ヨッシンと地学の散歩 > 旅行記
各回のタイトルをクリックすると、各回の全文を開閉します

2022年日帰旅(下)


<目次>
目的 行き先
09/14 淡山疎水 三木市防災公園
10/14 フラワーセンター 加西市フラワーセンター・鶉野飛行場跡/加古川市コスモス畑
10/21 秋桜薔薇 橿原市藤原京・おふさ観音
11/18 紅葉 桜井市談山神社
11/25 紅葉 湖東三山(西明寺・金剛輪寺・百済寺)+永源寺


143 09/14三木市淡山疎水 三木市 防災公園どっこいさん

 8月に三木市にある秀吉本陣跡を訪れたときに予定していた場所で、体力不足で次回チャンスがあればということにしていた場所があります。その機会は意外と早くやってきました。それほど時間がとれませんが、見にいくことにしました。
 加古川水の新百選によると、三木市の旧志染町付近に御坂サイフォン(めがね橋)というのが書かれています。130番目です。唐突にサイフォンなんてでてくると気になってきます。「サイフォンの原理」の「サイフォン」なのでしょうが、関連が不明です。近くでは他にいくつか書かれています。三木市の観光案内サイトでもいくつかあります。これらをまとめてみにいくことにしました。

144 09/14三木市淡山疎水 三木市 防災公園淡山疎水

 今いるところは、三木総合防災公園というところです。防災公園というわりには、スポーツ施設しか見当たりません。災害があったときに何かに使われるのでしょうか。それらしい建物としては、防災科学技術研究所のeディフェンスという施設があります。他に兵庫県広域防災センター消防学校と赤十字社災害救護支援センターもあります。それにしても、これだけでは、看板倒れのような気がします。競技場は、災害時の避難所や仮設住宅用地などとして使われるのでしょうか。

145 09/14三木市淡山疎水 三木市 志染の石室1

 淡河川疎水の先が気になりますが、そこへ行く途中に、窟屋の金水・志染の石室(しじみのいしむろ)というのがあります。これは加古川新水の百景の129番に載せられています。ここをのぞいてからいくことにします。
 志染の石室へは、三木東ICの方に戻り、川を渡る前に右折して川沿いの道にはいり、少し進んだ所で山の方に入る道を進んだ所に駐車場があります。

146 09/14三木市淡山疎水 三木市 志染の石室2

 志染の石室に降りてくるときに2つの建物が見えました。手前側のものは石室前に作られた休憩用の東屋のようです。もう一つは何なのかよくわかりません、賽銭箱が置かれていますからお寺か神社に関係したもののようです。石室にいた二王子の関係なら神社になりそうですが、どちらかというとお寺っぽい感じがします。脇には石仏がたくさん並んでいます。手前側のものが新しいようです。

147 09/14三木市淡山疎水 三木市 御坂サイフォン

 気になっていた「御坂サイホン」を見いくことにします。加古川水の新百景には「御坂神社の前を流れる志染川の清流にかかる眼鏡橋の別名です」と書かれています。サイフォンの近くには車を駐められそうな所は御坂神社前以外にありませんから、車はこのまま置いておいて、自転車で行くことにします。川沿いの道に出てそのまま進んで行った先、川を渡るところにあります。

148 09/14三木市淡山疎水 三木市 御坂神社

 御坂サイフォンの反対側が気になります。といっても御坂サイフォンは橋の部分だけを指していっているような気もします。とりあえず今いるところから反対側を見てみます。先には鳥居があって少し大きな神社があるようです。めがね橋からは通りが1本ずれていますから、サイフォンはこの左側を通っていることになります。

149 09/14三木市淡山疎水 三木市中瀬橋

 御坂サイフォンの反対側を見ていません。それと、橋の上から下流側に潜水橋が見えていました。潜水橋からはめがね橋が見えるかも知れません。これらを確認してから帰ることにします。
 まず、御坂神社の裏手に回り県道へ出ます。県道から山手をみると大きな木がなく溝のようになっている一画があります。その下の方を見ると鉄管が見えます。これが淡山疎水が山を下ってくるところにある鉄管のようです。

