もできていたのかも知れません。といっても歩いている間はあまり真剣に図面を見ていません。

11 07/30 白馬村エスカルプラザ 八方

 だいたいいい時間になったので下に降りることにします。アルプス平の駅舎の中には展望台とかビジターセンターとかがあったみたいですが、完全に見落としています。まっすぐに、テレキャビンの乗り場に向かい乗り込みました。
 下に降りるまでは10分弱です。降り始めた時に窓から見えた山麓側の風景です。

12 07/31 白馬村八方口

 朝は空が白んできたときに目覚めました。天気は良さそうなので、朝の散歩に出かけます。背後の白馬連山に朝日が当たっているはずですから、そのようすを見にいくことにします。今いるところは山に近すぎます。少し離れた方がいいだろうということで、東に向かって進んで行くことにしました。白馬駅のある方角です。
 町の中の道脇に石仏さんが並んでいました。

13 07/31 白馬村八方

 町の入口まで戻ったところにコンビニがあります。今日の昼に食べるものを買っていきます。ここから道路を渡ったところに駐車場があってその隅に足湯があります。その横のベンチで、4人組で参加している同じツアーのメンバーがいました。一人は、朝が弱くまだ寝ているらしく3人でした。コンビニで買ったコーヒーを飲んでいます。隣に座るように促されたので座りました。

14 07/31 白馬村八方アルペンライン

 宿は連泊なので大きな荷物は置いておけます。歩いている間の荷物と、バスの中で必要なものをわけて用意して出発です。昨日バスを降りたところまで歩いて行きます。バスは長時間駐められないので、早めに移動しないといけません。
 今日の午前中は八方尾根にあがります。ゴンドラの乗り場まで30分ほどかかるそうです。宿からは歩いても10分ほどでつきそうです。わざわざバスに乗って、時間をかけるのは意味がなさそうです。バスに荷物を置いておきたいので、指示に従ってバスに乗ります。後で15分と訂正がありましたが、昨日は2つの宿をまわっただけで20分かかっています。

15 07/31 白馬村 八方尾根1/2

 時刻は9時少し前です。帰りのリミットは11時ちょっと過ぎまでですから、2時間ちょっとは山の上にいられる計算になります。パンフレットにはここから第2ケルンまで1時間、そこから八方池まで30分ですから、往復すると3時間ということになります。帰りは下り坂で早くなるとしても2時間半はいりそうです。わずかに時間が足りない感じです。急いで行けるところまで行くことにします。

16 07/31 白馬村 八方尾根2/2

 見かけた花の続きを載せます。できるだけ2度出しは避けるつもりですが、種類が多いのでどこまでできるのでしょうか。
 リフト乗り場で花の解説パンフを買っていますが、見ていません。名札でだいたいわかります。パンフの文字はピントが合わないので見づらいというのもあります。

17 07/31 白馬村 八方尾根第2ケルンへ

 草丈が小さくなり、斜面の地肌が露出するようになってきました。横に水は流れていませんが水路のようなものも見えます。花の種類も少し変わってきたようです。道のカーブを曲がると正面に雪渓が見えてきました。草が小さくなったのはここからの冷気の影響でしょうか。

18 07/31 白馬村 八方尾根第2ケルン八方ケルン

 第1ケルンから公衆トイレまで所要標準時間はパンフによると1時間です。40分ほどでついています。実際には時計を見ていませんからどれくらい早く着いているかわかっていませんでした。暑くてだいぶ汗をかいています。水分は不足気味なので、トイレに行くのはまだまだ大丈夫なようです。
 公衆トイレから一番右側の枝道を進んで行きます。すぐに左側からの道と合流します。その先にケルンが見えてきました。これが第2ケルンです。先ほど見えていたものより小さくて頭が尖っています。ここで標高は2005mになります。GPSロガーの記録は登り時が2007m下り時が2014mになっています。

19 07/31 白馬村八方尾根 八方池へ

 八方ケルンから先は、広場のようになっています。岩の間にいろいろな花が咲いているので見ていくことにします。
 シナノオトギリです。オトギリという名前は、鷹匠が鷹を治療する秘密の薬草を、弟が他人に漏らしたのに怒って切り捨てたことに由来するそうです。漢字で弟切と書きます。切り捨てたときに飛び散った血が葉っぱや花に黒い点として残っているそうです。つぼみや咲き終わった萼の裏面に点線のように並んだ筋になっています。

