ヨッシンと地学の散歩 > 旅行記
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2019/08/26-09/01 東北北回り


01   計画と準備

 望遠鏡を車に積み込んで旅行にでるという計画はなかなか思い通りにいっていません。一番のネックになっているのは、泊まる場所の問題です。星を見たいので、できるだけ暗くて開けているところがよいとなってきます。だいたいそういうところはへんぴなところになるので、宿泊施設がないということになってきます。やっと見つけたところで、リゾートホテルで高かったり、人数制限にひっかかったりします。

02 8/26 出発

 今日は、敦賀港を10時にでるフェリーに乗ります。ネットで調べてみると、敦賀港まで1時間半かかるようです。もっと早くつけるものとのんびりしていました。湖西経由でもほぼ同じ時間です。こちらは地道を通るので正確な時間が読み切れません。名神米原経由で行くことにします。敦賀には、1時間前までには到着するようにと指示されていますから、7時半までには家をでていないといけません。7時に出ることにします。

03 8/26 日本海 敦賀湾から若狭湾

 船に乗ってからデッキに行きましたが、船内は広く後部にあるデッキへの出口を見つけるまでに、だいぶ歩き回りました。出入り口は数えるほどしか見つけることができませんでした。何とかでることができたのは、出航の直前でした。そのまま出航のようすを見ることにしました。といってもいつの間にか船は岸壁を離れていました。
 船の進んでいく敦賀湾は細長い岬に挟まれていて、両岸はいきなり山になっています。西山はところどころで海に張り出しているところがあって岬になっています。左舷側に最初に見えてきた岬です。小崎といいます。

04 8/26 日本海 福井沖から金沢沖

 船の上から写真をとっていると、似たような景色がたくさん出てくるので、どこからとったものか分からなくなってきます。GPSロガーに頼ることにしています。船内では衛星からの電波が入ってきません。電池を無駄に消費するだけです。デッキに出たときだけ電源を入れて測位できたらすぐに切ることにしています。そんなに急に景色が変わることもないので、様子を見に行くのも30分おきくらいでじゅうぶんでしょう。

05 8/26 日本海 能登半島沖

 船内には、何時にどこを通過するかと書かれた掲示物があります。今どこにいるのかを知るのに役に立ちそうなのですが、越前岬の通過は少し早かったようです。次の安島岬はどこにあるのかわからなので比べようがありません。次は猿山岬の15時59分です。
 船の位置をモニタ画面の地図上に表示しているものが役に立ちます。地図のわりに船が大きいのが難点です。カーナビを船に持ち込んでいますからそれを見てもわかります。電池切れが心配なので、使わないときは電源は入れていません。

06 8/26 日本海 七ツ島

 船内には、船旅のすすめと書かれたプリントがおいてあります。寄港地のイベントや船内施設について書かれています。これ以外にも景色の見どころが書かれていて、敦賀−秋田間では、七ツ島を紹介しています。3時半頃に見られると書かれています。
 若狭湾に出てから、本州のある右舷側を見てきました。左舷の方に行っていました。全島にたくさんの島があるのが見えました。名前から想像すると島は七つのようですが、無数に見えます。島というより岩礁というものもたくさん見えます。実際には、水平線の向こうに沈んで、島の高いところだけが見えているのでしょう。

07 8/26 日本海 輪島沖から禄剛崎へ

 フェリーに乗ってから船室に行くときに、サンダルを履いてきました。脱いだり履いたりというのが楽だからです。このあたりに来るまでの間で、船室とデッキの間を何回も往復しています。サンダルが親指のつけ根にあたっていたくなってきました。そのうちマメができそうです。
 右舷側に町が見えてきました。輪島市街です。中心部はまだ山かげのようです。

08 8/26 日本海 禄剛崎沖から新潟沖へ

 禄剛崎に近づいたのと、船内イベントでコンサートがあるのが重なってしまいました。少し遅刻気味になっていますが、コンサートを聞きに行くことにしました。
 コンサートは、エレクトーンの伴奏付で、ギターの弾き語りでした。曲目はアメリカンフォークやビートルズが中心でした。あまり音楽に興味がなかった頃にはやった曲が多かったようです。

09 8/26 日本海 新潟

 新潟到着が1時間早くなるとの船内放送が入っていました。猿山岬や禄剛崎の通過時間が早かったわけです。
 外はだいぶ薄暗くなっています。佐渡島にある灯台に明かりが灯っています。南西端の沢崎鼻灯台です。ここの通過予定時刻は19時46分でした。まだ7時にはなっていません。新潟港の到着が早くなったのに合わせて、ここの通過も早くなっています。

10 8/27 日本海 秋田沖

 新潟港出港は夜中です。秋田港の到着が6時前です。その後の車の運転がある事を考えると、あまり夜更かしはできません。新潟港を出る前に、船室に戻って寝ることにしました。
 朝目覚めたら最初にデッキに出て、空のようすとどこまで進んできているかを確認します。東の空は、だいぶ明るくなってきています。上の方に月も見えています。天気はいいようです。