150 10/14加西市花施設 フラワーセンター 入場通路

 秋の花を見に行きたくなりました。淡路島とか花の文化園は春にいったので、また別のところと考えていました。町中にあるものは車では混雑するし、電車でというにはまだ抵抗があります。そこで思い出したのが、兵庫県加西市にあるフラワーセンターです。ここなら、中国道を車で走って加西までいけばすぐです。
 最近ツアーで戦争遺跡の鶉野飛行場跡をめぐるというのを見たことがあります。これがある場所もすぐ近くです。他に、ウェブで地図を見ていると、コスモス畑もあるようです。ちょっと離れていますが、フルーツフラワーパークというのもいいでしょう。とりあえず、飛行場跡とコスモス畑とのセットで考えます。

151 10/14加西市花施設 フラワーセンター 中央花壇

 ゲートからの道をまっすぐ進んで行くと正面に温室と付属する建物が見えてきます。その手前側にも中央花壇といって花や木が植えられている一画があります。ここへは今のところ深く入らずに、帰りに通る時に見直すことにします。

152 10/14加西市花施設 フラワーセンター 花の展示ホール

 いつの間にか風車前花壇を通り過ぎていました。花にばかり気をとられていたようです。ここのものは花というより、いろいろな色をした草で模様が作られています。向こう側には中央花壇や温室と付属の建物が見えています。

153 10/14加西市花施設 フラワーセンター 芝生広場

 元の道を進んでいきます。道の右側は芝生広場になっています。その先に大きな木が見えます。ユリノキです。名前の由来は学名(Liliodendron)からつけられたのでしょう。葉の形が似ているということでハンテンボクあるいは花の形が似ているからチューリップツリーという呼び方もあります。

154 10/14加西市花施設 フラワーセンター 菊花展

 芝生広場の前の道はパンフを見ると友愛の道と名前がつけられています。どこからどこまでをいうのかはっきりしませんが、中央花壇からこの先の古代鏡展示館までの間のように思えます。この道の左側では菊花展の準備をしていています。いくつかの展示場が並んでいて、すでにたくさんの菊が運び込まれています。先ほども見たように花がまだ開いていないのは残念です。

155 10/14加西市花施設 フラワーセンター 亀ノ倉池

 菊花展の会場の反対側には亀ノ倉池があります。水面を見ると水草のヒシでびっしり覆われています。ところどころで白いものがみえます。花が咲いているのかと思いよく見たのですが、葉っぱが裏返っているところが白く光って見えていただけでした。後ででてくるアヒルの羽根は混ざっていたのかも知れません。双眼鏡で見える範囲ではなかったようです。

156 10/14加西市花施設 フラワーセンター 四季の花壇1

 事務所の横の奥まったところにレストハウスがあります。レストハウス前には四季の花壇があります。真ん中に噴水があり、それを取り囲むように何重かの花壇が設けられています。近くで目立っているのは、ここでもダリアです。奧に藤棚もみえています。

157 10/14加西市花施設 フラワーセンター 四季の花壇コスモス

 花壇中央の噴水の近くまでやってきました。噴水の周りには絶えず人がいるので、いない隙をねらって写すのには苦労します。何とか写した写真です。噴水の右側に大きな切石の上で遊ぶこどもたちの彫像が写っています。左側の建物がレストハウスです。

158 10/14加西市花施設 フラワーセンター ふれあい花壇

 中央花壇から離れて、亀ノ倉池の周回を続けます。この付近の道に名前がつけられていないようです。近くにふれあい花壇というのがあるようですがどれのことかよくわかっていません。
 道沿いで咲いていたキバナコスモスです。オレンジ色が濃いようです。赤い花も見られます。よく見るとだいぶ落ちてしまっていますが、種をたくさんつけています。

159 10/14加西市花施設 フラワーセンター バラ園1

 歩いて行くと、だんだんバラの木が増えてきました。道の両脇にバラが植えられているところにつきました。ここのバラ園では、木と木の間が広く開けられて植えられています。その分、花がまばらに咲いている見えます。逆に近くまで寄ってみることができます。全体的に広い範囲で植えられています。この付近のバラ園の山側は梅園になっているようです。

160 10/14加西市花施設 フラワーセンター バラ園2

 バラ園ではいくつかの区画に分かれてバラが植えられています。バラ園を通る道をだいぶ進んだ所の山手側に、バラが比較的密に植わっている一画があります。他の場所に比べてたくさんの花が咲いているようです。ここのものは1本あたりの花の数にしてもたくさん咲いています。それでもいろいろなところのバラ園に比べては、木自体がまばらに植えられているので、一斉に咲いているというようには見えません。

