ヨッシンと地学の散歩 > 旅行記
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2022年日帰旅(中)


<目次>
目 的 行き先
05/25 九輪草 宍粟市山崎・ちくさ高原/西粟倉村ダルガ峰/佐用町平福
06/06 杜若 高島市平池
06/20 紫陽花 大和郡山市矢田寺
07/28 梅花藻 米原市醒井・伊吹山
08/08 向日葵 小野市ひまわり公園/三木市秀吉本陣跡


068 05/25九輪草 山崎断層

 丹波市のカタクリを見にいったときにもらったパンフレットを見ていると。クリンソウの花が5月下旬から6月始めにかけてみられる場所があると書かれていました。どんな花か見たいと思ってさらに詳しく調べてみると、より西側にある宍粟市ちくさ高原付近でも見られるということがわかりました。こちらの方がたくさんさいていそうです。

069 05/25九輪草 宍粟市ちくさ道の駅

 県道53号から72号に入ると千種川に沿って北上していくことになります。10kmほどいったところに道の駅があります。情報入手がてら寄っていくことにします。
 道の駅の駐車場に入ったところ、直前に観光バスが到着していたようです。バスから降りた人たちが建物の方に向かっています。バスの案内にはクリンソウを訪ねるととか書かれています。行き先は同じのようです。こういうのを使ってくるという方法もあったようです。出発地を確認するのを忘れていました。でも、まだコロナがいっぱいいますから、ツアー参加解禁はまだ先にします。

070 05/25九輪草 宍粟市いろは滝

 道の駅は観光バスよりも先に出ました。どちらかというとツアー客がバスに乗り込み始めたので急いで出発したという感じです。後ろからついて走るのは前が見えない分、道を間違えそうです。でも、でてから少し走ったところで、左側に不思議な建物がありました。三木市吉川町にあった若宮神社の御旅所に似ています。先で道脇が広くなっていましたので、ここに車を止めて見にいきました。

071 05/25九輪草 宍粟市高羅鉄山跡

 車を先に進めます。また左側に広場があって観音像が立っています。交通安全祈願の観音像のようです。よく見るとその前に1対の不思議な形をした石像があります。こちらの方が気になります。何の形なのかはぴんときませんが、先ほど寄った道の駅には「つちのこ」がどうのこうのと書かれていました。それからするとつちのこなのかな。確かに短い蛇のようにもみえます。昔大騒ぎになったのはもっと西側の地域だと思っていました。

072 05/25九輪草 宍粟市天児屋たたら公園

 石が置かれてた公園から集落を通り過ぎたところで、本道から右側の脇道に入っていきます。こちら側に天児屋たたら公園とたたらの里学習館があります。このあたりでもクリンソウの花がいっぱい咲いているようです。学習館の手前側道路脇が広くなった所が駐車場のようなのでここに車を駐めます。
 バックで入れた車の後ろ側は谷になっていて、その斜面にもたくさんのクリンソウが咲いているのがみえます。

073 05/25九輪草 宍粟市天児屋たたら公園 金屋子神祠

 山ノ神祠から道路を隔てた向かい側にたたらの里学習館があります。ここでたたら関係の情報が入手できると期待していました。入ろうとしたのですが、休館日となっていました。ちゃんとチェックしたはずなのに、できていませんでした。次回からは気をつけますといって、前回の花の文化園でもくろまろの里直売所の定休日と重なっていました。何かぼけています。


074 05/25九輪草 宍粟市天児屋たたら公園 遺跡のクリンソウ

 祠のあった林から、水路の左岸側の建物跡があった付近のクリンソウを見ながら車を駐めた所あたりまで降りていきます。この一帯は山内小屋といって社宅のような建物があった所になります。
 クリンソウの花です。下の方から上へと咲いていくそうです。咲いている所より下の段には咲く終わった花がついています。
 解説なしで続けます。

075 05/25九輪草 宍粟市天児屋たたら公園 天児屋川

 最初にいた道路近くまで戻ってきています。道路沿いに水が流れている所があります。そこにある石を見るとトンボがとまっていました。赤とんぼのようにみえたのですが、調べ直してい見るとシオカラトンボの雌とわかりました。赤とんぼにしては時期が早いですね。シオカラトンボも水辺でよく見かけるトンボです。産卵のために来ていたのかな。