20 07/31 白馬村八方尾根 八方池

 八方池は雪に押し出された土砂がたまってできたとパンフには書かれています。雪がどこからどの方向に土砂を押し出したのかが見ただけでわかりません。運ばれた土砂が土手を作ったというのでしょうか。
 雪食凹地という地形もあるようです。雪の働きによって進められる浸食作用でできる凹地をいうようです。どんな特徴を持っている物を言うのかよくわかっていません、この凹地に水がたまれば池ができるのは明らかなことです。

21 07/31 白馬村八方尾根 登山道入口

 八方池から尾根にあがっていきます。唐松岳への登山道に出ます。合流点から先は、登山装備が必要です。地図以外のものはだいたい持っていますが、進入禁止命令が出ていますので、先には進まないことにしています。
 八方尾根を作っている岩石は蛇紋岩です。この岩石の露出していつ地域では、植物の生育が悪くなるそうです。マグネシウムが多いことによります。葉緑体を作るのには必要です。因果関係がよくわかりません。

22 07/31 白馬村 八方尾根 第1ケルン駅まで下山

 八方ケルンから下りて行くことにします。少し下りた所で、向こうから添乗員さんがあがってくるのが見えました。もう行ってきたのかといわれてしまいました。八方池はすぐそこなんですけど。
 いつの間にか朝の4人組といっしょになっています。抜きつ抜かれつの関係で下りて行きます。公衆便所のところで、便所前を通る道から下りて行くことにしました。4人組は登ってきた道を降りていったようで見えなくなりました。

23 07/31 白馬村八方尾根 第1ケルン

 第1ケルン駅に戻ってきました。往復でほぼ2時間でした。バスがでるまでまだ1時間近くあります。このまま降りてもまだ早すぎるので、しばらくこのあたりを見ていくことにします。
 リフト降り場の横に八方池山荘があります。その裏側に道がついているようなので行ってみることにしました。
 道沿いで見つけたのは、ハクサンタイゲキです。不思議な花です。どこまでが花なのか一目ではわかりません。というより実が大きくなり始めているようです。よく考えたら、ポインセチアも色が違いますが、こんな感じの花をつけています。同じ仲間です。

24 07/31 白馬村八方尾根 鎌池

 20分ちょっと時間をつぶすことができました。このあたりはだいたい見終わったようなので、リフトの乗り場に戻って、リフトで1段降りることにします。
 降りる途中で見えた、五竜高山植物園方向です。だいぶガスが濃くなってきているようです。

25 07/31 白馬村 八方尾根アルペンリフト

 鎌池でも少しですが時間をつぶすことができました。真ん中のアルペンクワッドリフトで下りて行って、下のうさぎ平で時間調整をしてから、ゴンドラで下りてバスに戻ることにします。
 リフトに乗ります。1本目と同じで、下りは姫川沿いの低地がよく見えます。谷の幅は広いのですが、川は向こうの端を流れています。こちら側から流れてくる土砂の方が向こうの山からのものより多く、川が押されていったようです。

26 07/31 白馬村八方尾根 うさぎ平

 斜面の中程からはうさぎ平のようすがよく見えます。ゴンドラ乗り場の横に広場があって、向こうの斜面ぎりぎりの所に人がいます。真ん中の2人は大きなカバンのようなものを背負っています。パラグライダーが開いているのも見えます。これからパラグライダーで、下りて行こうとしていうるようです。説明を受けているようにも見えます。

27 07/31 霧ヶ峰へ

 置き忘れたストックの回収方法については、いくつか考えられます。ツアーの午後の部をキャンセルし、ストックを回収に行くこと。これだと、新しいものを買った方が結果的には安くなります。これはないでしょう。
 とりあえずは下の八方駅の駅員さんに言って、うさぎ平の駅員さんにストックを探してもらうようにお願いしてもらいます。見つからなかった場合はあきらめるだけです。見つかった場合です。宿から八方駅までは歩いて10分ほどですから、駅においてもらえば取りに行くことができます。ところが、宿に戻ってくる時間には八方駅は閉まっています。朝は開く前に出発しますから回収は不可能です。