161 10/14加西市花施設 フラワーセンター 亀ノ倉池えん堤

 右側に亀ノ倉池がみえています。池の表面は相変わらずヒシで覆われていますが、さすがに真ん中付近は、深いせいか生えていないようです。池の対岸は入場口付近になります。花の展示ホールの横にあったメタセコイアが10本並んでいるのがみえています。

162 10/14加西市花施設 フラワーセンター 林床花壇

 道は林の中に入っていきます。えん堤の上を歩いている頃から、にぎやかな鳥の声が聞こえていました。カモかそのたぐいの鳥だと思っていたのですが、声は上の方から聞こえるようです。カモは木の上には上りません。地面には鳥の糞がたくさん落ちていて、白くなっています。木の上に鳥がいるのは間違いないようです。見上げて探してみるとカワウがいるのを見つけまして。声の主はこれだったようです。

163 10/14加西市花施設 フラワーセンター 温室ベゴニア

 温室のような建物に入っていきます。入った先のロビーのような所に花が置かれていました。いっしょに置かれている説明板を見ると、ここにあるのは、ダイヤモンドリリーと原種シクラメンだそうです。パンフレットには「ダイヤモンドリリーと原種シクラメン展」をしていると書かれていますが、これだけの展示では何とか展といにはちょっと貧弱です。パンフに書かれている鉢の総数は170となっています。ここのことではないのでしょうか。といっても他では、これらの花は見かけていません。

164 10/14加西市花施設 フラワーセンター 温室ストレプトカーパス

 ベゴニアのあった温室では、「ストレプトカーパス展」というのをやっていました。始めて聞く植物名です。最近は学名に呼ぶものが増えてきたので余計に混乱します。後にわかったのは、イワタバコ科の植物だということです。セントポーリアもイワタバコ科です。そういえば、花は何となく似ているような気がしてきました。それにしても、これだけいろいろな品種があるとパニックになります。

165 10/14加西市花施設 フラワーセンター温室 シンガポールガーデン

 シンガポールガーデンの庭園風になっている所の裏側をぐるっと一周できる道があります。そこにもいろいろな植物が植わっています。順番に見ていくことにします。ここも、シンガポールと関係があるのかな..。何も書かれていないのでよくわかりませんが、関係していると思っています。
 いくつか解説板のある木があります。これはソーセージノキと書かれていました。実がソーセージに似ているのが名前の由来とか..。そういわれればそうなのかなというレベルです。エチオピア原産みたいです。

166 10/14加西市花施設 フラワーセンター 温室(ラン・食虫植物)

 シンガポールガーデンの庭園風に飾られているところを一周したところに、ラン室・食虫植物室はこちらと書かれています。ランを目当てに来る人が多いのかな。パンフを見ると食虫植物には力を入れているみたいです。
 こちら側の温室の展示はまだ続きがあります。といっても出口近くの台の上に鉢が飾られているだけです。これはアキメネスです。説明はそれだけです。これもイワタバコ科の植物だったようです。

167 10/14加西市花施設 フラワーセンター 再び中央花壇

 温室をでるとて正面に道があります。左側にも温室などがみえています。植物を育てている場所で中を見学することはできませんでした。ずっと向こうのほうまで育成温室が続いているようです。
 温室を出てからは右に行くしかないようです。この付近で写した花壇というか庭園風植え込みです。場所が不明です。羊の置物とかがあって工夫されています。

168 10/14加西市花施設 加西市鶉野飛行場跡 掩体壕跡

 フラワーセンターの次は、鶉野飛行場跡に向かうことにします。戦時中に飛行機の訓練所があったところです。最近になって耳にするようになりました。場所はフラワーセンターのほぼ南隣になります。道路に出て、引き返すように進んですぐの所にある左へ向かう道に入っていきます。1kmほど進んだ所で、左側に飛行機が置かれているのが見えてきます。先に路肩が広くなっている所がありますから、ここに車を駐めます。

169 10/14加西市花施設 加西市鶉野飛行場跡 sora加西

 飛行場跡に向かいます。といっても、掩体壕は飛行機の避難場所ですからもうすでに飛行場の中に入っているといえそうです。掩体壕の前の道をさらに500m程進んでいくと滑走路跡を横切ります。ここに資料館がありますが、開館日は限定されていて、今日は見ることができません。
 滑走路跡に沿って左に曲がり少し進んだ所にsora加西があります。駐車場入口は資料館と反対側になります。sora加西は地域活性化拠点施設としてつくられたようですが、飛行場跡を地域興しの目玉としているとみれば、この名目は何とかうなずけます。できたてのほやほやです。