11 8/27 秋田港

 秋田港に入ると船は向きを大きく変えます。ほとんど前方に見えていた男鹿半島が、後方に見えるようになってきました。男鹿半島の本山と寒風山が並んで見えます。八郎潟はこの右側になります。

12 8/27 潟上市天王グリーンランド

 秋田港では観光情報が入手できませんでした。しかたがないので、日本海に沿って北上しながら、道の駅などで探してみることにします。
 しばらく海岸に沿って走った後、内陸の方に入っていってすぐのところに道の駅てんのうというのがありました。ここに寄ってみます。
 ここにも高い塔があります。スカイタワーです。日本海沿いには、このような塔がたくさんありそうです。

13 8/27 潟上市天王グリーンランド スサノオの村

 天王グリーンランドにある、スサノオの村はスサノオノミコトがいた頃の住居を復元して作られているそうです。一帯のコンセプトが神話の里ということなので、スサノオノミコトを考えたのでしょう。時代的な背景としては、弥生時代を想定しているようです。実際には古墳時代なのか弥生時代なのか微妙なところでしょう。この場所でこのような村が復元されているのは、近くで遺跡が見つかったからとかではなさそうです。

14 8/27 男鹿駅

 道の駅てんのうでも、観光情報を入手できませんでした。トイレをすませて、北上を続けることにします。
 潟上市から男鹿市まではすぐでした。このままでは、観光案内がないまま男鹿半島に入ってしまいます。何とか入手したいものです。最初に見つけたのは、道の駅男鹿オガーレです。ここもまだ開店前です。開いているのはトイレだけです。近くに男鹿駅がありますから、こちらに行ってみることにします。

15 8/27 男鹿市寒風山展望台

 男鹿駅から寒風山にあがる経路は2つあります。東側から登るのと西側から登るのの違いです。男鹿駅は西側にありますから、東側から登るとすると少し遠回りになるような感じがします。西側からでも道は大きく迂回しているので、どれくらいの差になるかは見当がつきません。カーナビの指示に従って進んで行くことにします。

16 8/27 男鹿市寒風山 鬼の隠れ里

 寒風山を下りていきます。嬬恋峠からは、登ってきたときと反対側へ降りることにします。ヘアピンカーブがありますが、その下の火口原に、石を積み上げたピラミッドのようなものが見えます。向きが変わるのでどの方角だったかよくわかりませんでした。気になりますが、調べようがないのでパスすることにしました。

東北北回り 17 8/27 男鹿半島鵜ノ崎

 寒風山に行く前に、少し悩んだことがあります。鵜ノ崎に褶曲構造があります。これは海食台上にできています。満潮だと海水の下になるので見えることはできません。満潮の時間帯での到着は避けたいものです。満潮は昼前になります。これからすると早い時間の方がいいようです。寒風山に寄らないほうが、早く着けるので条件がいいことになります。鵜ノ崎を先にすると時間のロスが大きくなります。午前中の潮位の変化は、それほどなかったようなので、寒風山を先にしました。この判断はよかったのでしょうか。

18 8/27 男鹿半島金崎

 中山海岸から少し進んだ所で、説明板があるのを見つけました。ここも車を駐める所がありません。車を道脇にぴったり寄せて駐めます。見学は、短時間で済ませるようにします。ここもそれほど時間がかからないでしょう。
 道路から海側です。防波堤にもたれかかるように岩が取り残されています。食い込ませずにこれだけぎりぎりに防波堤があるのは見事です。

19 8/27 男鹿半島山崎 グリーンタフ

 次の目的地は、金崎から見えていた椿漁港の向こう側の岬です。山崎といいます。ここの岩石は、火山から噴出した火山灰や石がたまってできたものですが、緑色をしているので、グリーンタフと呼ばれています。緑色の凝灰岩という意味です。似たような岩石は、日本海沿いやフォッサマグナ地域でも見られます。ここの岩石にこの名前がつけられ、各地のものでもこう呼ばれるようになりました。

20 8/27 男鹿半島潮瀬崎 ゴジラ岩

 漁港で山崎の写真を撮った後は、男鹿半島の周回をさらに続けます。1分も走らないうちに、上に祠の乗っている岩というか島がみえてきました。弁天島です。何の祠はわかりません。祠があるというだけだし渡って行けないということもあり、車を路肩に寄せて写真を写すだけにしました。

21 8/27 男鹿半島潮瀬崎 ゴジラのしっぽ岩

 潮瀬崎にはたくさんの観光客がきていました。そのほとんどの人の目当ては、ゴジラ岩でした。それ以外の岩には全く興味を示していませんでした。ゴジラらしいものを見ると帰って行きます。他に釣をしている人達もいます。
 ここには、今までにあげた以外にもう一つ、ゴジラのしっぽ岩というのがあります。地層ができたときに地震が起こり、液状化現象にともなって地層中の泥の層が地層の割れ目を伝わって上がったものが、浸食で取り残されてできたもののようです。足元をよく見ると、それと同じようなものがところどころに見られます。