076 05/25九輪草 宍粟市 鍋ヶ谷渓谷

 たたら公園はここまでにして、もう一ヵ所のクリンソウ群生地であるちくさ高原に向かうことにします。近道がありますが通行ご遠慮くださいということです。道を引き返していきます。県道に出てからさらに先に進んで行きます。道はだんだん山の中に入っていきます。途中に大釜の滝というのがあります。その手前、山側の路側帯が広くなっている所に車を駐めて少し歩いていきます。

077 05/25九輪草 宍粟市ちくさ高原駐車場

 谷に沿って進んで行くと、開けた所にでました、このあたりからちくさ高原になりますが、目的の栗層のある場所はまだ少し進んだ所になります。道横が広く開いていて看板とかテントのある所に車を入れて駐めました。
 道と反対側に川が流れていて、その向こうの岸ではフジの花が咲いていました。一月ほど前に行った花の文化園では終わっていました。ここのものは遅いのでしょうか。それとも文化園が早かったのか。

078 05/25九輪草 宍粟市ちくさ高原湿生植物園

 橋の手前側に案内図がありました。クリンソウを巡るコースは大中小の三種類あります。クリンソウをじっくり見るつもりでやってきていますから、当然大コースを巡ります。このコースのみ橋を渡ってから左に進みます。
 橋を渡ってすぐに湿性植物園のゲートがあります。このあたりにもクリンソウが咲いています。最下段の花が終わりかけて2段目3段目が咲いている所です。たたら公園では、かなり上の段の花が咲いていました。

079 05/25九輪草 宍粟市ちくさ高原 俳句の小径

 ちくさ高原付近は、高い山に囲まれた盆地状になっています。どちらかというと上からえぐれたような形になっていて、底はかなりでこぼこしています。普通の盆地に比べてだいぶ様子が違います。このような地形がどうしてできたのか、ヒントになりそうなものがないかということにも注意しながら歩いて行くことにします。  橋を渡った所まで戻ってきては、川に沿って下流側へ少し歩いていきます。このあたりにもクリンソウが群生しています。

080 05/25九輪草 宍粟市ちくさ高原 恵比須

 マスクをかけずに歩いています。人とすれ違うときにマスクをかけてあいさつをするつもりでいます。マスクをつけてあいさつをすると、「いい写真が撮れましたか」と聞かれました。いつも通り「下手の鉄砲方式で」と答えます。こういうときはどう答えればいいのでしょう。「とれましたよ。見て見て!」なんて変です。
 谷底が広くなってきました。この付近の林の木が伐採されたのか林床が明るくなっています。クリンソウが群生しているのがみえます。ちくさ高原のクリンソウの群生地はいくつかあって、順番に七福神の名前が割り当てられています。ここのものは「恵比須」で災害でいけなかった所は「毘沙門」です。

081 05/25九輪草 宍粟市ちくさ高原 布袋

 群生地「恵比須」から離れ、しばらく小川沿いの林の中を歩きます。道の両側は小高くなっています。途中にも、クリンソウはチョコチョコっと咲いています。だんだんと道右側の谷底の幅がが少し広くなってきます。林床が広くなった所にクリンソウが群生しています。ここの群生地は「布袋と名付けられています。

082 05/25九輪草 宍粟市ちくさ高原 大黒天

 布袋を過ぎてからも、道沿いや沢沿いにクリンソウの花がところどころに咲いています。下草がそれほどなくクリンソウが増えているのは、シカがクリンソウは食べず、他の草ばかり食べて除草してくれるからだそうです。忌避植物というようです。
 小さくかたまってさいている所もあります。

083 05/25九輪草 宍粟市ちくさ高原 イベント広場

 「恵比須」「布袋」「大黒天」といった群生地めぐり第1弾は終了です。第2弾の群生地めぐりはここから少し離れています。しばらくは林の中を歩いて行くことになります。この間もクリンソウはところどころで咲いていますから、見ながらということになります。
 杉の木の根元で咲いていたクリンソウです。

084 05/25九輪草 宍粟市ちくさ高原 弁財天

 道はイベント広場から、林の中に入っていきます。林の中にはえぐり取ったような凹地が、いくつかつながりながら続いています。凹地の底ではクリンソウが群生しているのがみえます。最初に見た案内図からすると「弁財天」になりそうですが、立て札はありませんでした。
 ここでは、高い所から凹地の底にあるクリンソウの観察になります。