170 10/14加西市花施設 加西市鶉野飛行場 滑走路跡

 sora加西の横から滑走路跡方向を見たようすです。道路の左側が滑走路になり1km以上にわたって真っ直ぐ延びています。反対側は、このすぐ後で終わっています。sora加西と駐車場は滑走路の端っこに作られているようです。滑走路跡の上なのかずらして建てられているのかは不明です。左側の建物がsora加西、その向こうの少し小さい建物は備蓄倉庫だそうです。

171 10/14加西市花施設 加西市鶉野飛行場 防空壕跡

 滑走路跡を横断してから右に入る道を進みます。飛行場跡を歩いてまわる人向けに歩道が明るいオレンジ色で塗られています。これを目印に進んで行きます。
 林の横を通っているときに、右側に解説板が見えてきました。車がやってこないことをいいことに、そこに車を置いてのぞいてみました。

172 10/14加西市花施設 加西市鶉野飛行場 衛兵詰所跡

 車に戻りさらに進んで行きます。200m程進んだ所にもトイレ付きの駐車場があります。
 駐車場の端っこに1m位の大きさのコンクリートでできたかたまりが置かれています。横にある解説によると、ここを整備していたときにでてきたもので、もともとはここにあった姫路海軍航空隊の門柱の基礎部分のコンクリートだったそうです。

173 10/14加西市花施設 加古川市 志方高畑コスモス畑 1/3

 まだ少し時間はあります。もう一ヵ所、志方のコスモス畑によってから帰ることにします。山陽道加古川北ICに向かって走り、ICを過ぎた所にあります。付近にコスモス畑は何ヶ所かありますが、ICから真っ直ぐ行くと最初にある所(高畑というのかな)にしました。
 駐車場は、少し広めの田んぼの間にある農道です。広いといっても、車がやっとすれ違えるくらいの幅しかありません。道の真ん中に白線が引かれていて、その右側に車を駐めるようになっています。

174 10/14加西市花施設 加古川市 志方高畑コスモス畑 2/3

 1つ疑問があります。コスモス畑は、他に農作物を作っているのでしょうか。育つ時期は、完全に稲作と一致しています。ということは、コスモスを植えると田んぼは作れないことになります。休耕田を利用しているということですが、この付近ではほとんどが休耕田ということでしょうか。重ならないとするなら春小麦というのがあります。これでも夏の間は米を作っているところが多いようです。

175 10/14加西市花施設 加古川市 志方高畑コスモス畑 3/3

 花を切るといっても、いくつかに枝分かれしていますし、花の横にはつぼみが一杯あります。茎の真ん中くらいから切り取ることになります。それでも、ここのコスモスは背丈が高いので、切り花の長さは1m近くになります。
 中に入ったついでに、アップでも写しています。花は、ピンク、濃い赤、白の三色があります。

176 10/21橿原秋桜薔薇 藤原京コスモス 1/4

 昨年に引き続いて、藤原京のコスモスを見に行きました。車は大極殿に一番近い所に駐め、前回と逆の右回りで周りました。最初にキバナコスモスの所に行きました。チョウとかといっしょに写していたのですが、全て露出オーバーです。気がついたときには、キバナコスモスの所は通りぬけていました。
 その南側の写真から始めます。コスモスの背景に畝傍山とその向こうに葛城山が写っています。

177 10/21橿原秋桜薔薇 藤原京コスモス 2/4

 今年は、新しい品種をたくさん見かけます。中心付近の色が濃いタイプです。舌状花の切り込みもかなり深いようです。このタイプの花も去年は見かけていないようです。全体的は背丈は、加古川市志方に比べては低いようです。というより志方が高かったのかな?