22 8/27 男鹿半島 五社堂

 潮瀬崎を過ぎると、男鹿半島の西海岸にまわり、道は北に向かって進むようになります。案内図に次にあると書かれているのは、赤神神社五社堂です。ここを目指していくことにします。
 それらしいあたりに集落があって、大きな駐車場があります。ここかなと思って車を入れて駐めました。大きななまはげ像があります。

23 8/27 男鹿半島西海岸を北上

 五社堂の駐車場からは、男鹿半島の西海岸に沿って北上していくことになります。切り立った断崖が続いているようです。いったん登った高さから緩い登り坂で道が続いています。
 しばらく走っていると、左側に駐車場が見えてきました。何かの説明板があります。中に入って何なのかを見ることにしました。

24 8/27 男鹿半島戸賀湾

 白糸の滝駐車場あたりから、緩やかな下り坂が中心の道になっています。2kmほど進んだ所に、説明板のある駐車場があります。入っていきました。
 カンカネ洞駐車場と書かれています。北側に見えるのは青砂集落です。カンカネ洞はこの湾の手前入口側の海岸沿いにあります。見た感じでは駐車場はなさそうです。カンカネ洞は興味があるのですが、パスすることにします。

25 8/27 男鹿半島 八望台

 男鹿水族館に着いた時点で正午をまわっています。この後、白神十二湖にも行きたいので、男鹿半島で時間を使う余裕はほとんどありません。北端の入道崎をまわっていくつもりでいましたが、時間的には無理なようです。この先の戸賀集落から山越えをして反対側にぬけることにします。
 といっても、この近くにある目潟は見ておきたいので、それが見えるという八望台に行くことにします。山越えの途中にあります。道が複雑そうですから、カーナビに頼ることにします。時々、感覚とは反対の方向に指示が出ます。それでも八望台に到着しました。元有料道路沿いにあるので、その入口をまわっていたようです。

26 8/27 三種町から八峰町

 八望台から山を降りて、海岸と平行に走る道に入ります。この道は、入道崎寒風山線と言うようです。寒風山の方に向かっているようです。前方に寒風山が見えることもあります。元に引き返しているようですが、途中で道が分かれて目的地方向に向かうことはわかっていますからこのまま進みます。
 能代の方に進む国道に入りそのまま進んでいきます。小高い丘が見えます。そこの松の木が陸側に傾いているように見えます。車を止めて証拠写真を撮ったのですが、傾いている木にあわせてしまいました。実際は地面の方が水平です。

27 8/27 八峰町岩館

 鹿の浦を出て、八峰町を北上していきます。しばらくいくと、岩館漁港への分岐がありました。こちらの方に進んで行くことにします。町の中を通りぬけ、ヘアピンカーブで高台から海岸に下りたところでT字路になっています。左に進むと方角的には引き返すことになります。右に進む事にしました。だんだん町から離れていきます。漁港はこちらではなかったようです。

28 8/27 深浦町 十二湖へ

 先ほど見えていた須郷岬を過ぎると、八峰町から深浦町に入ります。白神十二湖や今日泊まる予定の宿がある町です。時刻は3時をまわっています。ちょっと遅いかなというぐらいです、まわる場所が制約されますが、何とか遅れずに宿に着けそうです。
 道路横に駐車帯があって、海が見られそうだったので、止めて見てみました。岩場が見えます。まだだいぶ高いところにいます。海岸には降りられないようです。

29 8/27 深浦町十二湖 青池

 ビジターセンターから、道路に沿って池がたくさん並んでいます。車を駐めたまま散策するか、この先の駐車場まで車で行ってそこから散策するか、二つの方法があります。標準コースとして、この先の駐車場から散策するコースが書かれていますから、これに従うことにします。
 ここの駐車場は有料です。支払いは、物産館のレジです。前に車を止めて、支払いにいきます。先に駐車場に入れてからでもよかったようです。それにしても、ビジターセンターからここまでの間で有料になるのはどういう違いなのでしょうか。

30 8/27 深浦町十二湖 沸壺の池、落口の池

 案内図にはお勧めモデルコースとして、駐車場を大回りして一周するコースが書かれています。コースタイムは約1時間です。このコースを行くことにします。展望所の上の遊歩道をさらに登っていきます。こちら側に来ると今までたくさんいた人が急にいなくなりました。ほとんどの人は青池を見たら引き返しているようです。

31 8/27 深浦町十二湖 中の池、がま池

 モデルコースでは、十二湖庵からは引き返すことになっています。このまま真っ直ぐ進んで行くと、その先に中の池があります。まだ見ていませんからここまでは行って見ることにします。
 中の池にはすぐに到着しました。この池の周囲も木がたくさんあって、池は見えないようです。何とか木の間から見えた池です。

東北北回り 32 8/27 深浦町 十二湖から椿山へ

 駐車場まで戻り来た道を引き返していきます。ビジターセンターを過ぎて少し行くと三叉路に出ます。ここの右側に池が見えます。バス停があって王池前と書かれています。この道路沿いで道脇が広くなっている所があるので、そこに車を止めて簡単に見ていくことにします。
 見えた王池です。正面に太陽が入ってきます。だいぶ低くなってきていて、まぶしいくらいです。