05/25九輪草)085 宍粟市ちくさ高原 天狗沼

 群生地「弁財天」あたりを歩いています。実際の所どこにいるのかもわかっていません。案内図もありませんから完全に行き当たりばったりです。GPSロガーがあれば後で場所だけでも確認ができたはずです。出発時に取り付けた場所から落ちてからは、きれいに忘れていました。
 クリンソウの花はところどころで様相を変えながら咲いていますので、見飽きません。

086 05/25九輪草 宍粟市ちくさ高原 寿老人

 群生地「寿老人」は舗装路に沿って向こうの方まで続いているのがみえます。もう一つ、山の方に向かって凹地が続きこちら側にもクリンソウが咲いているのがみえます。イベント広場からの遊歩道は直接「寿老人」に抜けるように書かれています。どこかで見落としたようです。間に群生地「福禄寿」がありますから、こちらを先に様子を見に行くことにします

087 05/25九輪草 宍粟市ちくさ高原 周回終わり

 舗装道路の近くまで戻ってきました。いったん舗装道路に上がり、「布袋」からでてきた所まで戻り道路から花のようすをみることにします。その後は道路から駐車した所まで戻るのが順路のようですが、天狗沼まで戻ってそこから林の中の遊歩道を駐車場近くまで戻ることにします。
 群生地「寿老人」には展望デッキのようなものか設置されています。その脇から見た寿老人のクリンソウ群生のようすです。

088 05/25九輪草 西粟倉村 ダルガ峰自然歩道

 ちくさ高原をでたのは2時過ぎです。もっと時間がかかると思っていました。一部のルートが通行止めになっていた影響もあってか、意外と早く見終わりました。これだと、もう一つ予定していたストーンサークルは余裕でいけそうです。
 目的地は、ちくさ高原からみえていたダルガ峰の向こう側になります。峠を越えて西粟倉村に入り、少し進んだ所からダルガ峰林道を進んで行った所にあります。入口はには目立つ看板があります。ここの前が少し広くなっているので、車を駐めて見に行きました。

089 05/25九輪草 西粟倉村 ダルガ峰ストーンサークル

 林道の車を止めたところの近くまで戻ってきています。見つけ損なったようにみえてきました。ダメかなと思いかけた所で、道の山側に柱状の石が何本か積み上げてある所がありました。その脇を見ると、人が登ったような跡も見えます。この上になにかありそうです。確認のために登ってみることにしました。

090 05/25九輪草 西粟倉村 ダルガ峰林道

 ストーンサークルを見終わった後は、このまま林道を降りていって西粟倉村の道の駅に抜けることにします。サークルを見つけるのにかなり行き過ぎていたため、1時間ほどロスしてしまいました。少し余裕があったのに帰りのことを考えないといけない時間になっています。
 雷の音も鳴り始めています。まだ遠くなのでだいじょうぶでしょう。ダルガ峰の方向でも雲が湧いています。これも遠いので大丈夫です。

091 05/25九輪草佐用町 道の駅ひらふく

 西粟倉村の道の駅で何も入手できなかったので、佐用町の道の駅に寄っていくことにしました。西粟倉村同様閉店している可能性はありますが、行くだけ行ってみることにします。
 すぐ前に鳥取道西粟倉ICがあります。ここから入って佐用JCTの手前の佐用平福ICで降りて国道を佐用町の方にすこしいけば到着することができます。佐用平福ICからは中国道の方にいけませんから、そのまま国道を進んで佐用ICから中国道に入ることになります。

092 05/25九輪草 佐用町 利神城跡展望台

 展望台に行くには国道に出て少し進んだ所に、平福陣屋門というのがあってそこから上がっていくようです。
 利神城が廃城になってからは平福は代官所支配下に置かれます。陣屋門は代官所の場所に作られたものだそうです。となると、展望台というのは代官所跡地ということになるのでしょうか。
 陣屋門も少し高い所にあります。下から見上げてみたようすです。

093 05/25九輪草 佐用町 平福本陣跡

 道の駅に着いてから気になっているものがもう一つあります。道路を隔てた向こうの方に大きな提灯がみえています。どういうものなのでしょうか。
 道路を渡って振り返って見ると、陣屋門がみえます。写してみましたが。低い太陽からの光がレンズにあたってハレーションをおこしています。

094 05/25九輪草 佐用町平福から帰阪

 平福は鳥取池田藩によって参勤交代のための本陣が作られたところです。その後本陣を中心に宿場町へと発展してきたそうです。現在もその名残の建物が随所に見られるようです。他にも宮本武蔵発決闘の場とかもあり、見どころはありそうです。もう遅くなっていて帰る事を考え始めています。またの機会ということで、本陣周辺をすこしだけみてから帰ることにしました。