178 10/21橿原秋桜薔薇 藤原京コスモス 3/4

 藤原京コスモス畑の周回を続けます。真ん中近くまで来ています。コスモスの花を通して東側の風景です。白い花のすぐ右側にある山が三輪山です。御神体として知られている山になります。尾根沿いに巻向山があり、遠くに重なるように貝ヶ平山が見えます。

179 10/21橿原秋桜薔薇 藤原京コスモス 4/4

 インスタ用なのか、それなりの装飾品の準備をしてきて花といっしょに写してもらったり、犬と花がいっしょに写してみたりとか、凝った写真を撮ろうとしているグループをいくつか見かけました。これも今のはやりなのかな。こちらは純粋に花の写真を撮っていくことにします。コスモスのアップです。

180 10/21橿原秋桜薔薇 おふさ観音 本堂

 まだ少し時間があるようなので、もう一つ寄っていくことにしました。おふさ観音といって、バラを中心に花が見られ、花曼荼羅の寺と知られているそうです。藤原京で車を駐めたところから、西に車を走らせて大きな通りを越えたところに駐車場があります。
 おふさ観音の駐車場からは徒歩になります。途中に柵で囲まれた家が見えました。集会所といったところでしょうか。前に地蔵堂のような建物があります。

181 10/21橿原秋桜薔薇 おふさ観音 メダカ

 おふさ観音の本堂裏手に円空庭という庭園があります。本堂の横手をまわって見にいくことにしました。横手にはいくつかのお堂が並んでいます。その中の恵比須尊社です。大和七福八宝めぐりのエビス様になっています。

182 10/21橿原秋桜薔薇 おふさ観音 円空庭

 本堂の裏にあるという円空庭は、亀ノ池にあるとしたら小さいようです。池の横に狭い道が続いています。そこを進んで行くと建物に囲まれた大きな池がもう一つ見えてきました。亀ノ池からこの池の周りが円空庭のようです。ここの庭園でザクロが実っていました。

183 10/21橿原秋桜薔薇 おふさ観音 バラ園

 バラの花が少ないのもありますが、全体的に伸びすぎた枝もたくさん見かけます。これは鐘楼前のバラです。背丈より高く伸びています。
 鐘楼前から本堂方向のバラ園です。バラは大きな鉢に植えられ、鉢がたくさん並んでいます。花のつきが悪いのは、鉢のせいなのかな。

184 11/18談山神社紅葉 談山神社参道

 紅葉のようすを見に奈良県桜井市の談山神社に行きました。桜井から国道165号線を東に進み、町をぬける前に右折します。大きな標識はありませんが、信号交差点の左手前側に談山神社6.8km→の標識があります。ここからかなり走った山の中に信号のある交差点があります。ここを右折します。どちらかというとUターン気味になります。そのまま坂を登っていくと道の両側に談山神社の駐車場がいくつか見えてきます。3つ目の第2駐車場に車を入れました。とまっている車はほとんどありませんでした。

185 11/18談山神社紅葉 談山神社石段

 談山神社の鳥居をくぐった先は石段になっています。全体の高さは20mくらいです。受付でもらったパンフには140段と書かれています。途中で踊り場のようになっているところがありま。そこで一休みしている人がたくさんいます。最初の踊り場から横に足の弱い人向けコースが横に延びています。最初からないのがふしぎです。石段を登ってから帰りは弱い人向けコースで戻ってくる事にします。

186 11/18談山神社紅葉 談山神社東殿

 神廟拝所から石段に戻ったところから、まっすぐに道が続いています。しめ縄の架けられた2本の木柱があります。石でできているのなら石柱門といえるのですが、これだと木柱門となるのかな。
 この先には恋神社があると書かれています。木柱の所に足らくコースとも書かれています。こちらからいくことにします。パンフでは恋の道となっています。本殿まではまだ少し石段を登らないとたどり着けません。

187 11/18談山神社紅葉 談山神社本殿

 談山神社東殿前の石段をあがっていったところは広場のようになっています。右側には末社なのか祠のような物があります。他に比べてこれだけが金ぴかです。建物の由来とかの説明が周辺には見当たりませんが。パンフには春日神社とだけ書かれています。

188 11/18 談山神社紅葉 談山神社本殿前

 拝殿の廊下から下を見下ろしたときに、気になるものが見えました。朱色に塗られた柵で囲まれている大きな石です。しめ縄が巻かれていますから何かいわくがありそうです。通ってきた道を引き返すことになりますがいってみます。東殿の前から拝殿を支える柱が立っている方にあります。
 近くにもパンフにも説明がなかったので何なのかははっきりしませんでした。グーグルマップには龍珠の岩座と書かれています。

189 11/18談山神社紅葉 談山神社十三重塔

 拝殿・楼門前から石段を降りたところに十三重塔があります。定慧和尚が父鎌足公供養のために建てたものを享禄五年に再建されたものだそうです。木造十三重塔としてはここにしかないことで知られています。真下から見上げたようです。