33 8/27 深浦町椿山 星

 夕陽を見終わった後は、星を見る場所をチェックしに行きます。あらかじめ調べてわかっていたのは、主要施設のある付近は空が開けています。照明がどの程度あるのか心配です。温泉施設の下に、駐車場のような広場があります。ここも使えそうです。
 実際に見たところ、主要施設のあるところは照明がたくさんあります。明るそうです。温泉施設の下の広場は、温泉施設の明かりしかありません。問題は、ここに行く道が狭く車がすれ違えそうもないことです。ほとんど車は通らないでしょう。観測場所はここになりそうです。

34 8/28 深浦町椿山

 朝はいつも通り、周辺の散策にでます。行き先としては、昨晩星を見ていた先に椿山というところがあります。名前からして椿が生育しているようですが、昨日ずっと南の男鹿半島で自生北限地というのがありました。これが正しいのなら、この付近では椿は自生していないはずです。このあたりもひっかかっています。
 泊まっていた建物からいったん外の道路に出ます。正面にはいくつかの建物が見えます。コテージ風の宿泊棟です。ちなみに泊まっていたのはゲストハウスという建物です。

35 8/28 深浦町椿山南側海岸

 海岸に降りると、陸側に続く崖にはきれいな地層が見えてきます。地層の作る筋を見ると、ところどころでつながっていないように見えます。こういう所には断層があるのがふつうですが、見ていてもどのようにずれているのかがよくわかりません。この写真でも、中央左の三角形の部分とその右上にある部分と間で地層のどことどこが同じなのか判断に迷います。

36 8/28 深浦町椿山北側

 海岸から椿山への鞍部に戻ります。海岸から見ると鞍部というより峠に見えます。ここから椿山に行く道脇には2つ目の立入禁止の看板がありました。この先は、椿山になるので、指示に従うことにします。といっても、椿の木が気になります。先に鳥居が見えていてその向こうが林になっています。ここにありそうですが、この位置からだと遠すぎて他の木と区別がつきません。

37 8/28 深浦町 再び椿山施設群

 朝食の時間が近づいています。施設のある所まで戻ります。途中の道路脇にリスがでているのを見たのですが、カメラのレンズを換えようとしている間にいなくなってしまいました。とりあえずの1枚を執っておくのを忘れていました。以前は、望遠レンズをつけて歩くことにしていましたが、中望遠までのズームレンズにしてからはそれもしていませんでした。

38 8/28 深浦町 日本キャニオン

 宿の受付に戻ります。部屋からここまで長い寄り道でした。鍵を返しチェックアウトをすませます。すぐに出発です。まずは、昨日見損ねた、日本キャニオンに行きます。その後は、戻ってきて日本海に沿って北上していきます。亀ヶ岡遺跡まで行ったら、三内丸山遺跡に向かって、宿を予約している八甲田山に向かって、ちょうどいいくらいの時間になると見ています。

39 8/28 深浦町行合崎

 日本キャニオン駐車場から来た道を引き返していきます。十二湖駅前では、たくさんの人がバス待ちをしていました。向こうからバスがやってくるのが見えます。駅舎の方にいる人は道路を渡らないとバスに乗れません。間に合うように先に渡ってもらいました。
 そのまま進んで、宿のあったところも通り過ぎます。そのまま何か観光地がないかとみていると行合崎の看板がありました。そちらの方に入っていきます。線路を越える手前に駐車場があります。岬はまだ先です。できるだけ近くでということで進んで行くと、漁港の方に下りて行きます。返って遠くなるので、元の駐車場まで引き返します。

40 8/28 深浦町鳥居崎と千畳敷

 北上を続けます。道の駅ふかうらにやってきました。まだ深浦町から抜けだしていないようです。建物の裏手に海が見えます。海のようすも見たいので中に車を入れました。といっても通り過ぎてから海を見つけて、そこにあった道から入れようとしました。でも、そこは出口だったようです。
 車を降りたら、まっすぐ海の方に向かいます。説明板によると、この付近は鳥居崎というようです。鳥が休んでいる形の島があることに由来するようです。また、南からと北からの風がぶつかる場所であるということから、風合瀬という名前もあるようです。

41 8/28 つがる市 亀ヶ岡遺跡

 今のところ、次に目指しているのは、亀ヶ岡遺跡です。だいたいのコースはわかっていますが、念のためにカーナビに案内してもらうことにします。
 鰺ヶ沢町をぬけてつがる市に入ります。このあたりからは、津軽平野の中になります。岩木山を回るようにして流れてきた岩木川が作った平野です。上流部は1昨年に白神山地のブナ林を見学した場所になります。

42 8/28 青森市三内丸山遺跡竪穴式住居

 亀ヶ岡を出る頃には、2時近くになっています。少なくとも三内丸山遺跡は見ておきたいと思っています。行くのに1時間とすると見学時間は2時間ほどしかないことになります。吉野ヶ里遺跡のことを考えると足りないかも知れません。どこも寄らずに、三内丸山遺跡に行くことにします。亀ヶ岡縄文館で、三内丸山遺跡にはしゃこちゃんもきているという情報も入りました。次の行き先は確定です。