095 06/01高島市杜若 家族旅行村(ビラデスト今津)

 まだまだ旅行は日帰りにしています。6月頃で花の見られそうなところ、それも他ではあまり見かけない花が咲いているところということで探していると、滋賀県高島市に自生のカキツバタが見られるところがあるのがわかりました。函館山の裏側になります。その近くで、他に見られそうなものとしては、マキノ高原のメタセコイア並木の新緑や余呉湖のアジサイがセットにできそうです。余呉湖では他にサワオグルマの群生地もあり花の時期のようです。このあたりを目標にして見に行くことにしました。

096 06/01高島市杜若 平池へ

 管理施設から、カキツバタの咲いている平池の方に歩いて行くことにします。道路は工事で車は通れませんが、徒歩なら可能です。平池への道は小さな谷に沿って下っていきます。道の両脇ではいろいろ花を見ることができます。車で山を登ってくる途中でも、いろいろな木に花がついていました。ゆっくり見ている余裕はないので、ほとんどスルーできています。ここからは歩きになるので、じっくりと見ていけるでしょう。

097 06/01高島市杜若 平池到着

 谷沿いの坂は段々緩くなってきて、底が広い谷に合流するようです。左前方、木々の間から池が見えてきました。目的の平池(だいらいけ)のようです。カキツバタは見えませんが、黄色いキク科植物のような花がところどころにかたまって咲いています。サワオグルマのようです。余呉湖湖畔でも群生地があるので行ってみるつもりですが、ここで見られたら、これでじゅうぶんなのかな。

098 06/01高島市杜若 平池カキツバタ

 平池の岸に近づこうと、林の中の道を進んでいます。林を抜けきる直前に池の向こう岸に、カキツバタの群落が見えてきました。レンゲツツジの花もいっしょに咲いていますが、棲み分けているように見えます。水の深いところがカキツバタで、浅くなってくるとレンゲツツジやシダ類などが多くなっているようです。手前側の岸ではサワオグルマが咲いています。

099 06/01高島市杜若 平池 池縁

 平池はどちらかというと細長い形をした池です。長い辺に沿って歩いています。途中、いったん池から離れ林の中を通るところもありました。最終的には反対側の端っこまでやってきました。ここは、たくさんの人が来るのか、池縁がしっかりと踏みかたまられているようでした。
 対岸の林の中の木に白いかたまりが見えています。モリアオガエルの卵塊のようです。2つ写っています。

100 06/01高島市杜若 ふしぎ発見の道入口

 池の端まで来ています。カキツバタが多い方の岸は保護のためか立入禁止です。ここからは、きた道路を引き返すか、山の中に入っていく道を進んでいくからのどちらかになります。山の中へいく道はもらったパンフには「ふしぎ発見の道」と書かれています。道路標識では「セラピーロード」となっています。この道をいくと旅行村のスポーツ施設のある所へ抜けられるようです。こちらの道を進んでいくことにします。

101 06/01高島市杜若 ふしぎ発見の道

 ふしぎ発見の道というかセラピーロードというのかどちらなのかはっきりしませんが、道に沿って登っていきます。ここは、普通の山道です。ちょっときついところもあったようです。谷沿いの林の中を進んでいます。森林浴ということで、セラピーなのかな。ここでもところどころでいろいろな花を見ることができます。
 タニウツギなのかな。まだつぼみです。その分色が濃いようです。

102 06/01高島市杜若 旅行村施設周回路

 道は少し開けたところにでてきました。細長い広場のようなところがあってその向こうに舗装路が並んでいます。舗装路に行きかけましたが、よく見ると広場の山側の斜面に沿ってまだ山道が続いています。広場を横断せずに、そのまま山道を歩き続けることにします。
 山側の斜面にはまだまだいろいろな植物が見られます。これはマムシグサです。

103 06/01高島市杜若 旅行村展望台

 山道は舗装路と合流しました。舗装路を少し進んだ所からさら続いているようですが、ここまでにします。舗装路は、スポーツ施設をくるっとまわっています。そこから山側に登ったところに展望台が見えています。山道の延長はここに降りてくるようです。展望台に行ってみました。琵琶湖が見えそうです。
 登り道に沿ってあったのがヒカゲノカズラです。胞子嚢を立ち上げています。