190 11/18談山神社紅葉 談山神社 比叡神社から総社

 神明神社の前は少し広くなっています。その広場を囲むように、もう一つ大きな社があります。比叡神社で飛鳥にあったものが移築されたそうです。向拝の屋根が唐破風になっています。説明では軒唐破風となっています。彫刻は色あせていますが、しっかりとした彫り物になっています。左右に末社稲荷神社(左)と末社山神神社があります。

191 11/18談山神社紅葉 談山神社総社から西門

 近くから見た総社本殿です。拝殿との間が狭いので正面からは全体が写りません。そのまえに、拝殿と本殿の間に立入ができるという構造自体始めて見る形式です。建物は寛文八年(1668年)に作られた神社本殿を寛保二年(1742年)に移築したものだそうです。八百万の神を祀る日本最古の総社だそうです。

192 11/18談山神社紅葉 談山神社西門から正面入口

 足の弱い人コースは、神廟拝所の石垣の下を通っていきます。コース沿いにはモミジがたくさんあって紅葉がきれいです。見上げると神廟拝所が見えます。

193 11/25湖東三山紅葉 甲良町西明寺 入口

 談山神社の紅葉は近くまで出かけたついでに見にいったので、別に本格的にもう一ヵ所見に行くことにしました。といっても、交通手段は車しか考えていません。何となく思いつくのは、湖東三山しかなかったので、必然的にここで決定です。旅行日も天気のようすを見ながら11月25日に決定しました。

194 11/25湖東三山紅葉 甲良町西明寺 本坊

 本坊の門をくぐって中に入ります。この門は中門というようです。総門と書かれたウェブサイトもありますが、お寺全体の入口にある門のことをいうようなので、ここのものはそういう呼び方ではないでしょう。パンフには別のところに書かれています。
 中門を入ってすぐの所にあるモミジです。

195 11/25湖東三山紅葉 甲良町西明寺 本坊蓬莱庭

 本坊の前の庭は塀で区切られている区画があって、塀の真ん中あたりにその向こう側に抜ける門があります。その前にある解説には、向こうは江戸時代に作られた地泉回遊式の庭園で蓬莱庭とよばれ、国指定文化財になっていると書かれています。門の形式は二脚門かな。

196 11/25湖東三山紅葉 甲良町西明寺 本堂

 蓬莱庭の上を進んでいるうちに道は二手に分かれるところにでました。左の森林浴コースと右の近道コースとなっています。左の道は林の中に入っていくようなので、この先どうなるのか不安です。近道コースを進んで行くことにしました。その後の経路ははっきりしていません。普通なら石段の道に出て、山門から本堂に抜けると思われるのですが、写真が撮影された順番からすると山門を通りぬけたようすがなく、いきなり本坊の横にある観林坊が写っています。

197 11/25湖東三山紅葉 甲良町西明寺 山門

 本堂から出て、本堂前の広場をまわってから、下山することにします。三重の塔の前には鐘楼があります。この横から御足に優しいコースがありますが、このままいくと山門を素通りすることになりますから、山門を通ってから下山することにしました。

198 11/25湖東三山紅葉 甲良町西明寺 参道

 十一面観音像の周りの紅葉もきれいです。下に三重の塔と鐘楼の間から続いていた御足に優しい坂からの道がぐるっと回ってくるのが見えています。こちらには行かずにそのまま石段の道の方に戻ります。観音像の前から石段の道の方にあるモミジです。

199 11/25湖東三山紅葉 愛荘町金剛輪寺 黒門

 湖東三山の2番目は金剛輪寺です。西明寺から来た道を引き返しSICの手前の信号を左折して進んでいったところにあります。駐車場は広く観光バスも何台かとまっています。乗用車もたくさんとまっていたので、入口から離れたところになってしまいました。

200 11/25湖東三山紅葉 愛荘町金剛輪寺 赤門

 黒門を入った所からは石畳の道がまっすぐ続いています。この道を進んでいきます。道の両脇のモミジはきれいに紅葉しています。このお寺のもみじは血染めのもみじと呼ばれるようです。真っ赤になるからなのでしょう。でも縁起がよさそう名前とはいえません。とすると何か別のいわくがあるのではと思ってしまうような名前です。

201 11/25湖東三山紅葉 愛荘町金剛輪寺 明寿院

 見えてきた門はパンフによると白門というようです。この門も形式は薬医門です。門の前に地蔵さんがいます。ここは赤門と違ってたくさんの人が出入りしています。見学可ということでしょう。中に入ることにしました。