43 8/28 青森市三内丸山遺跡 いろいろな展示施設

 三内丸山遺跡の中には、復元された建物の他に、金属の屋根でおおわれた施設がいくつかあります。遺跡と似つかわしくないような感じがします。たとえば、これは細長いシェルターのようなものです。地下に降りていった先にドアがあります。降りてドアを開けてみると、中に入ってもいいような感じになっています。

44 8/28 青森市三内丸山遺跡大型建物

 三内丸山遺跡のある場所は、野球場を作る予定だったようです。元々、出土物の多いところだったために、事前調査が行われました。その結果、この付近には大きな縄文時代の集落があり、他では例を見ない大型の建物跡があった事がわかりました。その結果、遺跡を保存することとなり、今の施設が作られました。
 三内丸山遺跡を代表する、大型建物は、六本の堀立柱建物です。この復元されたものは遠くからでも見つけることができます。

45 8/28 青森市三内丸山遺跡展示施設

 三内丸山遺跡の入口にある建物は縄文時遊館といいます。三内丸山遺跡に関係した展示をしています。今日は特別展もしています。まずは、常設展から見学していくことにします。
 入って最初にあったのが、大きなケースに入った、黒ずんだ木です。六個あります。大型堀立柱建物の柱穴に残されていた木のようです。樹種は栗だそうです。間隔を空けて置いてあるということは、実際の配置にあわせたのでしょう。

46 8/29 青森市寒水沢

 夜中にはだいぶ雨が降っていたようです。雨音がずっと聞こえていました。朝、明るくなってきたので目が覚めました。
 雨はやんでいます。外を見ると、霧がかかっています。地形がどうなっているかわかりにくいのですが、ゲレンデが見えています。斜面を登るこの方角に山があるのでしょう。山は全く見えていません。

47 8/29 青森市八甲田山雪中行軍碑

 今日は最初に、ロープウェイで八甲田山に登るつもりでいました。その後は、八甲田山周辺をまわってから、三陸の方にぬけます。コースとしては十和田湖から鹿角の尾去沢鉱山に寄ってから一戸から久慈方面を考えています。
 八甲田山周辺の地図がないかと宿で確認しましたが、ないとのことでした。夕食時にテーブルに敷かれた紙に書かれていました。もらうことができたかも知れませんが、この紙を持って帰っています。

48 8/29 青森市八甲田山田代平竜神沼

 八甲田山の北側を東に進んでいきます。次に見つけたのは田代平湿原という案内です。湿原があるのは出発前に確認しています。ここから、北側に延びる道を八甲田温泉の方に入っていきます。温泉の向かい側に駐車場がありました。ここに車を駐めて見学に行きます。
 このあたりからも八甲田山が見えます。ほとんどが雲の中ですが、左側にある東の端の山は雲がかかっていません。雛岳になります。

49 8/29 青森市八甲田山 田代平湿原 1/2

 すぐに開けたところに出てきました。入口にあった案内図によるとここから反対側まで行くコースは3つあります。湿原の反対側で合流しています。全てのコースを一筆書きでいって戻ってくる事はできません。パスする1本を決めないといけません。
 真ん中のコースは、途中に何カ所か休憩所が設けられています。メインのルートのようです。外せないでしょう。ここを進んで行くことにします。

50 8/29 青森市八甲田山 田代平湿原 2/2

 湿原の反対側につきました。ここから北側のコースを通って戻っていきます。まだ雲は多く、山がきれいに見えるのは期待できないようです。ここにくるまでの間で、花はそれほど咲いていませんでした。これから先もあまり期待できないような気になっています。
 草の実がなっています。案内板にはニッコウキスゲがあると書かれていたので、それだと思っていました。ユリ科よりアヤメ科の実に近いような気もします。花の図鑑には実の写真が少ないので、判定には苦労します。ニッコウキスゲとかヒオウギアヤメではなさそうです。

51 8/29 八甲田山 睡蓮沼・地獄沼

 八甲田山の東側にぬけた後の行程です。山に上らなかった分だけ早く動いています。とりあえず鹿角の方にぬけることにします。コースとしては、前に通ったのと逆の蔦温泉から奥入瀬渓流に入るコースと、北西側の滝ノ沢峠から入るコースがあります。遠回りになりますが、初めての滝ノ沢峠の方に向かうことにします。

52 8/29 八甲田山から十和田湖へ

 八甲田山地獄沼から更に西に進んでいきます。八甲田山の南斜面を下って行くことになります。城が倉大橋を通ります。前回は、バスで素通りでしたので見ていくことにします。橋の手前の右側に駐車場があります。ここに車を駐めました。駐車場からは見晴らしが良く、遠くの景色や城が倉大橋もよく見えます。

53 8/29 十和田湖滝ノ沢峠から銀山

 温川温泉を過ぎると完全な山道になります。道幅はありますから、それほど神経を使わずに上っていくことができます。滝ノ沢峠についたところで道は2手に分かれます。右がカルデラ壁を下りて行く道、左が外輪山を右回りに少しまわった後、山をくっだり奥入瀬川にでる道です。左側の道の左手に駐車場が、右側の道を少し降りた右手に展望台が見えます。左側の駐車場に車を入れて、展望台に行くことにします。