104 06/01高島市杜若 旅行村入口へ

 森のふしぎ館からの道は、ほとんど起伏がありません。横のグラウンドゴルフ場やその他の施設のあるところもほとんど平らです。森の交流館という建物のあるあたりも、だいたい同じ高さで平らになっています。
 まっすぐな道はこの2つの間を結んでいますが、途中で谷を越えるところがあります。ここに、吊り橋が架かっているというのですが、おなじみのつり下げられたような構造が見えません。でも、歩いてみると吊り橋の揺れ方をします。

105 06/20矢田寺紫陽花 矢田寺参道

 奈良盆地南部に用事があって、出かけたついでに近くのお寺で花でも見て帰ることにしました。この時期としては、バラかアジサイになります。いくつか候補を考えてからいきました。
 用事を済ませ、橿原市の商業施設で買い物をしてから併設されている観光案内所をのぞいみました。周辺観光施設の案内にそこからの所要時間書かれていました。矢田寺は考えていた別のお寺に比べて車では10分ほど余計目にかかるだけのようです。それなら、帰り道は遠回りにならないぶんだけ時間ロスは少なくなると見なせます。こちらの方が花が多そうなので、行き先を矢田寺に変更しました。案内所でコースだけは確認しておきました。

106 06/20矢田寺紫陽花 矢田寺大門坊

 矢田寺の石段を登り切ると平らな所にでます。その両側に塔頭(たっちゅうと読むらしいです)があります。右側が大門坊、左側が念佛院です。大門坊にはヒメシャラの木があると聞いています。橿原市近くのアジサイがさいている寺よりこちらを選んだ理由はここにあります。
 ヒメシャラは、平家物語の最初にでてくる沙羅の木とされています。似た花で夏椿というのがありますが、これも沙羅の木とされることがあります。沙羅双樹というのは、これが2本あることに由来します。

107 06/20矢田寺紫陽花 矢田寺あじさい庭園

 大門坊をでてお寺の奧、本堂のある方に向かいます。一段高くなったところの左側にアジサイの花がたくさんさいているところが見えます。中には見上げないといけないくらい高いところで咲いているものもあります。大きな木もありますが、これは斜面で咲いているものです。

108 06/20矢田寺紫陽花 矢田寺本堂

 道の右側は石垣になっていて、少しずつ登っていくように道がついています。石垣の高さが段々小さくなり、開けた平らな所に出ました。
 正面右側に塔頭のような建物があります。図面を見ると南僧坊となっています。そのまま道を進んでいくと、民家のような建物が続いていますからお寺から出てしまいそうです。こちらへはいかないことにします。

109 06/20矢田寺紫陽花 矢田寺本堂裏

 本堂の裏手にはアジサイ園というのがあるようです。こちらの方ものぞいて見ることにしました。本堂の左横から裏側にまわることができます。表側に比べて、こちらまでやってくる見物者は少ないようです。
 本堂裏にあったお地蔵さんとアジサイです。お地蔵さんはいくつか並んでいます。いろいろな格好や飾りをつけています。

110 06/20矢田寺紫陽花 矢田寺舎利堂

 本堂の裏手から、南僧坊側にも道が続いています。こちらの方が大きなアジサイがたくさんあります。いってみました。途中の街灯の柱に遍路道はこちらと書かれています。とすると先ほどの山の中に続く道は何だったのでしょうか。
 南僧坊裏手のアジサイの花です。たくさんの大きな花がついています。

111 06/20矢田寺紫陽花 矢田寺本堂前

 本堂からここに回ってきたときの道を通ってもどり本堂前にでます。この後は、本堂前の石段を降りていくことにします。本堂の方に向かっているときに、道脇にあったカエデの実が大きくなっているのが見えました。プロペラの先もだいぶ赤くなっています。

112 06/20矢田寺紫陽花 矢田寺あじさい見本園1/2

 春日神社から一段低い所へ降ります。この段の左(北)側にあじさい見本園があります。竹の柵で通路と区切られていて、その中にいろいろな種類のアジサイが咲いています。柵には名札がつけられていますから、アジサイの品種名がわかるようになっています。でも、あまりに種類が多いので覚え切れそうにありません。

113 06/20矢田寺紫陽花 矢田寺あじさい見本園2/2

 あじさい見本園の続きです。
 木に巻き付くようについていいるアジサイがあります。全体的に花は終わったようで、名残の装飾花がいくつか残っているのみです。これは山、特に東北地方でよく見ました。ツルアジサイです。アジサイとは別の種類ということになっています。