202 11/25湖東三山紅葉 愛荘町金剛輪寺 明寿院庭園

 明寿院座敷縁側からの庭園風景です。江戸初期庭園の大きい方の滝の裏側あたりになるのかな。場所的には江戸後期の庭園の一部になりそうです。どちらかというと紅葉に目が奪われて庭園のことはあまり頭に入っていません。日光がよく当たってきれいです。

203 11/25湖東三山紅葉 愛荘町金剛輪寺 地蔵堂

 明寿院をでて次にいくことにします。門を出た次にどちらに進むかが問題になりました。やってきたのは右側からです。このほかにまっすぐ進む道と左へ行く道があります。左側の道は塀の間を通って行く道で、両脇にたくさんのお地蔵さんが並んでいます。この道は、林の中へ延々と続いていくような感じがします。あまり人通りもないので、脇道のように見えます。

204 11/25湖東三山紅葉 愛荘町金剛輪寺 千躰地蔵から山門

 地蔵堂の前から坂を降りてい行くときに下側に、地蔵さんが並んだところが見えてきました。本堂に向かう道に出る手前になります。それにしてもこの付近にはお地蔵さんがたくさんあります。向こう側に見えている道の両脇にもお地蔵さんが並んでいます。一つの地蔵さんの前には赤いかざぐるまが置かれています。これは何なのでしょう。

205 11/25湖東三山紅葉 愛荘町金剛輪寺 本堂

 山門をくぐるとその先は開けていて、その先に本堂が見えます。普通なら本堂の正面には向拝があって、そこから本尊を拝むようになっているのですが、そのようなものは見られず、上から見ると真四角の建物になっています。鎌倉時代の建物ということなので、参拝の様式も違うのでしょう。それにしてもたくさんの人がいます。あの長い道ではそれほど人は見かけなかったような気がします。

206 11/25湖東三山紅葉 愛荘町金剛輪寺 三重塔

 本堂から三重塔へは緩やかな坂道でぐるっと回っていくことになります。道沿いにはモミジの木がたくさんあって紅葉がきれいです。本堂側からこちらに向かって日が差していて、本堂の屋根の影がモミジの木に落ちているのが見えます。

207 11/25湖東三山紅葉 愛荘町金剛輪寺 下山

 金剛輪寺の中では三重塔が一番奧にあります。ここからは来た道を引き返していくことになります。塔のある所の入口付近まで引き返したところでもう一度三重塔を見直しておきます。ここが建物全体が一番よく見えるようです。といっても紅葉した木にかなり埋もれています。

208 11/25湖東三山紅葉 東近江市百済寺 本坊喜見院

 次は、湖東三山三番目の百済寺になります。途中、湖東三山SICをでたところに道の駅のような施設がありました。ICを降りたときには後廻しということで寄っていません。前を通過したタイミングで寄っていきました。昼食は弁当にできないかと考えていたのですが、入手できそうもないのであきらめていました。ここで売られていたようです。残念ながら売り切れでした。最初に通った時によっていれば買えたのかも知れません。

209 11/25湖東三山紅葉 東近江市百済寺 庭園

 参拝順路は、不動堂の前から奧に進んで庭園をまわっていくコースと直接本堂に向かうコースがあります。ほとんどの人が庭園に向かって歩いていますから、流れに従って行くことにします。庭園コースも不動堂を通り過ぎたところから、庭園回遊コースと遠望コースに分かれています。ここも流れに従って、回遊コースを進みます。

210 11/25湖東三山紅葉 東近江市百済寺 遠見台

 池を巡った後は、斜面を登っていくことになります。あがって行くにつれて庭園を上から見下ろす形になります。登り始めてすぐのところから見た庭園の池と本坊喜見院です。池のこちら側にあるような飛び石がここまでの間にいくつかありました。

211 11/25湖東三山紅葉 東近江市百済寺 山門

 庭園の中から広い道に出ました。この道は両脇に石垣が積まれた立派な道です。これが正規の参道になるのでしょう。パンフには表参道と書かれています。ということは裏もあるのかな..。この道の両脇には昔はたくさんの坊が並んでいたそうです。百坊跡とかいわれていますから、たくさんあったのでしょう。信長の焼き討ちに遭い、今は喜見院だけになっています。それとも塔頭の名前が百坊というのでしょうか。