54 8/29 十和田湖 大川岱・発荷峠

 遊歩道にあったコース案内図では、2kmほど先にある大川岱には園地があって、湖岸には桟橋があると書かれています。園地があるのなら駐車場もあるでしょう。次はここに行くことにします。
 大川岱に到着です。大きな駐車場があります。車はほとんど駐まっていません。湖に近そうな一番奥に入れます。
 駐車場から湖側を見たようすです。大きな広場が見えています。湖まではだいぶありそうです。

55 8/29 鹿角市尾去沢鉱山へ

 十和田湖からは尾去沢鉱山に行くつもりでいます。場所と道順がつかめていないので、カーナビに頼ることにします。鹿角までは発荷峠から降りていく道を進んでいくとたどり着くことができます。
 ちょっと開けてきたところが大湯温泉です。前に泊まったことのある宿の前に道の駅ができていました。時間も押していますし、今のところようはないのでパスです。

56 8/29 鹿角市 尾去沢鉱山 1/3

 鉱山の中に入っていきます。線路が引かれた所を通っていきます。壁面がコンクリートで固められたところから木で支えられているところに変わります。このあたりはどこの鉱山とも似たようなものです。掘り出した鉱石を運び出したり、作業する人が出入りするための通路です。

57 8/29 鹿角市 尾去沢鉱山 2/3

 坑道を進んで行くと神社が見えてきました。山神宮と書かれてます。パンフでは山神社です。坑内作業は危険を伴うので、安全祈願の必要があったのでしょう。他にも何かあるかな。神殿は、狭い坑道の中に押しこむ様に作られています。拝殿も兼ねているようです。鳥居の下に賽銭箱が置かれています。

58 8/29 鹿角市 尾去沢鉱山 3/3

 再び天井が高くなったところにきました。上の方の鉱石を掘り出したのでしょう。ちょっと斜めになっています。鉱脈が傾いているためです。どれくらいの高さがあるのかは奧の方は暗くてよく見えません。

59 8/29 尾去沢鉱山から普代村黒崎へ

 坑内を進んで行くと、こんどは建物の入口のようなものが見えてきました。南部藩西道金山奉行所と書かれています。ここから、江戸時代の採掘のようすを復元した場所になるようです。奉行所がここにあったとは思われません。外にあったのでしょう。外に作ると大きく回らないといけません。話の流れを作りたいのでこの場所で再現しているのでしょう。

60 8/30 普代村 黒崎灯台

 普代村の夕食は、今回の旅行中では一番豪勢だったようです。食後に星が見られるか確かめるために外に出てみたのですが、雲におおわれているようでした。星見もなしです。外の明かりもなく、星を見るのには良さそうでした。荷物を整理して、風呂に入ってから寝ることにしました。
 朝です。まだ雲は広がっていますが。ところどころで切れ目が見えます。空が赤くなっているのがわかります。

61 8/30 普代村黒崎アンモ浦展望所

 宿の建物の横から裏側にまわると、海岸を見渡せる展望所に出ることができます。そちら方に行ってみることにします。
 建物の裏側にまわったところ、建物の下の斜面で、マツヨイグサがたくさん咲いているのが見えました。

62 8/30 普代村 黒崎展望所

 朝食時間にはまだ早いようです。もう少し周辺を歩くことにします。三陸海岸を縦断する形でみちのく潮風トレイルがつけられています。この道がこの宿の前を通っています。結構歩いている人が多いようで宿を予約するときに歩いてくるのかと聞かれました。トレイルを進んだ先にも展望台があります。黒崎展望台です。行ってみることにします。

63 8/30 普代村 鵜鳥神社へ

 朝の散歩から帰って、食事にします。終われば出発です。今晩の宿は気仙沼大島です。三陸海岸を南下していくことになります。その前に見ておきたいところが出てきました。マリンローズパーク野田玉川です。バラ輝石が見られるようです。石ちゃんにとっては行かないわけにはいきません。そのまま真っ直ぐ行っても、早く着きすぎてしまいます。まだ開いてはいないでしょう。どこかによって時間調整が必要です。普代村のパンフには近くに鵜鳥神社があると書かれています。先にここに行くことにします。

64 8/30 普代村鵜鳥神社参道

 鵜鳥神社の神殿は卯子酉(うねとり)山の山頂に作られています。よく見たら十二支方位の東北西を表しています。何か関係があるのでしょうか。卯子酉神社と呼ばれていたのが後に鵜鳥神社と呼ばれるようなったそうです。神様は、地元ではうねどり様として親しまれています。ここから山頂まで登っていかないとたどり着けません。

65 8/30 普代村鵜鳥神社奥宮

 展望台からの道は続いています。このまま進んでいっても奥宮にたどり着けそうな気もします。違っている場合もありますから鳥居の所に戻り、登ってきた道を進んでいくことにします。
 道は少し下った後、尾根のような所を通ります。その先にお社が見えてきました。これが鵜鳥神社の本殿(拝殿)になります。奥宮とも呼ばれています。普通奥宮といえば、本殿に対して山の中にあるのをいいますが、ここではそうでないようです。