114 06/20矢田寺紫陽花 矢田寺アジサイ庭園奥の谷

 あじさい見本園から参道を挟んで反対側はアジサイ庭園になっています。上がってきたときにはいったんよっていますが、奧にある谷が気になるのでもう一度のぞいて見ることにしました。
 道は一方通行になっているようです。谷の入口まできて上から見たようすです。斜面いっぱいにアジサイが咲いているのが見えます。

115 06/20矢田寺紫陽花 矢田寺念仏院横

 順路に従って、谷から上がる坂を登っていきます。念佛院に沿って進む道にでました。道はまっすぐ延びていてそのままいけば参道に出そうです。ところどころから枝道で参道横のアジサイ庭園にある広場へいけるようです。とりあえずまっすぐ進みます。ここの両脇にもアジサイがたくさんさいています。白いアジサイです。

116 06/20矢田寺紫陽花 矢田寺下山

 アジサイ庭園を見終わった後は、そのまま帰ることにしました。矢田寺は山の中腹の平らな所にありますから、山を下りて行くことになります。大門坊と念佛院の間を通りぬけると、急に石段のある下り坂になります。石段の上からは奈良盆地がよく見えます。といってもかなり霞んでいます。

117 07/28醒井梅花藻 米原市醒ヶ井駅

 バイカモを見に行くことにしました。入手できた情報では、咲いているのは丹波市青垣か米原市醒井にあります。丹波市の方は他に組み合わせてみるところがなさそうなので、米原市の方に行くことにしました。こちらでは、伊吹山とか他に組み合わせられそうな見所がいくつかあります。難点は、直前に伊吹山を含めて報道で紹介があったという事です。観光客が多そうです。密はできるだけ避けたいものです。

118 07/28醒井梅花藻 醒井 中山道に入って

 居醒橋を渡って左に進むとすぐに地蔵川をもう一度渡ります。これで地蔵川は右側に見ながら進む事になります。橋の上から地蔵川を見るとバイカモはみあたりません。河のどこにでもあるというのではないようです。
 少し進んだ所でバイカモを見ました。花が開いていないように見えます。ちょっと早かったのかと心配になってきました。

119 07/28醒井梅花藻 醒井バイカモポイント

 パンフレットによると駐輦所の向かい側はバイカモポイントになっています。ここにはたくさんのバイカモが咲いているのが見えます。ちょうど見頃だったようです。ここでは川原に下りることができ、近くでゆっくり観察することができます。観光客が写真を撮っているので、終わるまで順番待ちをします。
 川原に下りて見たバイカモです。白い花が梅の花のようなのでこのような名前があります。

120 07/28醒井梅花藻 中山道醒井宿

 駐輦所前あたりから、中山道沿いの建物に宿場町というような雰囲気を持つようなものが増えてきています。醒井宿の中心部に入ってきたのでしょうか。道の右側は地蔵川に接しています。このあたりは普通の街道とは少し様子が違います。右側の建物には橋を渡って入るようになっています。
 橋の上から見た地蔵川です。バイカモの群落もたくさん見られるようになっています。バイカモは下流側に流されるようにしなっています。

121 07/28醒井梅花藻 醒井宿問屋場

 右側の川を渡ったところに大きな建物が見えてきました。問屋場だったところだそうです。問屋というのは、通行する大名や役人に人足や馬なとを提供したり、荷物の引き継ぎなどの仕事をしていたところだそうです。現在の問屋とは使われ方が違うようです。

122 07/28醒井梅花藻 醒井宿地蔵川

 問屋場から旧中山道を進んで行きます。醒井宿の中山道の右側には並木があってその向こうを地蔵川が流れています。ところどころに川向こうの建物に行くための橋が架かっています。橋の上からバイカモが咲いているかといった川のようすを見ることができます。
 ここは、川を斜めに横切るように石を並べて堰にしています。水流を取水口に導いているようです。石の下流側に、バイカモの群落ができています。

123 07/28醒井梅花藻 醒井宿地蔵堂

 中山道をさらに進んでいって、次に川向こうに見えてきたのが地蔵堂です。ここのお地蔵さんについては、駅でもらったパンフには魚の供養のために安置されたと書かれていますが。地蔵堂の前に設置されていた解説板にはこの地の守護神が地蔵さんを安置すると天候に恵まれると高僧に伝えたのが由来と書かれています。どちらが正しいのでしょうか。

