ヨッシンと 地学の散歩
散歩道の風景 写真集(No.31)
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紫雲・青雲
2023年6月22日19時25分
日没後、東の空の雲が不思議な色をしていました。手前側は紫色、遠くは青色というか水色です。紫雲とか青雲という雲があるようです。
これにしておきます。紫雲は仏教界では縁起がいい雲といわれています。
紫雲は夕焼ピンクに照らされてできたのかも知れませんが、西の空の確認を忘れています。その向こうの雲も上部だけが紫色になっています。
ピンクの光が当たっていないところが、青っぽい色に見えているようです。
稲妻
2023年8月26日19時45分
雲の間を走る稲妻をみていると、ゆっくりと先端が伸びていくのが見えます。
光り出してからでも写りそうです。露出0.6秒でやってみました。
写りましたが、手振れしています。
そのために雷が何本かの筋になっています。雷は何回か往復して光っていることが知られています。
そのようすが写ったようです。
左下のeマークは照明灯の振れです。書き順と逆に光は動いているようです。
稲妻は一番上になったときまで光っていたようです。これから筋がどう変化したかを知ることができます。途中で経路を変えたこともわかります。
稲妻
2023年8月26日19時35分〜
日没後くらいから空が時々光り出しました。雲の中で雷が発生しているようです。雷鳴は聞こえてきません。
空が暗くなった頃から、雲の隙間から稲妻が見えるようになってきました。13秒露出15秒インターバルで写してみました。
空が明るくなっただけということがたくさんありました。その時でも、ほとんどの写真に稲妻が写っていました。
稲妻のある写真を比較明合成してみました。画像処理も加えています。落雷したような稲妻も写っています。
波雲
2023年6月5日10時20分
渦巻きのような形をした雲が並んでいます。逆巻く波のようにも見えます。波雲とよぶことがあるようです。
カルマン渦のようにみえました。でも片側しかありません。これではなさそうです。
風の流れが上層下層で異なっているときに、境界面で渦がができる事があるそうです。
その原理の名前をとってケルビンヘルムホルツ不安定性雲という言い方もあるようです。
交差波状雲
2023年6月5日10時25分
雲のないところと濃いところが縞模様を作っています。このような雲は波状雲といいます。
風の向きと直角方向に縞模様ができる事が多いようです。
写真の雲の縞模様の方向を見ると、下の方は横向で上の方は縦向きです。交わっているところの雲はうろこ状になっています。
同じ高さで風向きが違うのでしょうか。それがあるとしたら、雲の下層と上層での風向きが違う場合が考えられます。
リング状雲
2022年9月12日18時0分
輪を描いているような雲ができていました。2つ並んでいます。カーブする飛行機雲のようにも見えます。
雲ができるような高さでは、飛行機が旋回するようなことはありません。飛行場を発着する飛行機が旋回していることはありますが、
雲ができる高さにまで上昇する前に浅海は終わっています。リングは水平にできているようにみえます。飛行機雲ではなさそうです。
リングのように見えるのでリング状雲としておきます。
夕焼けピンク
2022年6月19日19時25分
夕焼け空がピンク色をしていました。色を厳密にいうと薄赤紫といったところでしょうか。
薄雲が夕焼けで赤く染まったものの、透けてその向こうにある青空と色があわさってこのような色になったようです。
雲が薄いところは青っぽい色になっています。初夏に時々見かけます。
黄砂
2023年4月13日18時20分
大陸から大量の黄砂が流れ込んできました。景色は少し霞んでいるように見えました。普段の霞よりは少し強いかなという程度でした。
夕方に沈む太陽をみると、黄色い色をしていました。回りの空も、普段より黄色っぽいようです。黄砂の影響なのかははっきりしません。
黄砂がたくさんやってきているという日はこのようになることがあります。
行雲列
2023年2月14日14時50分
雲が細長い帯状になって北側の山から平野の方に流れていくのが見えました。向こう側にも少しぼやけていますが、同じように流れる雲が列を作っています。
この日は強い北風が吹いていました。その流れに乗っているようです。
大阪平野の北側にある山地には、南北に連なる溝状の地形があります。北風に運ばれてきた雪雲はこの溝を駆け抜けてきます。
山を抜けて平野に入ってもそのまま走り続け、次第に拡散し消えていきます。溝のないところは雲が超えてこないので晴れています。
稲妻
2023年04月18日24時00分
夜遅くに、空が時々光って部屋の中が一瞬だけ明るくなります。
だんだん頻度が多くなり、明るくなっているようなので、外を見ていると稲妻が走るのが見えました。
雷鳴は全く聞こえませんでした。雨も降っていないようなので、カメラを固定して連続撮影してみました。