212 11/25湖東三山紅葉 東近江市百済寺 本堂

 百済寺では山門をくぐってからも参道は続きます。まだまだ林の間を登っていくようです。振り返って見たようすです。降りていくたくさんの人とすれ違いました。向こう側からたくさんの人が登ってきています。この後、山門付近は混雑しそうです。この人たちはどちらもツアー客かな..。門前の紅葉がきれいです。

213 11/25湖東三山紅葉 東近江市百済寺 なだら坂

 千年菩提樹のある所から、山を下って行く道があります。なだら坂と書かれています。表参道にある石段を避けて登ってくるコースで、こちらが脇参道となります。道の両脇の紅葉もきれいなのでこちらから下りて行くことにします。

214 11/25湖東三山紅葉 東近江市百済寺 再び本坊

 表参道を降りていくと表門の前につきました。こちら側から見ると薬医門は正しく外側をむいています。百済寺本坊と書かれた標札もありますから、この門は百済寺に入る門ではなく、喜見院に入るところに設けられた門になります。大きなお寺では、参道から坊に入るところに門があるのをみかけます。

215 11/25湖東三山紅葉 東近江市永源寺 入口

 湖東三山の3つのお寺はめぐり終えたのですが、最後の百済寺の近くにもう一つ紅葉で有名なお寺があるのでそこにも寄っていくことにしました。永源寺です。百済寺からはずっと案内が出ていたので、それに従って進んでいくと、たどり着くことができました。

216 11/25湖東三山紅葉 東近江市永源寺 総門

 観光案内所の前がお寺の入口と思っていたのですが、しばらく立派めの道が続きます。ちょっと急な坂道です。右側は愛知川まで一気に落ち込んでいます。左側にはところどころで崖があります。岩の割れ方からすると湖東流紋岩でしょう。白亜紀の火砕流堆積物といわれています。

217 11/25湖東三山紅葉 東近江市永源寺 山門

 しばらく進んで行くと、山門が見えてきました。5間3戸の二重門です。1階部分には壁がなく階段があるだけでそのまま通りぬけられるようになっています。由戸にある説明によると作られたのは棟札から享和二年(1801年)だそうです。細かい作り方も解説されていましたが、理解できていません。

218 11/25湖東三山紅葉 東近江市永源寺 本堂

 山門をくぐってからは、左側の一段高いところに庫裏(社務所)が見えていました。鐘楼も同じ高さのところにあります。正面にはそこまであがる石段が見えています。これが最後の階段になりそうです。階段の横には湧き水がでています。飛泉水と書かれています。湧き水の多いところですね。ここのものも飲用不可となっています。

219 11/25湖東三山紅葉 東近江市永源寺 法堂

 本堂より奥に並ぶ建物群の方に行くことにします。禅堂から伸びる渡り廊下がこれから行こうとする道を横切っています。その渡り廊下の所まで行くと左前方に法堂の建物全体が見えてきます。形式としては瓦葺き寄棟造平入りです。さらに奥にある建物に向かって渡り廊下が続いているのが見えます。

220 11/25湖東三山紅葉 東近江市永源寺 白鹿坂から開山御手植

 法堂を過ぎると少し坂になります。この付近で開山時に白い鹿が現れたとかで白鹿坂と名付けられているようです。道の向こう、川側に見える渡り廊下というか回廊も坂を登るようにつけられています。この付近はモミジの多いところです。きれいな色に染まっています。

221 11/25湖東三山紅葉 東近江市永源寺 含空院

 進んできた道の突き当たりに含空院があります。住職の居住する方丈および修行道場だそうです。建物の様式としては入母屋造り妻入り軒破風になります。本堂が質素だったので、これが一番立派な建物のように見えます。

222 11/25湖東三山紅葉 東近江市永源寺 受付まで

 お寺を通りぬけしまいました。一本道でしたから、元来た道を引き返すします。ここまでくるときに見たものを、もう一度繰り返しみることになります。それでも反対側から見るとだいぶ様子が違って見えます。
 建物のある所まで戻り、渡り廊下を横切って正面の経堂です。前の紅葉といっしょに。

223 11/25湖東三山紅葉 東近江市永源寺 帰路

 帰るだけになっていますが、総門を越えてからもまだまだ道は続きます。陽が傾き始めているので、木々の間の道は薄暗くなりはじめています。十六羅漢の前近くから、道沿いの紅葉です。



目次へ戻る