124 07/28醒井梅花藻 醒井宿加茂神社

 石灯籠の横から川沿いに沿って細い道があります。ここを進めばどこかにでそうでな感じで続いています。旧中山道に戻らずにこちら側をいくことにしました。
 少しいったところで、山側に銅像が見えてきました。容姿からすると日本武尊のようです。伊吹山の神との戦いで毒気に当たったもののここの水で癒やされたという話があるそうです。写真をよく見ると像の真ん前の石柱にしっかりと名前が書かれていました。

125 07/28醒井梅花藻 醒井宿居醒の清水

 加茂神社の前から地蔵川の川幅が急に狭くなります。神社の裏側真下あたりに立て札が2つ立っています、右側のものには「居醒の清水」、左側には「蟹石」と書かれています。水に半分浸かっている平たい石が蟹石のように見えます。さらにこの先では、地蔵川の流れそのものが見えなくなっています。ここが源流になるようです。

126 07/28醒井梅花藻 醒ヶ井駅へ

 旧中山道は、川を見ながら戻っています。といっても一度写していますから、あまり写真を写していません。ほとんどそのまままっすぐ帰っています。

127 07/28醒井梅花藻 伊吹山 1/3

 次の目的地は伊吹山にしています。その前に、昼をまわっていますから食事を考えることにします。何かを食べてからいくか、弁当を買って山の上でだべるかのどちらかです。駅前に、水の駅というのがあるので何か対応ができるかとののぞいたのですが、しまっていました。途中にある道の駅伊吹の里で対応することにしました。

128 07/28醒井梅花藻 伊吹山 2/3

 だいぶ登ってきました。山頂はまだまだ先です。といってもたどり着けるのかどうか。穴理無理っぽい感じがしています。空を見ると、飛行機が飛行機雲を作りながら飛んでいくのが見えます。よく晴れていて、空の青色がきれいです。

129 07/28醒井梅花藻 伊吹山 3/3

 そろそろ引き返すと予定していた時刻になってきました。山頂までは半分もきていないようです。GPSロガーでは1316mの高さまで登ったことになっています。山頂までは残り60mでした。
 道の脇には少ないのですが、いろいろな花が見られました。山頂はお花畑となっているようですが、次の機会ということにします。

130 08/08小野市向日葵 ひまわりの丘公園花の小径

 北播磨に行く用事ができました。午前中で終わりそうなので、午後はどこかによって帰ろうと考えました。夏の花といえばひまわりと連想して、調べてみると小野市にひまわりの丘公園というのがあるのを見つけました。小野市の花がひまわりなのだそうです。
 問題なのは、公園の南側の田んぼをひまわり畑としているのですが、ここのものは7月いっぱいで刈り取ったそうです。それでも、公園の中にひまわりが咲いているところがあるようです。こちらを期待していくことにしました。他にも南隣の三木市内にも興味のあるところがいくつかでてきました。これらをあわせて見に行くことにしました。

131 08/08小野市向日葵 ひまわり公園キッチンフルーツ園

 花の小径の両脇にある花壇から奧にも、植物が植わっていて散策できるようになっています。区画によって植えられているものが違っていて、キッチン&フルーツガーデンとか名前がつけられているようです。洋風の休憩所のようなものがあります。ここで遅めの昼食をとりました。疲れたらガゼボで休憩をと書かれていました。頭が「?」でしたが、洋風の東屋のようなものをいうようです。

132 08/08小野市向日葵 ひまわり公園円形花壇

 花の小径から奧の方に、ひまわりの塔が見えます。小野市のシンボルとして建てられたもののようです。ひまわりがモチーフで、一番高いところにある四角い石にひまわりの花が彫られています。
 ひまわりの塔の周りには円形花壇とかがあるようです。公園の範囲はここまでのようです。どんな花があるのか見に行きました。

133 08/08小野市向日葵 ひまわり公園修景池

 キツネ塚から奧は、運動場のようなところなので、進むのはここまでにします。向きを右に変え、物産館のある方向に向かいます。泉の広場があって、その先に池が見えます。修景池というようです。スイレンと蓮の花が咲いています。

134 08/08小野市向日葵 ひまわり公園ひまわり花壇

 ひまわりの花が見られる場所は、農産物直売所の裏手にあります。パークセンター玄関正面から裏手にまわる道があります。直売所建物の横を抜けるとひまわり花壇が見えてきます。
 たくさんのひまわりがありますが、ひまわり畑というほど広くはないようです。奧にひまわりの塔やキッチンフルーツガーデンの青いガゼボが見えています。