66 8/30 野田村マリンローズパーク1/2

 鵜鳥神社から駐車場に戻ったのは9時半です。野田マリンローズパークに行っても間違いなく開いているでしょう。ちょっと長い寄り道でした。
 元の国道に戻り、北上します。まだ引き返している感じになります。野田村に入って、大きな集落まで来た時に、野田玉川鉱山への案内標識がありました。これに従って山側に入っていきます。そのまま進んで行くと左側に野田マリンローズパークが見えてきました。野田玉川鉱山地下博物館と書かれています。これが正式名称なのでしょう。

67 8/30 野田村マリンローズパーク2/2

 この鉱山で採れる鉱石は何種類かありますが、一番代表的なものはバラ輝石です。英語ではロードナイトです。マリンローズはこれを加工した宝飾品に使われている名前です。ローズはわかりますが、マリンはどういう関係なのかぴんときません。マインローズならわかります。鉱山のバラになります。
 坑道に仏像が置かれています。横の説明では女人菩薩像と書かれています。ある日、鉱夫の枕元に現れ、坑道の天井にバラ輝石がでているから、それに沿って掘り進めよというお告げをしたそうです。その通りにすると、大きな鉱脈に行き当たったそうです。その女人菩薩を敬って作られたものだそうです。

68 8/30 野田村から田野畑村へ

 地下博物館の宝石展示場を過ぎるとすぐに出口です。借りている毛布を返しに行きます。最後まで使いませんでした。むしろ写真を撮ったりするのに、落としたりひっかかったりで結構邪魔でした。返却は指定された篭に入れるだけです。入れた後に思ったのですが、ここに毛布が入っているのを見れば、坑道から出てきていることがわかります。中に人がいるかいないかチェックするには最良の方法です。他に見学者はみませんでした。あまり頻繁に帰ってきたかどうかをみていなくて良いでしょう。受付には誰もいませんでした。中へワインのチェックに行った人なのかも。

69 8/30 田野畑村ハイペ海岸

 三陸海岸はジオパークにもなっています。出発前にネットを見ていると、各市町村ごとにその見所になる場所が書かれた地図がありました。出発前に田野畑村だけ印刷しています。これを見ながら車を進めていきます。
 まずは、羅賀地区です。ここには、津波石があると書かれています。昔の津波の時に海岸から運ばれてきた石です。地図には、港に行く道への分岐の先にあると書かれています。分岐から先を往復して探したのですが見つけられませんでした。見るのはあきらめます。この先にもあります。見つけられなかったのは、津波石を迂回するように道が付け替えられていたのが原因だったようです。

70 8/30 田野畑村鵜の巣断崖

 次のジオサイトは鵜の巣断崖になっています。道は海岸から離れたり近づいたりを繰り返した後、国道まで、内陸へかなり入っていきます。国道から三陸道に入り、少し進んだところに鵜の巣断崖ICがあります。ここで三陸道を降りて海岸に向かう道に入りその先にあります。まっすぐ行ければすぐの距離です。かなりの距離の迂回になります。

71 8/30 宮古市真崎海岸から三王園地

 鵜の巣断崖から三陸道に戻り南下を続けます。三陸道が終わり、国道に戻った先で、山王岩へ行く道の案内がありました。三王岩も見ておきたかったところので、こちらに入っていきます。途中何回か出ていた案内に従って進みます。
 T字路に出たところで右:三王岩になっていましたが、左に浜と海が見えました。海も見ておきたいので、よってみることにしました。

72 8/30 宮古市三王園地 浪打崎

 歩いてきた道は、道路から浪打崎に行く道のようです。潮風トレイルの一部なのかも知れません。潮風トレイルとしては、岬までではなく広場の方に抜けるのでしょう。広場から海の間には道がありませんから、浪打崎で行き止まりになっていそうです。
 いまは浪打崎に行くことにします。広場からへの道と分かれた後は、松の木の間を縫うように道がつけられています。両側が垂直に落ち込んでいますから、手すりがしっかりつけられています。

73 8/30 宮古市田老湾

 三王岩をもう一度見直しておきます。三王園地の広場から駐車場に戻って、その先に三王岩と書かれている方に行くことにします。
 案内のあったところからは、まだ松の木が多くよく見えません。男岩の左横に見える三角形の岩が女岩です。どちらがそれなのかはよくわかりません。手前の方が大きいのでこれかなと思います。

74 8/30 大船渡市碁石浜

 田老の街から国道にでて南下を続けます。とりあえず次の目的地として考えているのは碁石海岸です。途中で何か見所になりそうなところがあればよっていくことになります。ここへは一度来ているので、寄れそうな所はだいたいみています。結局宮古市街を過ぎても新しく見どころになりそうなものは何もありませんでした。

75 8/30 大船渡市碁石海岸

 小さな浜だったので、それほど時間がかからずに見学が終わります。ちょっとだけ時間があるので、この先にある博物館の建物を見ていくことにしました。道を先に進んでいくと大きな駐車場があります。大きな建物も見えます。こちらの方が、観光の中心地だったようです。宿への到着予定時間には着きそうもありませんが、後で電話を入れて了解してもらうことにします。