30分ほどの間に10枚ほど写り込んでいました。稲光が近づいてきたところで、雷鳴も聞こえ、前も降りだしてきました。
露出オーバー気味だったのですが、画像処理をしてみると、たくさん枝分かれした稲妻が写り込んでいるのがわかりました。
2秒露出、同じ画像に強めのぼかしをかけたものをマスクにして合成後、コントラスト明るさを調整しています。
降雨(夕立)
2022年09月04日15時20分
暗くなった雲の底から大量の雨が落ちているのが見えました。10km位離れたところを直径3kmほどの範囲でかなり激しく降っているようです。
ネットで雨雲の動き見ると、時間雨量で100mm近い雨が降っているようすが見えました。
その後この雨雲は左から右に移動していきました。大雨の降った場所では30分もしない内に晴れ間が見え始めたようです。
降雨
2022年08月06日18時10分
太陽が傾いてきた頃、急に大粒の雨が降りだしてきました。写真に写らないかと思い試してみました。
あまりたくさんは写りこまないように見えました。いろいろな画像処理方法を試していると、たくさんの雨粒が浮かび上がらせることができることがわかりました。
見た目はこんな感じだったようです。
PentavKx 50mm F19 1/125sec iso800 強めのアンシャープマスクをかけています。
幻日環
2023年05月20日18時25分
太陽の左側に、縦に伸びる虹の様な幻日が見えていました。太陽と同じ高さのところから外側に向かって光の帯が見えます。
この帯は幻日環といいます。太陽光が六角板型の氷粒の側面で反射したり屈折したりすることでできます。
幻日は、側面から入射し一つ離れた側面から出てくる光が22度以上曲げられることでできます。
幻日と上端接弧
2022年8月2日18時15分
日没前の太陽の左右に幻日ができていました。太陽を中心にして幻日を通る円上が明るくなっています。
この円は、内暈にあたります。内暈上では太陽の上側も明るく見えます。ここでは、別の明るく見える弧が重なるので明るくなったように見えます。
この弧は、内暈に接する弧と言うことで接弧、それが上側にできるので上端接弧(Upper tangent arc)と言います。
月環(コロナ)
2023年05月05日19時50分
太陽や月などの明るい光が雲の中を通りぬけるときに光の経路を曲げられる事によって、光源の周囲が明るく見える現象です。
光源が月なので月環といいます。英語では光源に関係なくコロナといいます。
光が通りぬける雲粒子の大きさがそろっていると、きれいな虹色の輪に見えます。
月から離れるに従って急速に暗くなるためなのか、写真だと何重もの輪が写ってくれません。
飛行機雲
2022年09月11日11時45分
青空の中を飛行機雲が線を引くように伸びていくのが見えました。その先端部を双眼鏡で見ると飛行機が見えます。
いつもはだいたい遠ざかる方向に飛んでいくので、飛行機雲の向こう側に遠く離れたものしか見えません。
これは逆向きに飛んでいたので、飛行機が近づくのを待って雲といっしょに写せました。
写真からは、飛行機の主翼両側に2つずつあるエンジンの後方の尾翼付近から4本の筋になって雲ができているようすがわかります。
月柱
2021年10月21日18時55分
月の上下に光の筋が見えます。この時のものはそれほど長くありません。
このような光の筋や帯のようなものは光柱といい、月の上下にできるのものは光源の名前をとって特に月柱といいます。
月の出後しばらくして少し高くなったときのものです。
光柱は光源の高度が低いときによく見られます。もう少し高ければ見えなかったでしょう。
雪
2022年01月14日10時40分
ふわふわっとした大きなかたまりの雪が降ってきました。草の上に落ちたものはちょっとの間溶けないで、結晶の形が見えているようでした。
写してみたのですがピント合わせに手こずり、一部溶け始めています。それでも一部の樹型状の模様が見えています。
尾流雲
2022年11月11日08時15分
薄くなった層積雲からもやもやとした筋が降りてきているように見えます。雲からの降水があるとその流れが筋のように見えます。
尾を引いたように見えるので、尾流雲といいます。
真上近くで見えました。尾流雲はかなり長く伸びています。層積雲が先端になければ巻雲と間違えそうな形と色をしていました。
尾流雲(筋斗雲)
2022年10月14日12時15分
兵庫県加西市豊倉町
水平に筋を引く雲が見えていました。日本古来の大和絵にある雲や西遊記の孫悟空が乗る筋斗雲に似ています。
右下の筋状の雲は、灰色の雲の向こうに重なってみえる雲からでているようです。灰色の層積雲は白い層積雲より低い所にあるように見えます。
※筋斗雲の「きん」は、角へんに力と書くのが正式なようです。
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