135 08/08小野市向日葵 ひまわり公園ひまわり花壇2

 ヒマワリ花壇の続きです。
 ヒマワリの花は下を向いて咲いているので、どうしても下から見上げる形での撮影になります。横を向いて入れは向こう側のものとあわさってたくさんさいているように写せそうです。そうできないのが残念です。何とかたくさんあるように写せたものです。頭が垂れているのはしかたがないか。

136 08/08小野市向日葵 三木市弁慶の足跡石

 まだ帰るまでには時間があるみたいなので、もう少しまわっていくことにします。といっても、暑さでだいぶへばっています。どこまで体力が持つのか心配です。
 加古川水の新百景によると、小野市の南隣にある三木市を流れる美嚢川(みのがわ)に甌穴があるようです。久留美・与呂木ということだけで詳しい場所ははっきりしません。久留美にある久留美東橋付近で川原に下りられそうなのでこここにいってみることにします。付近にはいくつか名所があるようです。三木市はそれらをめぐるハイキングコースが整備しています。順番に、弁慶の足跡石から久留美の潜水橋(久留美東橋)、竹中半兵衛の墓、秀吉本陣跡と続いています。ついでにこの付近もめぐってみることにしました。

137 08/08小野市向日葵 三木市久留美東橋

 大日本標準子午線の標柱からハイキングコースは右に進む事になっています。そのまま美嚢川に沿って進み、久留美東橋を渡って向こう側に進んで行くと竹中半兵衛の墓につきます。久留美東橋は車では通れませんから、上流側か下流側のどちらかに迂回することになります。わかりやすいのは上流側ですから、こちらからいきました。道のりは4kmほどになります。

138 08/08小野市向日葵 三木市久留美 美嚢川

 川底を再度注意しながら、橋があるところに戻っていきます。岩盤の岩が黒くなっているところがありました。木の幹の化石のようにも見えます。何か黒いものがこびり付いているだけかも知れません、調査用具は持ってきていませんし、最近はたたいたりするのは避けています。もし幹の化石だとすると、直立樹幹化石といって、立木がそのまま化石なったものの可能性もあります。

139 08/08小野市向日葵 三木市竹中半兵衛の墓

 久留美東橋からは、竹中半兵衛の墓まで行く予定です。ハイキングコースが整備されているはずです。どこにあるのか探しながらいくことにします。橋から川岸の斜面を登っていく途中にコースを説明する看板があります。これからするとここから左の方に入って行くようですが、どう見ても藪です。いけそうにもないので来た道を引き返すことにします。

140 08/08小野市向日葵 三木市秀吉本陣跡 段状平坦地群

 次に向かうのは秀吉本陣跡です。何のことかよくわかっていませんでした。秀吉が三木城を攻めたときに、城を取り囲むように付城を作りました。その中で、秀吉が陣を引いていたところです。正式には平井山ノ上付城というようです。場所は平井公民館横の道を進んでいったところ駐車場があります。
 駐車場から本陣跡への登り口の前に説明板があってそこに詳しい地図の書かれたパンフレットが置かれています。いただいて登っていきます。といっても、暑さにだいぶ参っています。最初の急斜面を見てだいぶ怖じ気づいています。とりあえずいけるところまでということで登ることにしました。

08/08小野市向日葵)141 三木市秀吉本陣跡 主郭

 太閤道を進んでいくと、右側に2〜3mほど高くなったところが見えてきました。道と直角方向に細長く伸びています。土を盛ってできた土手のようにみえます。地図には、このあたりに主郭があってその周囲を土塁が取り囲んでいるとかかれています。みえてきたのはこの土塁なのでしょう。

142 08/08小野市向日葵 三木市秀吉本陣跡 大手口

 秀吉本陣跡を歩いていて、1つ困ったことがあります。暑さに参っているのもありますが、それ以上に頭のちかくまでよってきて、周りをぐるぐると飛んでいる虫がたくさんいます。振り払っても次から次へと来るので結構うっとうしいのが困りものです。
 アブだと思っていたのですが、これは清流の近くにしかいないし、暑い昼間は動かないということで違うようです。それなら噛まれた跡が何日もかゆくなることはなさそうです。調べてみたところメマトイという虫のようです。目の中に入ってきて眼球にある水分を吸うとか、これもやっかいです。



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