28 07/31 茅野市 車山高原

 やっと車山高原に到着です。時刻は3時ちょっと前です。白馬をでたのが正午過ぎですから、3時間近くかかっていることになります。またこれだけの時間を使って戻らないといけないのかと思うとぞっとします。出発前からわかっていたことですが、実際にきてみるとなおさら無駄に時間を使っていることが実感できます。
 ここからリフトであがっていきます。行き着いた先は頂上ではなく、中腹です。まだ別にもう1本リフトに乗らないと上まで行くことはできません。使ってあがっても頂上にいられる時間はそれほどないとのことです。山頂に行けるものと期待していたのですが、いけないとなるとショックは倍増します。気象レーダーのドームも見たかったのですが、見られないようです。

29 07/31 白馬村へターン

 カメラの電源が入らないと言っても、まだ何枚かは写す方法があります。いったん電池を抜き差しするとどういうわけか電源が入ることがあります。電源が入れば写すことができます。ここで一度電源を切ると、電源が入らなくなってしまいます。
 とりあえずこの方法で、リフトを降りるときに見えていた山を写してみました。蓼科山です。

30 08/01 白馬村 松川

 カメラの電池対策を考えないといけません。実は、カメラは2台あります。星用に、1台余分に入れてきていたからです。星は2晩とも見ることはできませんでした。従ってこのカメラの電池はフル充電に近い状態になっているはずです。カメラを換えるか、電池を入れ替えるか、どちらかの方法が利用できることになります。電池を入れ替えることにしました。この電池がなくなれば、完全にお手上げ状態になります。

31 08/01 白馬村 木流川

 来た道を引き返し木流し川散策路に沿って下って行くことにします。散策路といってもふつうの車が走れるような道です。所どころにある小さな標識がないと、散策路なのかどうかがわかりません。
 田んぼの稲の葉を見ると、たくさんのチョウが休んでいました。これから朝の光を浴びて動き出すといったところでしょうか。

32 08/01 白馬村 和田野の森

 宿のあるところから北に進んでいくと和田野の森という所にでるようです。何があるのか見に行くことにしました。
 道を真っ直ぐ進んで行くと、広い道路に出てしまいました。地図では森の中に出るはずでした。道を間違えたようです。この道は、Aクラスの宿に行くときに通っています。その宿は和田野の森の中にあります。道から左に道を入っていったところにありました。和田野の森はこの左側にあるようです。

33 08/01 小谷村 栂池自然園へ

 今日の予定です。栂池自然園に行った後は、大阪に向けて帰ります。宿は最後なので、荷物を全て持って帰ることになります。トランクに入れていい荷物、バスの中に持ってはいる荷物、歩くときに持っていく荷物にわけてまとめます。バス乗り場まで持っていかないといけません。
 バスが来るところの前の土産物屋さんは早くから開いています。早めにいって、土産物になるものを探すことにしました。おそばとか2−3種類買いました。

34 08/01 小谷村 栂池自然園

 自然園駅から自然園駅までは舗装された道を400mほど歩いて行きます。歩き始めたところで、蝶が飛んできて、地面に止まりました。真っ黒です。蛾のようにも見えます。後羽根の先に丸い模様がかすかに見えます。クロヒカゲです。ジャノメチョウの仲間です。丸い模様は羽根の裏側では目玉模様になっています。あまり明るいところには出てこないそうです。

35 08/01 小谷村 栂池自然園ワタスゲ湿原

 ワタスゲ湿原に出ました。この手前に風穴があったはずです。それらしいものはみかけませんでした。もうすでに通り越しているようです。これは帰りにもう一度確認することにします。
 湿地には背の高い植物はあまり生えていません。湿地の向こうの縁近くにはニッコウキスゲの群落が見えます。

36 08/01 小谷村栂池自然園 浮島湿原へ

 楠川を過ぎると、道が険しくなり道も整備されていないと添乗員さんからいわれていました。確かにここからは木道はなくなり、普通の山道のようになります。路面も水が流れて濡れています。ぬかるんでいますから、滑らないように足元に気をつけて歩いて行かないといけません。
 道脇で咲いていた花です。ホツツジと思って写していました。花から鍵のようなものが伸びていないのと、葉っぱの形が丸いような感じがします。つぼみはそっくりです。

37 08/01 小谷村 栂池自然園 浮島湿原

 楠川から山道を登って上がった所に、もう一つ湿原がありました。浮島湿原です。湿原中央に池があって、その真ん中にある島が浮いているというのが名前の由来だそうです。池といっても、池塘の大きなものがたくさんあります。この池は入口近くのものです。周囲はまだ湿原ぽくなっていません。

