ヨッシンと 地学の散歩
散歩道の風景 写真集(No.7)
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乗鞍岳
ドライブウェイ駐車場から
一般車は通行禁止になりましたが、それでも車でもっとも高いところまで上ることができる場所だそうです。
宇宙線観測所やコロナ観測所などの研究施設がいっぱいあります。そのため、火山という雰囲気が全くしません。
山頂部はドームのある山の向こう側になります。
鳥海山
南側から
きれいな円錐形をしています。周囲に大きな山がなく、富士山と同じように独立峰になっています。そのため山頂からのみはらしはすばらしいです。
山頂近くには雪渓がたくさんあります。
小規模な氷河といえるものもあるそうです。最近の地球温暖化で消えていっているのでしょうか。
日本海海岸線に最も近い火山です。出羽三山の一つに入っていそうな気がしますが、違うようです。
中之島
諏訪之瀬島から
トカラ列島の中で最大の島です。島の御岳もトカラ列島では最も高い山です。島には九州最大級の天体望遠鏡を備えた天文台があります。
二つの火山からできていますが、最近の噴火活動は左側の御岳に限られています。写真では御岳の山頂は雲に覆われて写っていません。
諏訪之瀬島
諏訪之瀬島南西沖から
トカラ列島では2番目の大きさの島です。北北東から南南西につながるいくつかの火山の集まりです。地図にはいくつかの噴火口のような窪地が見られます。
真ん中にある御岳の噴火活動は活発で、2000年以後10年にわたって噴煙を上げ続けています。写真にも山頂に雲の塊に混じって噴煙が写っています。
利島・新島・神津島
伊豆大島元町港から
伊豆諸島には、北端の伊豆大島をはじめとして多くの火山があります。海上にあり障害になるものがないため一度に多くを見ることができます。
伊豆大島からは、この三島の他三宅島や富士山などが見られます。
写真では、円錐形の山が利島、その左側に新島、右側にうっすらと神津島が写っています。新島の手前に鵜渡根島も見えます。
箱根山
東海道線片浜駅前から
箱根は東海道の難所として有名です。芦ノ湖や大湧谷等数多くの観光名所や温泉があります。
箱根山は、神山・駒ヶ岳・二子山といった中央火口丘と、鞍掛山・三国山・金時山といった外輪山からなり、間の低地に芦ノ湖があります。
写真は西方海岸近くから撮ったもので、最も高い山が神山、その右側の駒ヶ岳とそれらの手前の外輪山が見えます。
鶴見岳
由布岳登山口から
鶴見岳という名前より、別府温泉の背後にある山といった方がわかりやすいでしょう。別府温泉では、地獄をはじめとして、
大量の噴気活動が見られます。海地獄は約1200年前の鶴見岳の噴火の時にできたとされていますので、
鶴見岳と別府温泉は関係しているといえます。ただしこの噴火は北側にある伽藍岳で起こったのではないかともいわれています。
由布岳
由布岳登山口から
きれいな円錐形の火山で豊後富士とも呼ばれます。この方向から見ると、山頂部は2つに割れているように見えます。この割れ目の間に、
噴火口があります。
由布岳より、ふもとにある温泉街の湯布院の方が有名になりました。
九重山
豊後竹田市岡城から
九重山は20以上の火山が集まってできています。写真では、大きな3つの山塊が見えます。左から順に久住山、大船山、高塚山と並んでいます。
現在の噴火は山の向こう側を中心に起こっています。
山全体では九重山で、その中で2番目に高い頂が久住山と、呼び方は同じでも字が異なります。
阿蘇山
久住高原から
阿蘇山には、非常に大きなカルデラがあり、その中に阿蘇五岳と呼ばれる中央火口丘がそびえています。
阿蘇山の写真としては阿蘇五岳のものをたくさん見かけます。実際には外輪山の外側も含めて阿蘇山です。
遠くの少し高いところから撮ってみると平らな中に、中央火口丘がそびえ立っているように見えます。この高さからでは、
カルデラははっきりとはわかりません。
薩摩硫黄島
大隅半島佐多岬から
佐多岬から南西方向を見ると、二つの島が並んで見えます。左側の平らな島は薩摩竹島で、その右側の三角形の島が薩摩硫黄島です。
薩摩硫黄島は別名鬼界ヶ島ともいいます。 薩摩硫黄島からは噴煙が上がっているのが見えます。
7300年前にこの2つの島の南側の海域で大噴火があり海底にカルデラが作られました。鬼界カルデラです。
この時に周辺に飛ばされてできた火山灰がアカホヤ火山灰です。 西日本では、火山の噴火年代を知る指標として使われています。
写真の2島はその外輪山に形成された島です。
浅間山
軽井沢から
浅間山は1783年天明の噴火で有名ですが、現在でも小規模な噴火を繰り返しています。日本では活発な火山の一つといえます。
撮影した時も、噴火の影響で登山道が通行止めになっていました。
富士山
富士吉田市五合から
富士山といえば、裾野の広がった円錐形をしていることで有名です。五合目付近まで上がってくると、すそ野の部分はなく、
下から見上げるようなかたちになるので、ふつうの富士山のイメージとはかなり違った物になっています。
大室山
伊東市城ヶ崎海岸から
伊豆東部火山群の一つで、約5000年前に噴火した単成火山です。頂部に噴火口の大きな穴が見えます。ここから大量の火山弾が噴出し、
それが積み重なってできた噴石丘です。現在はリフトで火口付近まで登ることができます。
三原山噴火
1986年11月21日午後11時頃
伊東市汐吹崎から
この年の噴火は11月12日に始まりました。いったん噴火は治まりかけたものの、21日に噴火が再び激しくなりました。
山頂での噴火のほか、左側からの噴煙(火山弾の噴出)が見られます。溶岩流は先端部がちらちら見えていたのですが、写りませんでした。
伊豆大島(三原山)
西方海上より
三原山は盾状火山の代表例として教科書などに取り上げられています。伊豆大島はその一部とした方がいいでしょう。
写真を見ると南側(右側)が、隆起し傾いているように見えます。
三宅島(雄山)
阿古沖か
三宅島周辺の地形を詳しく見ると、海底からそびえ立つ火山が見えます。この山は雄山で、三宅島はそれが海面上に出た部分といえます。
写真は1984年1月に撮影した物で、前年の噴火によって阿古の町に流れ込んだ溶岩流が写っています。
大山
鳥取県大山町から
形が富士山に似ているというので伯耆富士ともいわれます。富士山の形に見えるのは西側から見たときだけで、
見る方角によって様々な形になります。火山のように思われますが、最近の噴火は約1万年前なので、ぎりぎり活火山にはなっていません。
笠山
噴火口前広場から
山口県萩市付近にある阿武火山群の火山の中の一つです。その中ではいちばん新しく、約8000年前にできました。
そのため、阿武火山群は活火山に分類されています。
笠山は火山としては、標高122mのスコリア丘でかなり小型です。
霧島連山
宮崎県高原町から
北西側から見た霧島連山です。左端から高千穂峰、中岳(後方)矢岳(前方)、大幡山、夷守岳と続いています。
現在の火山活動の中心になっている新燃岳から韓国岳、甑岳に至る山々は、手前の山にさえぎられ写っていません。
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