76 8/30 大船渡市碁石岬

 碁石海岸を陸上から回るコースの中心となるのは、この雷岩と乱瀑谷の2カ所のようです。見学予定時間はすでにオーバーしていますが、灯台までは行ってみることにします。
 海岸に沿って西に進んでいきます。林の中の道なので、景色はよく見えませんが、時々大きな岩などが見えてくることがあります。途中で見えていた岩です。展望台からたくさんの岩が見えていました。手前側にも岩が写っていますから、この岩は雷岩でしょう。

77 8/31 気仙沼大島 潮さいの小径

 気仙沼大島の正式名称は大島です。全国にたくさんある大島と区別するために、気仙沼大島と呼んでいます。ちなみに、海上保安庁は陸前大島と呼んでいるようです。
 この島も三陸復興公園が整備され、自然の小径が設けられています。どこまで行くかによって若木浜コース、地獄崎コース、十八鳴浜眺望コースの3つがあります。

78 8/31 気仙沼大島 口笛の小径

 遊歩道は口笛の小径とこもれびの小径の二つに分かれます。人通りが少なくなってくるためなのか、だんだん道が荒れてきます。道脇には草が多くなっています。津波の後のためにれたのかなとも思ったのですが、復興公園の一部ということは、震災後に整備されています。結局理由は不明です。
 不思議な植物も増えてきます。何かわからない植物の例です。ぱっと見た感じはブナの実に似ています。葉っぱとか実の付き方は全然違います。なんとなく見たような気がするのですが、どこをどのように調べたらいいのかも見当がついていません。

79 8/31 気仙沼大島竜舞崎

 宿に戻り朝食を済ませます。終わってしばらく休憩した後出発です。きょうは昼頃に仙台港について、フェリーで名古屋まで向かう予定です。1カ所ほどどこかによっていけるでしょう。せっかく大島まで来ているので、島の中を考えます。チェックアウトのついでに聞いてみたところ、亀山の眺望か南端の竜舞崎のどちらかということです。亀山も行きたいのですが、今日は土曜日で、山頂まで車は通行止めになります。早い時間はどうなのかわかりませんが、通行止めなら歩くにしてもシャトルバスにしても時間がかかります。竜舞崎に行くことにします。

80 8/31 気仙沼市岩井崎

 竜舞崎を出て仙台に向かいます。橋を経由して戻らないといけません。カーナビには橋の位置は入っていませんから、橋の架かっている手前の位置にセットして案内してもらうことにしました。島中心部で、こちら側の方が近いのではという場所がありましたが、そこも指示通りに進んでいきます。
 そこから橋までもだいぶ走ります。何とか橋に到着です。橋の写真を撮っておこうと見ると橋の左手前側に駐車場があります。何かの工事をしていて誘導員がいます。橋に近づくには指示に従っていかないと無理なようです。指示通り道路を渡ったところから見た橋です。

81 8/31 仙台港から相馬市沖

 岩井崎をでたのは10時近くになっていました。宿のあった場所から気仙沼市街までも距離がだいぶありました。あまり寄り道をしている余裕はなかったようです。宿でも仙台までは2時間はみておいた方がいいといわれていました。ここまで来る分の時間を差し引いてもフェリーの手続き時間にぎりぎりに着きそうです。

82 8/31 南相馬市沖から日立市沖

 船は東北地方の太平洋側を南下していきます。宮城県沖から福島県沖に入ってきます。時々デッキに上がってようすを確認しますが、陸地は霞んではっきりと見えません。帰ってからはGPSで場所を確認することができます。もちろんGPSロガーの電源は電池の消耗を防ぐためデッキにでたたときにだけ入れます。

83 9/01 東海沖

 暗くなってからは、景色も見えないのですることがありません。車の中で食べようとして残っていた食料や何かの時のために置いておいた食料の一部を夕食代わりに食べます。その後は、コンサートがありましたので行ってみました。昼間と同じ3人のジャズ演奏です。あまり好きなタイプの演奏スタイルではないので、時間つぶしにはなったかなという感じでした。他は風呂に入って寝るだけです。この頃には、昼間は誰もいなかった部屋に、そこそこの人が戻ってきていました。

84 9/01 伊勢湾から帰阪

 乗っていたフェリーは、名古屋港到着後、伊勢湾クルーズに出るということで、到着時間がいつもより早めになっています。伊良湖岬沖の通過時刻が、船内に書かれていた通過予定時刻よりも40分近く早かったようです。
 伊良湖岬を過ぎ、知多半島に沿って進むようになると、陸地が近くに見えてきます。船も多くなってきます。漁船が横を通過していきました。網のようなものをひっぱているように見えます。

85   感想・その他いろいろ

 いつも旅行の行先を決めるときは、まだ行っていないところを選びます。そういう意味からすると今回のコースはだいぶ違ってきています。計画を立てはじめた段階では、三内丸山遺跡と八甲田山北部が初めてのところとなります。ここに行くとして他に何処を組み込んでくるかというコースの組み方になっています。



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