38 08/01 小谷村 栂池自然園 やせ尾根

 浮島湿原の反対側まできました。ちょっと休憩することにします。休んでいると向こうから自然園の腕章をつけた人がやってきます。あいさつをしたら、ここからやせ尾根へは木道が整備されて歩く易くなったのでいってみてくださいと言われます。はじめからいくつもりでしたが、こう言われると行かないわけにはいきません。
 湿原から入ったところの木道です。新しい道がつけられています。このあたりから坂になっています。まだそれほどきつくはなっていません。

39 08/01 小谷村 栂池自然園 展望湿原・もうせん池

 やせ尾根を進んでいると正面の視界が開けてきました。展望湿原についたようです。湿原までまだ道を迂回しないとたどり着きません。このあたりのオオシラビソの木の背丈はだいぶ低くなっています。低い木には実がつかないのがふつうなのですが、この木にはたくさんの実がついていました。目線の高さで見られることは滅多にありません。松ぼっくりを逆さまにしたような実です。

40 08/01 小谷村 栂池自然園 ワタスゲ湿原へ

 展望湿原からもうせん池に下りている途中で、例の親子連れのうち娘さんの方に出合いました。オコジョを見たと報告してくれました。これがいるとなると見ておきたいものです。場所を聞いたところはっきりとはしませんが、川を横切ったところのようです。楠川という名前が出てきていました。ここからしばらくの間はオコジョ狙いと目標が変わってしまいました。一応この付近で見られるものは見ておくことも忘れません。

41 08/01 小谷村 栂池自然園 風穴

 ワタスゲ湿原をまわって、反対側の合流点まできました。ツアー仲間で勉強会をしている集団がありました。先生役は特急で隣に座っていた人です。一緒に参加させてもらうことにしました。
 そのまま先に進みかけましたが、風穴と見落としてていたことに気がつきました。だいぶ行きすぎたところにでています。風穴を見に行くといって、最初に通った方の道を引き返しました。勉強会グループもついてきました。

42 08/01 小谷村 栂池自然園 ミズバショウ湿原

 風穴からゆっくり戻って、出口近くまできました。山を下りるのにはまだ時間があります。入口近くにあるミズバショウ湿原の反対側をまだ見ていないので、そちらを見てから下りることにします。こちらに行くといって、行きかけるとみんなついてきました。
 この付近で見たものです。オオカサスゲです。花をつけていました。

43 08/01 小谷村 栂池パノラマウェイ

 自然園からロープウェイの乗り場まで少し距離があります。この間も、勉強会の続きになっています。どちらかというと復習会のようです。メインの生徒役が聞かれていた花です。答えはトリアシショウマです。似た花でヤマブキショウマがあります。それとの違いが理解できているかという所だったのでしょう。実際の所は花が多すぎて頭の中に入り切れていないという所でしょうか。

44 08/01 大阪へ

 下まで降りてきました。まだ時間が少しあるので、売店で何か買おうとのぞいてみました。オコジョを見たといっていた人がいました。場所を再確認したのですが、だいぶ曖昧になっています。次に見に来る機会はいつになるかわかりません。その時までいるかどうかも保証がないので、わからなくてもいいでしょう。ライチョウを見たいといっていたので、保存してあった立山のライチョウの写真を見せてあげました。よく見かけた場所も一緒に教えました。白馬にもいるようです。昨日行ったところよりもっと高いところのようです。

45    感想・余談など

 今回は4ヵ所をまわったことになります。はじめから予想していたことですが、車山への移動は長すぎです。この時間があれば、他のものをもっとゆっくり見られたはずです。車山に行く前日に、運転手さんとこのことについて話をする機会がありました。やはり長くて大変だといっていました。他の場所はないか聞いてみたのですが、なさそうでした。上高地を出してきましたが、こちらの方が遠いような気がします。

46    余談など

<電池について>
 今回は電池切れで、危うくカメラが使えなくなるところでした。カメラは2台用意していたので、2台目のカメラに入っていた電池を使うことで、何とか帰宅するまで持たせることができました。2台目のカメラがなければ、どうすることもできなかったかも知れません。単3電池を買ったら使えるということは、パニックっていた現地で気がついたかどうかわかりません。



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